コロコロコロール通信

南洋の小さな島に暮らす家族の日記

MCES

2016-02-25 22:16:51 | 政治

The 21st Micronesian Chief Executives Summit、第21回ミクロネシア首脳サミットがパラオで開催された。パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャルの大統領、グアムとサイパンからは知事、その他ミクロネシア連邦の4州(ヤップ、チューク、ポナペ、コスラエ)それぞれの知事が一堂に会し、3日間に渡りこの地域の諸問題について話し合い親交を深めた。その期間中、メイン会場のガラマヨン文化センターには参加各国各州の旗がたなびき、会議や食事会が催され、時折パトカーに先導されたVIPの車がコロールのメインロードを賑やかに通り過ぎた。この日はそのVIPの方々がコロール州のリサイクルセンターを見学に来る日。各国の旗をなびかせ続々と到着する車を遠くから見守るセンターの職員。コロール州のリサイクルシステムは周辺各島の中でも抜きん出て進んでいる。空き缶と空き瓶の受け入れ、リファンド、有機ゴミのコンポスト化、廃プラスチックの油化、そして廃ガラスを利用した吹きガラスの工房。どこの箇所でも皆さん興味津々。ゴミの問題は各島共通だからだ。いいものを自分の国でも!と考えているのが良くわかる。VIPの前でガラスのパフォーマンスを披露するウエイロン。いつもの短パンではなく特別に今日は長ズボンでおしゃれに決めている。たくさんのカメラに囲まれながら、緊張することもなくいつもの調子でキレイなガラスのコップを吹いて見せた。「ワーオ!」という感嘆の声と拍手。今回、パラオの大統領から各島首脳へのプレゼントの一つにここで製作されたガラス製品が渡されている。
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いつもの道

2016-02-24 22:51:25 | 今日の出来事

車で通る時も、ついついあっち見たりこっち見たりして路肩の鋲を踏んでゴトゴトさせてしまうが、まあ運転はゆっくりなので大丈夫。いつもの道を歩いてみるとけっこう距離があることに驚く。連絡道路から足元の海を覗くと小さなサンゴがいっぱい。赤いソフトコーラルの赤ちゃんもひらひらしている。最近ホテルも急激に多くなり、観光客の数もどんどん増えている。家族の憩いの場、ロングアイランド公園で団体でシュノーケルする観光客もいる。いったい海の中の環境はどう変わっているのか。影響は避けられないと思う。でもこんな道路の間際にサンゴの元気な姿を見るとちょっとホッとする。
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さんぽ

2016-02-24 22:04:52 | 今日の出来事

コロールからマラカル島への一本道。ミナト橋を渡って左手、ロングアイランド公園ではいつも誰かが水遊びをしている。バーベキューを楽しむ人々やビーチバレーで遊ぶ人、ウエディングドレスとタキシードでポーズきめきめの中国人カップルの姿も時々。両側にサンゴの海を見ながら先に行くと、道のすぐそばに小さなロックアイランドが見えてくる。確かになあ。隆起サンゴの島に生えている木々の葉は部分的に枯れて赤茶色になっている。。 しかし、こうやってたまに歩いて写真を撮っているだけで、何台もの車が「ピッ!」ってクラクションを鳴らして通り過ぎる。誰かはわかんないけどとりあえず手を上げる。朝夕ならまだしも、昼日中クソ暑い中歩いている地元民は少ない。車で通っている人からは誰がどこを歩いているかよーく見えるのだ。「あそこで写真撮ってたね。」って言われそう。とにかく暑い。そろそろ戻りましょうか。
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日照り

2016-02-21 22:09:25 | 今日の出来事

コロールでは最近ちょこちょこ雨が降るし、計画断水も解除になった。たいして心配はないかなと思っているが、なんかがおかしい。風が吹く。そして涼しい。乾季ではあるが、こんな風が吹くのは珍しい。水分不足でタロイモが大きくならない。コロールでは雨が降り始めたので安心していたら、アンガウルから来た男が、アンガウルやペリリューでは全然雨がなく、畑の作物が枯れているという。そしてロックアイランドの木々が枯れて赤くなりまるで紅葉しているようだと言うのだ。それなのにダイバーは海水温が低くて寒い、と言う。なんかおかしい。。
写真:紅葉する前のロックアイランド
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Yosi

2016-02-19 22:47:12 | 政治

アメリカも予備選真っただ中だが、今年はパラオも4年に1度の選挙の年だ。11月の選挙に向けて、誰が大統領選に出るのか、副大統領には? 誰が立候補を表明したとかしないとか、週一発行のローカル新聞を毎回賑わしている。この車の彼はYosi推しらしい。Yosiとは現コロール州知事のヨシタカ・アダチ氏のことだ。11月の選挙では副大統領に立候補することを表明している。こうやって自分が応援する人のステッカーを貼ったり、Tシャツを着たりして支持を表す人は多い。けっこうカッコイイデザインで、欲しいな~と思うこともあるけど、外国人にはもちろん投票権はないし、対抗する立候補者が知り合いだったりするから親戚でもないのに特定の人のシャツを着るのも難しい。心の中で「この人が当選するといいな。」と願いながら、ちょこちょこパラオ人に「誰が強いかな~?」などと情報収集をしつつ静かに動静を見守る。
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缶の日

2016-02-11 22:11:48 | 今日の出来事

空き缶受け入れの日はコロール州のリサイクルセンターは朝からこんな感じ。カウンティングマシーンで持って来た空き缶を数えてもらう人が列をなし、ガラガラとマシーンの中に缶が落ちる音で賑やかだ。一缶につき5セントを返してもらえる。数えてもらった数量×5セント。この証明書をここで発行してもらって、州政府のファイナンス(財務課)で現金と引き換え。何千個、何万個も集めてくる人もいるが、少量でも持って来てくれる人のためにエクスプレスレーンもある。何万個のつわ者の中には各家々から3セントで空き缶を引き取り、それを集めてここで5セント。差額の2セントを商売にしているような人もいる。まあ、一軒一軒回って集めてここまで持って来て長い列を待って、証明書をもらい、ファイナンスに行って現金化してもらう手間を考えたら十分納得できる商売だ。この返金システムのおかげで空き缶の回収率は90%以上という。集まった空き缶やペットボトルはプレスされ梱包され資源として輸出されている。
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もちケーキ

2016-02-07 22:05:24 | 食べ物

パラオ人の友達が作ってくれたストロベリーもちケーキがあまりに美味しかったのでレシピをもらった。もち粉を使って作ったもので、ほんとにもちもちしておーいしいのだ。ストロベリーをブルーベリーに代えても、あずきに代えても、チョコレートに代えてもなんでもいけるそう。「Be creative!」って言われてもらったレシピ。どれどれ。私にも作れるかな~。と。。 ひと目見て愕然としてしまった。。 家庭で作るお菓子では見たことがない分量だ。。 まあ、半分として考えれば良いのだけれど。。 それにしてもバター、砂糖、ストロベリー缶。。 こんなに。。
<材料>
もち粉:1箱(16oz = 454g)
バター:1カップ(227g)
砂糖:2カップ(454g)
エバポレイテドミルク:1缶(12oz = 340g)
卵:4個
ベーキングパウダー:小さじ2
バニラエッセンス:小さじ2
ストロベリーパイフィリング:1缶(21oz = 595g)
<作り方>
バターを溶かし、砂糖と混ぜ、ミルクを加え良く混ぜる。卵を入れて混ぜる。ベーキングパウダーともち粉とバニラエッセンスを加えて混ぜる。それを9×13インチの型に流し入れる。ストロベリーパイフィリングを落とし入れて、マーブルの模様を作るように混ぜる。180℃のオーブンで1時間焼く。竹串でチェックして中身が付いてこなかったら出来上がり。

ついついビビッて砂糖の量を半分にしてしまった。だって、ストロベリーパイフィリングだって十分甘いのだ。その上バターも半量にして半分は代わりにオリーブオイルにしてみた。これで少しは罪悪感?も薄れる。ちょっとだけヘルシーな感じじゃない? さて、出来は、と言うと。。。 う~ん。悪くはないけれど。。やっぱり彼女が作ってくれたものの方が数倍うまかった。美味しい秘密はバターと砂糖だったか~!
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とらわれ

2016-02-04 22:42:52 | 今日の出来事

とびきり美しい夕焼けだった。オレンジ色の雲と水色の空が何層にも重なって、最後の水色の後は淡い黄色の雲の層が水平線間際で光を放っている。今にもエンジェルが出てきそう。まるで中世の宗教画の世界だ。うわぁ~、こんな色ってあるんだなあ、と見とれる。ヨガのセッション中だ。マットに寝転べば真上にヤシのシルエット。あ~、ここからこのアングルで縦の写真を撮ったら最高だ。と考えてしまったらもうそのことが気になってヨガどころではない。あ、確かバッグの底にコンデジがあったはず。あれで撮りたい、この景色を。夕焼けの美しさは時間の勝負だ。刻一刻と色を変えて、あれよあれよと言う間に彩りは消えて夜の闇に包まれる。ああ、どうしよう。でもここでカメラを出して写真を撮ったりしたらヨガの先生や他の生徒の邪魔になるよなあ、などと考えてなかなか踏ん切りがつかない。それにしてもなんて素晴らしい夕焼け。あ~、あと何分、この美しさを見せてくれるんだろう。ああ、どうしよう、カメラ。撮るべきか、撮らざるべきか。気持ちが焦ってくる。その時ふと気づいた。「あ、そうだ! 今日はバッグを車の中に置いてきたのだった!」 すぐそばに置いたと思ったバッグは車の中だったのだ。そう思ったとたんに、気持ちがスーッとした。写すカメラがないのだから焦る必要はない。この目でじっくり見て楽しむだけだ。寝転んで足を上げたり下げたりしながら、刻々と移り行く自然の色をただ称賛する。大好きなカメラだけど、カメラがないと気持ちがこんなに自由になることに気づいてしまった。
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PNCC

2016-02-02 22:20:36 | 通信環境

PNCCだとか、PPUCだとか、PNOCだとか。PCCにPHS。PPRにPRR。とにかく至るところ略語だらけでパラオに来たばかりの頃は戸惑ったが、確かになあ、いちいち「パラオナショナルコミュニケーションズコープで電話代を払ってくる。」なんて言ってられない。電話代を払うところはPNCC(電話局)だ。PPUCは電力会社で、PNOCはオリンピック委員会。PCCはパラオコミュニティカレッジでPHSはパラオハイスクール。日本だったらお年寄りから文句が出そうだが、ここのお年寄りは全部わかって混乱なく使いこなしているからエライなあと思う。
さて、今回はそのPNCCが出しているDEBUSCHカードの話。発音は「デブース」って感じかな。(笑) 最後にCHがつくので、小さく破裂するようなアを発音しなくてはいけないが、これが難しい。「デブースア」と言うと、「やりすぎ」と言われて笑われてしまう。日本人が発音する場合は「デブース」というのが無難だろう。パラオ語で「ほら貝」という意味で、それはパラオにおけるコミュニケーションツールのひとつだったものである。なかなかシャレた命名だ。
デブースカードはプリペイドの電話カードで、これを使って国際電話もかけられるし、ホームネットというDSL接続もできる。10ドルのカードで、日本への国際電話だったら28分。1分約35セント。国際電話のレートとしては悪くはない。インターネット接続はウィークデイの日中なら1時間2.5ドル、夜間と週末は1時間1.25ドルだ。10ドルのカードで日中なら4時間、夜間と週末は8時間のネット接続が可能ということになる。もちろんこのネット接続を利用してスカイプもできる。日本で超高速ブロードバンドを時間を気にせず使っていると、この時間を気にして使用することがかなりのストレスに感じられるが、まあ仕方がない。近い将来リーズナブルな定額制度ができることを期待している。
さて、そのプリペイドのデブースカードでインターネット接続する場合のやり方だが、買って来たカードの裏の銀色の部分を爪で削ると番号が出てくる。その番号を自分のコンピューターのログイン画面に入力する。すると、ログインされ、例えば夜間であれば「8時間使用できます。」と表示される。これが時々「8時間」でなく、使ってもいないのになぜかすでに1時間減っていて、「7時間」だったりもする。その辺は不満ながらも「まあ、いいや。」の精神で我慢して使う。しかし、今回の件はいただけない。新しいカードを買ってきて、いつものようにログインした。週末だったので、10ドルで8時間使えるはずだった。2時間ほど使ってログアウトした。表示はあと5時間なにがしかの残量を示していた。その後、もう一度ログインした。その時に「誰かが(同じ番号で)同時にログインしています。」と表示され、ログインができなかった。誰かが同じ番号でログインしているはずはない。カードはずっとここにあるのだから。以前も同じようなことが起きて、何度かログインを試していると入れたという経験があるので、何回も試した。しかし今回に限っては何度やってもログインができない。しょうがない。今日は寝て明日の朝にしよう。翌朝、ログインしようと番号を入れると、今度は「このカードの残高はゼロです!」というメッセージが。え~っ。昨日買ってきたばかりで2時間しか使っていないのに。。 おかしい。もう一枚の新しいカードでログインを試みた。ログインできた。なんだ、たまたまさっきのカードがおかしかったのか。少し使ってログアウトした。もしや、と思ってまたログインしてみた。できない。。 「誰かが(同じ番号で)同時にログインしています。」という表示。あ~、前のカードと同じ症状。これは絶対にPNCCの方がおかしい。絶対クレームを言わなくちゃいけない、と思って、症状を詳細にメモした。案の定、2枚目のカードもログアウトしたにもかかわらず、数時間後には「残高はゼロ」になっていた。週末だったので「月曜日にはPNCCで文句を言おう!!20ドルを返してもらおう!」と思っていた。それが、月曜日になって、もう一回別のカードで試してみた。ログインとログアウト。再使用。ログイン、ログアウト、再使用。う~ん、ぜんぜん問題ない。。 例のおかしな症状が消えていた。どうしよう。。 行くか、行かないか。う~ん、「ま、いっか~。今使えるなら。」(笑)
こういうずぼらな態度がサービスを向上させない原因かもしれない。聞いたら同じ時期にまるっきり同じような症状に困ってたパラオ人もいた。彼らもクレーム言ってないだろうなあ。「ま、いっか~」って。何週間も銀行のATMが使えなくても、停電になっても断水になっても誰も文句言わないからなあ。これが悪いところでもありいいところでもあるんだよね。(笑)
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