コロコロコロール通信

南洋の小さな島に暮らす家族の日記

開票状況

2017-11-15 22:28:19 | 政治

コロール州知事及び州議会議員の選挙。非公式の開票速報が入った。在外票がまだだから最終結果ではなくあくまでも中間報告となるが、コロールのすべてのハムレット(村)の票が開いた時点で、トップは現州議会議長のエオス・ルディム:1175票、次点は副議長のフランコ・ギボンズ:1094票。3位以下はマサン363票、リリー228票、ディアス138票と続き、上位2名とは大きな差があり在外票を含めたとしても決戦投票にからむ余地はない。やはり大方の予想通りと言っていい。今回のトータルの有権者数は6055人。在外票を除いた投票総数は3154票。この時点での結果が上に書いた通りとなる。これに在外票が約600票ほどプラスにされるが、いつもの通り最終的な結果が出るまでには1週間ほどかかると思われる。仮に600票のすべてがトップのエオスに入ったとしても、一次投票で当選の条件である投票総数の50%を獲得するには満たないので、もうこの時点で上位2名の決選投票になることは決定したことになる。まだ発表にはなってないけれど。
さあ、決戦投票となると3位以下の候補者が誰をサポートするかが重要になってくる。どうなのかな~。その辺のところはまだわからない。上位の2名は両名とも40歳ぐらいで若いけれど、議会の議長と副議長で、経験はあるし、若者の教育やスポーツ、環境保護等にも力を入れていて感じもいい。ダーティな政治家のイメージからもほど遠く、どちらがなっても良さそう。ひとつだけ気になることはフランコがギボンズだということだ。ギボンズファミリーはコロールの大酋長、チーフアイブドゥールを輩出する一族。パラオの政治は議会政治と伝統の酋長制の両輪で回っており、その片方のトップがチーフアイブドゥールのユタカ・ギボンズだ。そしてもしフランコが知事になるとしたら、もう片方の議会のトップもギボンズになるということだ。実は現コロール州知事のアダチ氏が知事になる前はコロール州知事はチーフアイブドゥールの弟ジョニー・ギボンズが務めていた。両輪ともがギボンズの時代。12年前にアダチ氏が当選した時は新しい時代が始まるとコロールが沸いた。アダチ知事の12年は評価されていると思う。だからこそ3期も続いた。その流れがまた元に戻ってしまうのかな、という心配はある。彼がいい人であったとしても権力の集中ということについてはどうだろう。コロールの人々はどういうを選択していくのか。まあ、そういうことも含めてまた今後誰が誰をサポートしていくのかも注目していきたい。
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