コロコロコロール通信

南洋の小さな島に暮らす家族の日記

真夜中の熱唱

2020-05-25 22:58:02 | 今日の出来事

毎晩、ベッドに入る時間、12時頃になると聞こえてくる。お向かいさんの歌声。ちょっと声が大きいな、とか言うレベルではない。思い切りあらん限りの声を出している。熱唱だ。よくこんな夜中に、集合住宅の一室であるというのにこんな声を出せるものだと逆に感心する。「他人の迷惑」などと言う言葉は彼の辞書にはないんだろうなあ。シンガポールの人らしい。今、世界中コロナコロナのステイホームで、みんないら立っていますからねえ、よその国ではちょっとした騒音が問題になって、殺人事件が起きたなんてニュースもあるぐらい。この声量と時間帯を考えたらいつ殺されてもしょうがないレベル。インタビューされたら「いつかそうなるんじゃないかと思ってました。」って答えると思う。そのうち誰か「シャラーップ!」って怒鳴るんじゃないかな、と思いながら寝ているけれど、誰も何も言わないんだなあ。まあ、パラオではバンド付きのパーティーが夜通し続くこともよくあるしね。熱唱はその後も続き、夫と「また歌ってるね~。」「よくこんな大声で歌えるな。」などと話しているとおかしくなってきて、最後には笑ってしまう。犬や鶏の鳴き声はもう騒音と認識しなくなっている私達。いつか彼の熱唱もその域に達するかもしれない。