Daily Bubble

映画や歌舞伎、音楽などのアブクを残すアクアの日記。のんびりモードで更新中。

ツバルについて

2007-05-05 00:56:05 | news
ツバルという国をご存知でしょうか?南太平洋に浮かぶ小さな島国で、地球温暖化の影響で50年後には沈んでしまう、と言われている国です。
環境問題に関心のある方だったら既にご承知のことでしょうが、昨日たまたまラジオから聞こえてきた、ツバルという国が無くなってしまうという深刻な問題と、その国の未来に私たちが与えている影響について、もっと真剣に考えなければいけないなぁと思いました。

ラジオのHPはコチラ→J-WAVE Say Hello! SPECIAL BLUE PLANET
ツアーレポートをぜひご覧ください。そこには、青い海に浮かぶ島に暮らす人たちの笑顔と豊かな自然、しかしじわじわと広がる海面上昇の危機や島に溢れるごミという相対する事実があります。

地球温暖化とツバルの危機について、コチラ TUVALU OVERVIEWのHPが詳しいので、ぜひご覧ください。
また、環境省のHPでも取り上げていました。政治色が見え隠れする場もありますが、こちらの動画も分かりやすいと思います。スペシャルムービー① | チーム・マイナス6%

さて、昨日はみどりの日。私たちはごく当たり前に日の光や水、緑といった自然を享受しています。
暑かったら冷房を入れ、喉が渇いたら冷たい水を飲み、退屈だったらクルマに乗って出掛ける。コンビニに行けばジュースもお弁当もお金と引き換えに何だって手に入る。
私がコンビニで冷えたジュースを150円で買うまでには、工場で出来たペットボトルに入ったジュースをトラックで各地へ運び、コンビニの棚に並ぶ。その一連の流れの中で大量のCO2を排出している訳だけど、私の払う150円はそのCO2排出を認めてしまっている。
ラジオは、優しい言葉で私の普段の生活にある大量消費を負っている側面を教えてくれました。

ツバルの抱える問題は、海面上昇による国の消失と島に溢れるゴミの山という二つがあります。
10年程以前、バリ島を訪れたときに目にした風景が蘇りました。
近代化の波が押し寄せる以前、バリの人たちは島で取れる果物や野菜や魚を食べて生活していました。島の木になった実を食べ、殻は捨てる。当然、殻は自然に土に還ります。
それと同じ生活を送っているだけなのに、プラスチックでできたパッケージは土に還る訳はなく、バリの豊かな土地はゴミで埋め尽くされていました。
10年後、バリ島から大分ゴミは減ったものの、まだカラフルなプラスチックの残骸が埋まっていました。

ゴミの問題は、バリ島やツバルといった遠い島国だけの話ではありません。
私たちがスーパーやコンビニで貰うレジ袋が海を汚し、ウミガメやクジラのお腹に入って彼らを殺しているという事実をご存知でしょうか。詳しくは、コチラ↓をご覧くださいね。
特集:レジ袋と環境を考える(その4) 海汚すプラスチックごみ、ウミガメに健康被害

本来自然の一部である筈の人間の便利で快適な生活が、自然界に残酷な影響を与えているという皮肉を目を瞑って見逃すことはもう出来ません。
エコロジーやLOHASという言葉を振りかざすのは嫌いだけど、大好きな海やクジラを殺しているなんて、耐えられない。

バンコクで開かれた地球温暖化対策を話し合う国連のIPCCは、CO2を1t削減する費用が最大で80㌦かかるという報告書をまとめたそうです。また、日本ではCO2の削減技術に年間GDPの1%を投じ続ければ2050年までに排出量を70%削減できるという研究結果を国立環境研究所などのチームが出したそうです。

そう新聞を読んでもピンと来ないんですが、でもツバルの人の笑顔やウミガメを守るためにできることが私にもある筈です。
ペットボトルを買わない。レジ袋を貰わない。週に一度はクルマに乗らない。言い換えれば、マグボトルを持ち歩く。布製バッグを使う。自転車に乗る。
マイナスじゃなくてプラスの発想で、楽しく健康な生活を送りましょう。
私たちのこどもたちに緑や水の大地を送りたいな、とこどもの日に考えました。

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2 コメント

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ツバル (hide3190ymo)
2007-05-12 21:35:10
アクアさんの紹介した番組じゃないけれど、南半球の海面上昇で消滅しそうな島の話、テレビで見たことがあります。殆どの子供達が将来ツバルに住み続けたいと思わないと言っていました。

コンビ二生活をして出るゴミの量ってハンパじゃないですよね。ファーストフードも、お持ち帰りするより、お店で外食した方が、まだゴミにならなくていいかな、とか考えます。
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自転車通勤 (アクア)
2007-05-13 09:14:41
おはようございます、hideさん。
自分の国が無くなってしまうのをただ見ていることしかできないなんて、悲しい事実ですね。個人の力でできることは限られているけれど、小さな小さな積み重ねが大きな力を生み出せるかな、と思っています。
自転車通勤はかなり楽しくて、今のところ週2回のペースでペダルを漕いでます
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