今朝も能登半島では震度5強の余震がありました。まだ被害の全体像が見えず、今日までの死者は94人となっており県が発表している行方不明者は222人とまだ被害が大きくなりそうです。
この地震について、私の中で一つ反省していることがあります。元日夕方からのテレビが津波からの避難を呼びかけていた時に、現に到達している津波の高さは1m20㎝であるとか最大で5mが予測されると言った数値を聞いて、東日本大震災では最大で40mを超える津波だったのだから今回はそれほど大きなことにはならないのではと勝手に思い、また日本の家屋は阪神淡路大震災以降建築基準を強化してきたから地震の揺れでは大きな被害は出ないだろうとこれまた勝手に考え、カナダからの友人二人がそれぞれ心配してメールをくれた時に「 There was a significant earthquake in Japan yesterday, but fortunately, the tsunami wasn't severe, and the damage seems relatively minimal.(昨日巨大な地震があったけど、幸いなことに津波はそれほど深刻なものではなかったので比較的被害は少ないようです。)」とバカ丸出しの返信をしていました。もちろん心配している彼らを安心させたい気持ちが含まれていたとは言え、これはないです。
それ以来毎日被害の状況が拡大して行く様子をテレビで見ていて彼らに訂正メールを出すかと考え、現地の被災者には申し訳ない気持ちが募っています。
ガザ地区支援で知った日本のボランティア団体ピースウィンズが毎日のように現地からの報告をメールで伝えてくれ、今回は空飛ぶ捜索医療団ARROWSを派遣しているということが昨日のNHKニュースでも取り上げられていました。彼らのレポートによると「被災の状況は東日本大震災の時よりひどく、経験豊富な彼らでも見たことがない惨状だ」とありました。彼らのレポートの一端です。
今回もこの団体を通じてささやかな支援をしましたが、被災者がとにかく早く普通の生活に戻れることを願うばかりです。
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