十五夜の月をゆっくり見上げる。さういふ時間を得られたのだから、いまの生き方は間違ってはいないのだらう。時間のない生き方はしないと決めた、その生き方を。 . . . 本文を読む
衣更へに併せて、マスクも"夏用"からそれまでの不織布に切り替へる。さうさう、初夏のうちに晒で手縫ひしたものも出しておかう。不織布マスクが本當に再び出回るのか不安だったあの時、萬が一にとせっかく手作りしたのだから。……衣類に併せてマスクも云々してゐる、これぞ"新しい生活様式"。まったく、ただ忌々しいだけではないか。そしてひとつ重大な問題が。腹回りにいくらか"貫禄"のつひてしまったことが、冬の衣裳によ . . . 本文を読む