最初におことわりしておくが写真は記事とは関係ない。ヤクザではない立派なパラオの海の男だ。
「ヤクザゼロ」とはテレビゲームのことらしい。日本題は「龍が如く」という。その名前はなんか聞いたことはある気がするけれど、見たこともやったこともない。今朝、パラオ人で今アメリカの大学に通っている女の子から動画が届いた。彼女自身がギターを弾きながら歌を歌っている動画だった。へえ、ギター弾けるんだ~、と思いながらプレイボタンを押す。「ウケルでしょ?」というコメントだから面白い歌なのかな。ゆっくりした悲しげなメロディ。真剣な顔で歌っている歌は、、、ん? 日本語じゃない?「ばかみたい~♪、こどもなのね~♪、ゆめをおってきずついて~♪」はあ?なに、これ? ひと昔前のムード歌謡のようなメロディ。陳腐すぎて吹き出す。かまわず彼女はノリノリで歌いあげる。「だめだね~、だめよ~、だ~め~なのよ~♪ あんたがすきで~、す~きすぎて~♪」もう大爆笑! メロディと歌詞、彼女の一切笑わないマジメな表情がツボってしまって涙が出てくる。あ~。(笑)
この歌がゲーム「龍が如く」、英題「ヤクザゼロ」の主題歌で、今海外で大流行りらしいのだ。Youtubeで検索すると、ほんとたくさんの外国人が歌っている。へえ~、こんな歌が流行るとはねえ。ゲームの力はすごい。確かにこのゲームの映像を見たら、ほんとに歌舞伎町の歓楽街にいるような描画の詳細さに驚かされるが、こんなヤクザのゲームが海外でウケるとは。このゲームをしながら外国人が日本の任侠文化に詳しくなっていくのかな。これも一つの日本文化の発信なんでしょうね。主人公のヤクザも超かっこよく、先の女の子も「キリュウ、めちゃカッコイイ!」とか言ってるし。「パラオハイスクールの同級生も日本語で超完璧に歌えるんだよ!」って自慢気に教えてくれた。そうか。若者の間ではそんなことになっているのか。パラオで毎年一度行われる大使館主催のジャパンフェア、この「ばかみたい」ののど自慢大会やってみたらどうだろう?(笑)