日本から買ってきたクレラップを使い切ってしまった。幅の狭い使い勝手のいいもの、50mを3本。これで約一年もつ。毎年一時帰国の際は必ず買っていたのに、なぜか今年は忘れてしまった。痛恨のミス。暗い気持ちになる。というのもパラオで買えるアメリカ製のラップがとにかくひどいから。まともにスッキリ切れたためしがない。なんか筒にぴったりくっついてるから引っ張るでしょ。引っ張った拍子に箱から飛び出してきて、それを入れ直してから歯のところで切ろうとするけど、箱もしっかりしてないから途中でラップが歯から外れて、それを無理やり切ろうとするともう引きちぎるような状態になって、、そして今度は切ったラップ同士がひっついて。。やっと開いて皿の上に乗せたかと思うとなんかうまくピタッと皿につかない。ふわふわ状態。もういいや、ってふわふわのスカスカで冷蔵庫に入れる。ラップしてる意味がないじゃないか! そんな感じ。
でもまあ、クレラップがなくなってしまったからにはそれを使う他ない。WCTCのラップコーナーに立つ。たくさんの種類のラップやアルミホイルが並んでいる。全部アメリカ製だ。日本のものはない。うーん、どれにしよう。今まで使ったことがあるやつは全滅だ。使ったことのないものにもしかしたら希望があるかもしれない。あれ?SARANって?日本のサランラップの親会社かな?もしかしたらこれはいいのでは?日本の会社は独立採算だとしても技術は共有しているかもしれない。値段は他のメーカーとほぼ同じだけれど。一縷の望みを持ってこれを購入した。開けてみた。どうかな~。これが良ければもう日本から買ってくる必要はなくなる。期待しながら中を見た。日本のものだと最初の切り口がわかりやすく取り出しやすいように白いテープがつけてあるが、それがなかった。。何回ぐるぐる回しても筒とラップが一体になってて、切り口がどこかわからなかった。期待が一気にしぼんだ。やっぱりね。ようやく切り口を探してちょっと引っ張り出してみた。とたんに筒が外に飛び出してきた。ああ。もとに戻して歯にあてて切ってみる。中央にくっつくような両面テープ的なものがあるアイディアは日本と一緒だ。けれど、今度はそのテープが強すぎてラップがはがれない。もう~!テープからはずして注意深く切ったラップを皿にのせてみた。ふわふわだった。。ああ。。