土曜日に月3回通っている版画教室「リン版画工房」では例年四月になると有志の会員による詩画集を発刊します。今回も30名弱の会員が自分の好きな詩に思い思いの版画(銅版画や小口木版画、紙版画など)を挿入した作品になりそうです。詩画集発刊と言うと大袈裟ですが、会員が内輪で交換し合う非売品のもので、10代の学生から70代(80代?)のお年寄りまで幅広い年齢層の方々が作ったオリジナルの版画を手に入れることのできる貴重な機会なんです。一会員として参加されるプロの版画家やイラストレーターの方の作品にも触発されて、詩画集のレベルと完成度は年々高まっているように思います。
さて、私も色々と思いをめぐらせて今回は「子供が生まれた感動」「子供が私たちを選んでくれた喜び」「子供を育てる親の責任」を一生忘れないような作品にすることにしました。選んだ詩は12月2日の当ブログでもご紹介した鮫島浩二さん(中山産婦人科クリニック)の『私があなたを選びました』(まだご覧になっていない方はこちら⇒http://blog.goo.ne.jp/arang/d/20041202をどうぞ)、そして、版画は生後3日目に病院で取ってもらった子供の足型をモチーフにして活版印刷機で摺ることにしました。
写真の版画制作風景をご説明すると、①まずUちゃんの足型を専門業者に頼んで版(樹脂凸版)にしてもらう ②活版印刷機上部の円盤にインク(私は朱色を選択)をのせる ③印刷機中段に版をセットする(版の配置を決めるのが結構大変) ④詩画集用の紙を所定の位置にセットする ⑤手動レバーを押し下げることでローラーが円盤からインクを補充しながら版にインクをつめる ⑥手動レバーに力をこめて版をプレスして、元の位置に戻せば出来上がり!(写真は摺りあがったところ)
実はこの活版印刷機は今や日本でも現存台数が少なくとても貴重なものとなっています(この印刷機メーカーも今では別の印刷分野に事業の軸を移されたとのこと)。インクの量やプレス(圧)のかけ方、紙の質などによって一枚一枚微妙に風合いが異なるのが活版印刷機の特徴でもあります。足型をスキャナーで読み込んでカラープリンターに出力すれば一度に大量の印刷が可能ですが、一枚づつ微妙な調整を繰り返しながら思いを込めて摺りあげた作品とは圧倒的にその存在感が違います。
今年も辻堂にある「アートスペース キテーネ」にて詩画集展(4/24~4/29)が開催される予定です(日曜か祝日には私も会場にいるかもしれませ~ん^^)。開催日が間近になりましたら当ブログにてまたご案内させていただきますね。春ののどかな昼下がり、湘南ドライブのついでにでもご観覧いただければ幸いです。
さて、私も色々と思いをめぐらせて今回は「子供が生まれた感動」「子供が私たちを選んでくれた喜び」「子供を育てる親の責任」を一生忘れないような作品にすることにしました。選んだ詩は12月2日の当ブログでもご紹介した鮫島浩二さん(中山産婦人科クリニック)の『私があなたを選びました』(まだご覧になっていない方はこちら⇒http://blog.goo.ne.jp/arang/d/20041202をどうぞ)、そして、版画は生後3日目に病院で取ってもらった子供の足型をモチーフにして活版印刷機で摺ることにしました。
写真の版画制作風景をご説明すると、①まずUちゃんの足型を専門業者に頼んで版(樹脂凸版)にしてもらう ②活版印刷機上部の円盤にインク(私は朱色を選択)をのせる ③印刷機中段に版をセットする(版の配置を決めるのが結構大変) ④詩画集用の紙を所定の位置にセットする ⑤手動レバーを押し下げることでローラーが円盤からインクを補充しながら版にインクをつめる ⑥手動レバーに力をこめて版をプレスして、元の位置に戻せば出来上がり!(写真は摺りあがったところ)
実はこの活版印刷機は今や日本でも現存台数が少なくとても貴重なものとなっています(この印刷機メーカーも今では別の印刷分野に事業の軸を移されたとのこと)。インクの量やプレス(圧)のかけ方、紙の質などによって一枚一枚微妙に風合いが異なるのが活版印刷機の特徴でもあります。足型をスキャナーで読み込んでカラープリンターに出力すれば一度に大量の印刷が可能ですが、一枚づつ微妙な調整を繰り返しながら思いを込めて摺りあげた作品とは圧倒的にその存在感が違います。
今年も辻堂にある「アートスペース キテーネ」にて詩画集展(4/24~4/29)が開催される予定です(日曜か祝日には私も会場にいるかもしれませ~ん^^)。開催日が間近になりましたら当ブログにてまたご案内させていただきますね。春ののどかな昼下がり、湘南ドライブのついでにでもご観覧いただければ幸いです。