1月17日のブログ記事で、キトウシ山に登った時帰りがけに山の中腹に設置されていた「風の出自」というタイトルの現代アートのオブジェに出会ったことを書きました。
その後も何か気になって作者の加藤ユウさんという人についてGoogleで調べて見ました。2009年に武蔵野美術大学建築学科を卒業した後、2013年に東京大学学際情報学の修士、博士課程を修了したという、それだけでもすごい?変わった?学歴の方だということが分かりました。
学生時代から世界一周旅行を3度もして来て、自然をテーマにした作品を各地で制作して来たのだそうです。その間2019年にはヴェネチアの国際美術賞展で受賞するなどして知名度を上げ、スロベニアの国際アートフェスティバルに招待されて初めてあの「風の出自」を恒久展示として認められました。
現在「風の出自」はスロベニアの他では北海道に3か所(旭川市、東川町、富良野市)展示されています。東川町との出会いは、2021年10月にこのオブジェの設置とトークショーを東川町で開催したことによるようです。なぜ東川町がこのような催しを行ったかまでは分かりませんが、最近見たニュースでは東川町に思い入れている建築家の隈研吾さんと町がコラボして2026年にデザインミュージアムを作るプロジェクトが動いていて、そこにタモリさんが収集して来た1万枚のジャズレコードが寄贈されるということになったというものがありました。写真とかデザインといった分野に先行しているこの町の動きにも興味が湧きます。
たまたま山で出会ったオブジェの向こう側に今まで全く知らなかった人や世界があるということを知って、何か新鮮な驚きを感じたので書きとどめておきました。
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