こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第7章・・空色の種を探す旅・・・私とルナと一緒に空色の種を探すのどかな旅に出ませんか~♪

エリアメール・訓練大津波警報

2016-11-05 11:59:26 | 東日本大震災

アメリカン・ブルーです。


先日植えたすみれ達・・・とても元気に笑顔いっぱいです。


今日は少し気温が高くなるとの予報♪
外に洗濯物を干せる日ももうあと数日かな・・・
そんな事を考えて、洗濯機の前でぼ~~~としていたら、
「よろしかったら、スタートボタンを押してください
いやいや、「どうするの? さっさと押してよ
洗濯機に朝から注意されました







その頃、夕方や夜でもないのに、
消防が「火の用心」警告音を鳴らして走っているので、
「どうしたのかなぁ~?」と思っていました。
それから少しすると、
何やら外から、拡声器に乗って聞こえてきます。
でも、家の中からはほとんど聞き取れません。
ルナも気になって庭へ出るというので、出してやりました。
何か異常を感じているのか・・・尻尾をピーンとさせて吠えました。

ヘリコプターも飛んでいます。






その直後、スマホが異常音を発し、
訓練「大津波警報発表」・・・
仙台市が配信しています。
「災害ではありません、ご安心ください。」
その後に、避難指示として、
仙台東部道路より内陸側の安全な場所に避難してください。
そのような内容が書かれています。

我が家は、仙台市と名取市の境界辺りにあって、
避難指示が出ている東部道路が防潮堤代わりになって、津波被害を免れた地域です。
両方の市からエリアメールが配信されます。

大津波警報が、あの日、このような形で配信されたなら・・・

そう思う一方で、
それ以前は「大津波」の意味が理解されておらず、
教訓があるから、これからには役に立つものかと思われます。
ルナのような犬でさえ、
緊急アラームに今でも怯える・・・忘れられない日々だったからです。







東日本大震災から、すでに、5年半・・・・
私の中でも、先日、家の破れたクロスを張り替え、
庭のタイルを補修したことで、ひとつの区切りをつけた気持ちでした。

ただ・・・私達はそうやって震災前の生活にゆっくりですが戻りました。
けれど、この前見た景色は、現実にまだまだ戻ることができない「無言」でした。


曇り空の中でしたが、心躍らせて、ひたち海浜公園へ向かった日の事です。
しばらく写真だけを見てください。



























起点・東京都―終点・仙台市とする常磐自動車道。
ようやく、300km、全線開通しました。
写真は車の中から撮ったもので、投稿するか少し悩んでいました。







ネットからお借りした地図と照らし合わせるとよく解ります。
常磐富岡・大熊周辺の放射線量の異常値。
未だ帰宅困難地域は、セイタカアワダチソウに明け渡したかのように・・・
建物はありますが、生活感はありません。
二輪車の走行は区間で禁止になっています。

黒い袋に入った無念だけが高く積まれたままでした。







その無念が、何十年先でも希望になって行くなら、
この教訓を確実に生かし続けて行かなくてはなりません。
そのためには、この現実を一度でいいから見るべきだと思うのです。
オリンピックの果てしない予算に翻弄されていますが、
福島や長沼で開催するチャンスがあるのなら、
常磐自動車道で東京からわずか200~300㎞。
3~4時間・・・この現実を「訓練」と思って見る機会を、
多くの方々に願いたい今日となりました。

コメント (4)
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