コロコロコロール通信

南洋の小さな島に暮らす家族の日記

小さなストレス

2018-12-28 22:00:09 | 今日の出来事

日本から買ってきたクレラップを使い切ってしまった。幅の狭い使い勝手のいいもの、50mを3本。これで約一年もつ。毎年一時帰国の際は必ず買っていたのに、なぜか今年は忘れてしまった。痛恨のミス。暗い気持ちになる。というのもパラオで買えるアメリカ製のラップがとにかくひどいから。まともにスッキリ切れたためしがない。なんか筒にぴったりくっついてるから引っ張るでしょ。引っ張った拍子に箱から飛び出してきて、それを入れ直してから歯のところで切ろうとするけど、箱もしっかりしてないから途中でラップが歯から外れて、それを無理やり切ろうとするともう引きちぎるような状態になって、、そして今度は切ったラップ同士がひっついて。。やっと開いて皿の上に乗せたかと思うとなんかうまくピタッと皿につかない。ふわふわ状態。もういいや、ってふわふわのスカスカで冷蔵庫に入れる。ラップしてる意味がないじゃないか! そんな感じ。
でもまあ、クレラップがなくなってしまったからにはそれを使う他ない。WCTCのラップコーナーに立つ。たくさんの種類のラップやアルミホイルが並んでいる。全部アメリカ製だ。日本のものはない。うーん、どれにしよう。今まで使ったことがあるやつは全滅だ。使ったことのないものにもしかしたら希望があるかもしれない。あれ?SARANって?日本のサランラップの親会社かな?もしかしたらこれはいいのでは?日本の会社は独立採算だとしても技術は共有しているかもしれない。値段は他のメーカーとほぼ同じだけれど。一縷の望みを持ってこれを購入した。開けてみた。どうかな~。これが良ければもう日本から買ってくる必要はなくなる。期待しながら中を見た。日本のものだと最初の切り口がわかりやすく取り出しやすいように白いテープがつけてあるが、それがなかった。。何回ぐるぐる回しても筒とラップが一体になってて、切り口がどこかわからなかった。期待が一気にしぼんだ。やっぱりね。ようやく切り口を探してちょっと引っ張り出してみた。とたんに筒が外に飛び出してきた。ああ。もとに戻して歯にあてて切ってみる。中央にくっつくような両面テープ的なものがあるアイディアは日本と一緒だ。けれど、今度はそのテープが強すぎてラップがはがれない。もう~!テープからはずして注意深く切ったラップを皿にのせてみた。ふわふわだった。。ああ。。

クリスマスの奇跡!

2018-12-28 10:22:53 | 今日の出来事

テニスコートにサンダルを忘れてきた、と思った。サンダルを履いてテニスコートに行って、テニスシューズに履き替える。そして脱いだサンダルを忘れてきてしまう。またやってしまったことに家に帰ってから気づいた。あ~あ、このパターン。何回同じことやったかなー。もしかしたらまだ友達がコートにいるかもしれない。連絡してみる。いた。良かった。「サンダル忘れてきちゃった。明日まで預かっておいてもらえるかな。ごめんね!」快く了解してもらって数分後、「サンダルが見当たらないよ。」との連絡。えーっ?あんな短時間に誰かが持っていくってこともないだろうなあ、と考えていたら、ふと、自分が荷物を車に乗せる時に何かを屋根の上に乗せたという、かすかな記憶が頭をよぎった。あれはサンダルだったかも。あーっ、きっとそうだ!「ごめん、ごめん、たぶん自分で車の屋根に乗せてそのまま走ってきちゃったんだと思う。気にしないで。きっとどっかに落としてきたから明日明るくなったら探してみるから。」友人は駐車場をチェックしてくれて、「駐車場には見当たらないよ。帰り道落ちてないか探しながら行ってみるね。」と連絡くれた。自分のバカさ加減がすごい恥ずかしくなってきた。夫がもしかしたらまだ屋根に乗っかってるかも知れないから、と言って下の駐車場まで見に行ってくれたが、「やっぱりないね。」って戻ってきた。そりゃあそうだよね。アラカベサンの曲がりくねった坂道をグングン降りてきたんだからどっかで吹っ飛んじゃうよね。はぁ~、もう、私ったら。前に一度、買ったばかりのカフェラテを屋根においてそのまま走ったこともある。止まった拍子にボコッという音とともに紙コップが倒れ、フロントガラスにツーッとカフェラテが流れてきて初めて自分がやったことに気が付いたのだった。あぁ。。情けなや。。夫に慰められながらご飯を食べていると、友人からLineが。「見つけたよ、片方!左足。〇〇さんちの前あたりに落ちてた。」えーっ!なんと!信じられない。ほんとに見つかるとは!(笑) 暗いからあと片方は探せなかったけど、明るくなれば見つけられるんじゃない?とのことで、朝一番でその辺りを重点的に探すことにした。別に高価な靴でもないんだけど気に入っていて、毎年日本に一時帰国する際に同じブランドのものを買い替えている。もしかしたらあと片方も見つかるかも、という希望と、見つかったとしてもあの辺りは野良犬が多いから齧られてボロボロになってるかも、もしくは片方だけ見つけた誰かが片っ方じゃ役に立たないからとどこかに放り投げてしまっているかも、、等といろいろ考えながら、まあとりあえず朝一で行ってみることにしてベッドに入った。
夫を送り出してから、すぐに私も出る。昨日はどうやって荷物を車に乗せたかな。サンダルはどっちに置いたっけな、とシュミレーションするつもりで助手席側に周ったその時だった。きゃーっ!あったーっ!!サンダル片方!車のボンネットに!あははははははは!笑いが止まらなかった。テニスコートからここまでずっとしがみついていたのだ。よくがんばったねえ。。昨日夫は屋根の上だけ見てくれたんだね。私の記憶も屋根の上に置いたのか、ボンネットの上に置いたのか定かではない。屋根だったら途中で滑り落ちてきたのか。まあ、さすがにそれには私でも気づくだろうなあ。じゃあ最初からボンネットに置いたんだ、きっと。あーあ、自分の記憶能力の劣化のせいでお騒がせしました。友人と夫に謝らなければ。

今になって思うこと

2018-12-12 22:32:13 | 生き物

ひよこを飼っていったことがある。子供が小学生の頃だ。側溝に落ちていた2匹のひよこを助けて、それをうちで飼うことになって。親を失ったひよこは私たちによくなついた。良く言う、初めて見たものを親と思う、という現象に近いと思う。部屋の中でほぼ放し飼い状態にしていると、人肌を恋しがって膝に上がってくるし、どういうわけかシャツの中に入りたがってちょっとの隙間を見つけては潜り込んできた。だから椅子に座ってパソコンに向かっている私のTシャツはいつもおなかのあたりが膨らんで、中には2匹のひよこが入っていた。子供が学校から帰ってきて、ソファーに座ってコロコロコミックを読み始めると、子供のシャツの中に入りたい2匹が両方の肩に乗って首の隙間から中に入ろうとした。だからマンガを読む息子の両肩にひよこっていう絵は見慣れた風景だった。もしくは仕事から帰って来てパンイチでテレビの前に大の字に寝ている夫。潜り込むシャツを着ていない場合は自然に丸まった手の中に入りたがった。片手の中に二匹が押し合いへし合いギューギューに入った。それが日常だった。なついてるから単純にかわいかった。時には仕事の用事で訪ねてきた人と話している時もひよこは私の膝の上にいた。今考えてみると異常な光景だったと思う。きっとお客さんもギョッとしたと思う。「何の鳥ですか?」って聞いた人もいた。今でもパラオではあちこちで鶏がひよこを引き連れて歩いているのをよく見かける。ひよこの大きさを見て、生まれたてだな、とか、だいぶ大きくなってるな、とか、かわいいなーと思いながら見るけれど、大きくても小さくてもエサをあげて近づいてきたとしても、それでも必要以上に人間に近づくことはない。ましてや膝や肩に乗るなんて考えられない。今となってはそんなことされたら私も怖い。「ギャーッ!」って言うかもしれない。あの頃、よくあんなことが出来てたなあと思う。その2匹はだいぶ大きくなってから野生に返したが、家族同然のものを手放すのは簡単ではなかったし、特に息子にとっては涙の辛い別れだったことを思い出す。

ルームメイト

2018-12-09 22:45:54 | 生き物

夫が日本に出張中だ。この時期、日本は寒くて大変そう。冬季の日本出張用に用意してあるヒートテックとセーターとダウン一式、スーツケースに詰めて、これさえあれば大丈夫!と豪語したものの、かなり及び腰で出掛けた。まあ、しょうがない。めいっぱい着込んだらあとはカイロぐらいしか手がないね。健闘を祈る!
一人暮らし満喫中の我が家にかわいいルームメイトがやってきた。生まれたてみたいに小さいゲコだ。いらっしゃ~い。ゲコにも性格ってあるのかな。警戒感なくチョロチョロでてくるゲコもいれば、絶対姿を見せないで鳴き声だけさせる恥ずかしがり屋もいる。でもどっかの部屋から「ケケケケッ」って聞こえてくるたびに「はいよ〜!」って応えたくなるような嬉しい気持ちになる。かわいい同居人。南洋の音。ああ、パラオにいるんだな~って実感する。

招待状

2018-12-08 22:32:27 | 行事

開催日が今日という結婚式の招待状に気づいたのは今朝、10時頃だった。息子が小学校の時に大変お世話になった先生からだった。まったく英語がわからなかった息子に根気よく教えてくれた。子供と言えども言葉がわからない数か月というのはもどかしい我慢の時間だった。彼女のおかげで息子のパラオ生活がなんとなかなったと言っていい恩のある先生だ。その先生が数年前に同じ学校の男性教師と結婚して、男の子と女の子、二人の子供がいることは知っていた。でも結婚式をしていなかったことは知らなかった。メッセンジャーで送られて来た招待状は早朝4時ぐらいの発信になっていたが、私が気づいたのは10時、そしてカトリック教会での挙式開催時刻が10:30だった。教会での式に参加してその後はレッドルースター(レストラン)での披露宴に来て欲しい、ということだった。いや~、どうしよう。あと30分。。いくらなんでも間に合わない。ボサボサの頭でパジャマのままで行くわけにもいかないし。。ただのお茶のお誘いでも30分の猶予ではキビしい。ましてや結婚式! 先生~、1か月前とは言わないけど、せめて昨日知らせてくれてたら。。でもたぶん直前に、あ、あの人も!って気づいてくれて招待してくれたんでしょうね。その気持ちは嬉しい、本当に。忙しいさなかに私たちのことを思い出してくれてありがとう。そして本当におめでとうございます。残念ながら式には出られないけれど、ここで心からお祝いして先生とご家族に神様の祝福があることをお祈りしています。そう返信した。あとからお祝いを持って自宅に訪ねて行ってみよう。

エアタイム

2018-12-04 22:17:36 | 通信環境

パラオでケータイを使うためにエアタイムというプリペイドカードを買っている。通話にも使うし、データプランにも使うことができる。通話がけっこうかかる。昼間だったら1分22セント。夜は15セント。かけるのはもちろん、かかってきた電話を受けただけで同じだけの料金がかかる。高いよね。もちろん国際電話はまた別料金。だいたい私は通話用に月10ドルぐらいを入れて、他に25ドルでデータプラン月8GBを買っている。ほぼそれで間に合う。このプリペイド式のエアタイム、自分のケータイに入れた分を他の誰かにあげることもできる。例えば私が10ドル入れた分の一部を夫のケータイに分けてあげることが可能なのだ。たまたま夫が全部使い切って、プリペイドカードを買いに行くのが面倒な時とか、じゃあとりあえず私の5ドル分をトランスファーしましょう、っていう感じで私のケータイから彼の電話番号を指定して一部移動させることもある。時々、見覚えのない電話番号から50セントとか送られてくることもあるけど、たぶん電話番号を間違っているんだと思う。50セントみたいな小さいお金を何のために移動させているのかは知らないけれど。
今日、見知らぬ電話番号から電話があった。誰だろう?と思いながら取ると、パラオ人のおじさんで、「ごめん、間違った。」と言った。「あ~、いいよ。」と言って切った。その後、私の番号に2ドルの入金があった。どういうことかな?と思いながら放っておいた。するとまたさっきの番号から電話があった。取った。もう電話2回分が私のエアタイムから引かれてることになる。さっきのおじさんだった。「間違ってあんたの番号に2ドル送ってしまったから、送り返して欲しい。」と言った。「わかった。いいよ。」と答えると、「1ドルでいい。」って彼が言った。彼の間違い電話を私が取ったことで、すでに私は44セントを使っているのをわかってのことだ。「オッケ~。」って言ったけど、なんか気の毒な気持ちになった。どういう事情で誰に2ドルを送るつもりだったんだろう。めんどくさい電話をかけてお金を使ってでも1ドルを返してもらいたい理由があるんだろうなあ。子供にでも送ったのかなあ。。受け取る側にも残金がないと電話もできないからね。まあ、いいや。さっきの番号に2ドルを送り返した。ありがとうの電話は来なかったけどいい。それでまたお互い22セント追加になっちゃうもんね。(笑)