コロコロコロール通信

南洋の小さな島に暮らす家族の日記

コロール州知事選 2021

2021-09-21 22:26:38 | 政治

9/28(火)に行われるコロール州知事の予備選までちょうど1週間となった。メイン道路脇にはそれぞれのサポーターが看板を持って立ち、道行く車に手を振るという選挙時にはおなじみの光景のスタートだ。今回の州知事選の候補者は5名。いずれも州政に関わって来た人々だが、さて今回は誰が有力なのか。まず一人目は現職のフランコ・ギボンズ氏。1期目4年間を務め、今回は2期目再選を狙う。二人目のヨシタカ・アダチ氏は元州知事。ギボンズ氏の前に3期12年を務めたベテランだ。1期休んで、その間国政の副大統領選にも挑戦したが当選ならず、今回再び州政に立候補。三人目はエオス・ルディム氏。前回の知事選で最有力候補と言われギボンズ氏と決選投票を戦ったが僅差で敗れた。前政権時のコロール州議会の議長でもある。四人目のアラン・マーボー氏は現議長。五人目のジェニファー・スギヤマ氏は今回ただ一人の女性候補者で現州議会の議員。この5名での戦いとなる。前回の選挙で、決選投票があるのかないのか、決選投票が有効か無効かで大モメにモメて、なんだかスッキリしない選挙になってしまった。今回は事前に整理をして、予備選での上位2名が決選投票を行うことになった。さて誰が有力なのか。パラオ人に聞くと自分が応援している人を強い、って言っちゃうから客観的状況を知るのが難しい。聞く人によって有力候補が違ってくる。また大きなファミリーであればすなわちサポーターも多いということになるので、本人の能力どうこうより、どのファミリーから出ててどのファミリーが親戚に当たるか、とかそういう事がとても重要になってくる。現在コロナ禍で、経済は大打撃、ずっと感染者ゼロをキープして来たパラオもここに来て陽性者も出ている。幸いなことに感染が広がる様子はないが、間違っても平常時ではない。親戚が大きい人が知事になる、と言っていられないだろう。開けてみないとわからないパラオの選挙ではあるが、在任中良い政治をした経験者のアダチ氏、次いで前回次席だったルディム氏、現職のギボンズ氏が有力かな、というのは私の個人的聞き込みの上での予想です。さあ、どうなりますやら。