コロコロコロール通信

南洋の小さな島に暮らす家族の日記

パシフィックミニゲーム2022

2022-06-18 22:12:36 | スポーツ

太平洋の20の国と地域が参加するこの地域のミニオリンピック的な大会、パシフィックミニゲーム2022がサイパン(北マリアナ連邦)で開催中だ。同じ参加国でパシフィックゲームがもっと大規模に行われるのに対して、パシフィックミニゲームの方は、競技数も規模も小さくして小さな国でもホストできるようにしているようだ。今回競われるのは、陸上、バトミントン、野球、ビーチバレー、ゴルフ、アウトリガーカヌー、テニス、トライアスロン、ウエイトリフティングの9種目。17日の開会に向けてパラオからも早々に11日に70人以上の選手団が出発している。コロナ禍でこういった大会が軒並み中止や延期されて、このミニゲームも本来であれば2021年に開催される予定だったものだ。ここにきてこういう大会が開催できるぐらいに情勢が落ち着いたことは本当に喜ばしい。これから繰り広げられるアスリートたちの戦いに選手でなくてもワクワクする。よーし、やるぞ〜!って気持ちになる。そういう気持ちともう一つ、開催地のサイパンはもちろんのこと、太平洋の島々はみな兄弟みたいなものなのだ。実際どの島にも親戚がいる。しばらく会えなかった親戚に会える、元気だった?と確認し合える嬉しい旅でもある。
早々にニュースが入ってきた。パラオ野球チームは初日のソロモン戦に続いて今日、対サイパン戦も勝利して、2連勝したそう。やった〜!野球はパラオの国技みたいなものだからね。野球にかける情熱はすごい。それとアウトリガーカヌーもだね。カヌーは今どこが強いのかな。パラオも絶対やってくれると思う。大会は25日まで。知ってる子も行ってるからね。応援で毎日の楽しめそうです。やっぱりスポーツはいいな〜!がんばれ〜、チームパラオ!がんばれ〜、太平洋の兄弟たち!

空気の変化

2022-06-13 22:22:54 | 今日の出来事

今年、1月半ばぐらいからオミクロン株が爆発的に広まって、それまで国内ではマスクなしのごく普通の生活ができていたパラオについに大きな生活の変化が訪れた。常夏の島のマスク生活、ハグなし、握手なし、集会自粛、イベントキャンセルなど、毎日の感染者数の増加の様子を見ながら合わせた対応をしていくしかなかった。感染者増加に歯止めがかからなかった2月はハグや握手を避けるどころか他人の家を訪ねるのもはばかられた。3月になってやっと感染者数も落ち着いて来て、ワクチン接種が進んでいるパラオでは感染したとしても症状は重くないことがわかってくると、州政府も躊躇せず様々な制限事項を緩和した。緊張を強いられて来た街の空気もホッと和らいだ。出入国の条件はまだ入国後のPCRテストの実施や結果が出るまでの行動制限やリストバンドの着用などあったが、それでもそれらを受け入れながら徐々にパラオを訪れる観光客の姿も見られるようになってきた。4月、オーシャンコンファレンスの国際会議がパラオで行われた際には世界各国から関係者が入国した。その後、安全保障の関係で、アメリカのミリタリーの部隊が入って来ると久々に街が賑やかになって、忘れかけていたコロナ前のコロールを思い出させた。
6月になって、またもう一段階規制が緩められた。パラオ入国の際にPCRの陰性証明は必要とされるが、パラオ入国後の検査の必要がなくなった。これは大きな変化だ。緑のリストバンドをつけなくても良いし、入国後に国立病院に検査に行くわずらわしさから開放される。6月になって日本から友人がやってきた。ずっと延期になってい日本からの出張者もやって来た。夏休みで子供を連れて2年半ぶりに日本に一時帰国する在留邦人もいる。ああ、なんだかだいぶ普通に近づいて来た気がする。空気が明るく軽くなって来た。