偲姿―おもかげ―14 2012-06-18 23:55:50 | 戯作 「この仕事、私はとても好きなんですけど、たぶん素質がないんでしょうかね…。教わった技術がなかなかその通りに出来なくて…。先輩は焦らなくていいよ、って言ってくれるんですけど、まるで応えられない自分が悔しくて…」 福間美鈴さんはコーヒーカップを見つめたまま、下唇を噛みました。 「それで、いつもお店が終わった後に、外でカットモデルになってくれそうな人を探しているんですけど、私見るからに下手くそに見え . . . 本文を読む