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2014年に復活した白井恵理子先生の劉備くんシリーズや長池先生の「破龍」(完結)他三国志作品を応援しています!

「三国志マガジンVOL.13」その2(終)その他の作品編

2007-02-10 20:15:25 | 三国志/漫画
今回は残りの漫画、コラムなどの作品を一気にご紹介します。著者はカッコ内です。

鋼鉄三国志アニメ特集…前号から始まった「鋼鉄三国志」の世界観や登場人物を紹介したカラーページ。舞台は現実の中国のものではなく、時空の幻想古代中国と言う事で、この作品はif三国志なのだそうです。(今回初めて知りました…)
他にはラジオ番組やイベントのお知らせなどがあります。

三国志ニュースCLIP…三国志情報のコーナー。今回は発売中のDS用ソフト「三国志大戦DS」(セガ)の紹介です。

鋼鉄三国志(作画:KYO 原作:鋼鉄三国志プロジェクト)…玉璽を奪った孫策の弟・孫権に出会い、温和な人柄に驚く陸遜。だが、孫権襲撃に巻き込まれ…。
コマ割りなど、話の見せ方を工夫したのか、前号より話が判りやすい印象です。凌統のキャラクターがユニーク。孫権はせっかく温和な性格なので、あまり変わらないで欲しいです…酒乱とか(汗)。

4ページ1本勝負 三国志演義…タイトルどおり「三国志演義」のあらすじをまとめた読み物。三マガ作品の時代背景を学んだり三国志の簡単なおさらい用に。

火鳳燎原(陳某)…今回は初登場の荀(じゅんいく)がメイン。袁紹の元を去ったり元黄巾夫を曹操配下に引き入れたりと大活躍。
後半は劉備たちにも出番があります。張飛と関羽が献身的です。
発売中の単行本第4巻はカットされたシーンも収録されているそうなので、この作品を楽しみにされている方は、雑誌より単行本を読まれた方が良いかもしれません。
雑誌ではもうすぐ虎牢関…?

三国志新聞(大澤義貴)…三国志の出来事を新聞の形で取り上げています。今回は関羽の斬死(劉備が荊州を失う)、蜀の費禕(ひい)の暗殺事件(とその真相の推察)などが報じられています。

九星気学で三国志占い(杜康潤)…占いで見る三国志の人物達の相性を特集したもの。
始めは「九星気学」についての説明と、各性格や該当する武将たちの紹介、そしてお互いの相性を三国志のエピソードに照らし合わせた内容です。

STOP!劉備くん!(白井恵理子)…おなじみ4コマギャグ漫画。今回も武将たちが好き放題に繰り広げる笑いの数々が個性的です。何だか久しぶりに登場した黄蓋がジョニー・デップの海賊映画を気取ったり、董卓の怖い携帯ストラップ、「天下万民の為」と真面目だけど実際の行動はやっぱりずれている劉備など。
今回出て来た劉備くんのカルタの絵がかわいらしくて、ちょっと欲しいです。…でも内容が曹操暗殺の密談。
董卓は、当時に携帯やストラップがあったら実際に付けそうです…。

明珠銀屏‐メイジュ ギンヘイ‐(ウォン・ズーヤン)…関羽の娘銀屏を描いた新連載漫画。
今回はその誕生時のエピソード(張飛が呂布の頭の飾りを銀屏に贈った)や呉との婚姻を拒否した関羽の危機と最期までが描かれます。
水墨画風の絵で漫画というより絵本(画本)を見るようです。

四海無双(黄十浪)…曹操に仕えた武人・張遼の話。この作品の張遼は呂布の武に達する事を目的に戦場を駆け抜けて行きます。合肥の戦いで呉軍が目にした猛将とは…?
張遼だけでなく、呂布時代から仕えてきた兵たちも勇猛です。

三国志超初級クイズ31問30答(文:島崎晋、イラストレーション:明影)
三国志に関するクイズとその解答。今回は基礎知識編で素朴な疑問に答えた形です。
31問目の三マガに最も多く登場している武将って、関羽…じゃなくて孟獲のような気がするのですが。

疵‐きず‐(立花未来王とダイナミックプロ)…孫権が酒宴で周泰の傷を褒めて配下武将の不満を払拭した話を周泰を主役に漫画化。暗殺された孫策を守れなかった事を悔やみ、ひたすら死を求めては傷ばかり増やす周泰は仲間内や新たな主君・孫権にも避けられるが…。

蛮‐The Wild‐(後藤舞)…孟獲の幼少時を描いた漫画。戦禍を逃れて行き倒れた漢人の少年は、南越の族長に救われ、彼らから生きる掟を教わるが…。
平凡な少年が戦に巻き込まれ、強さを求めて変貌する、三マガでよく描かれる展開の仕方です。

この武将がキラキラ♪
白地将軍‐びゃくじしょうぐん‐(中島三千恒)の夏侯淵。曹操の親類で挙兵した時から共に戦って来た夏侯淵。昔と違い、多くの領土を持ち、日々の生活や戦にも余裕が出来た現在、夏侯淵の命がけで戦う昔ながらの戦法は主君・曹操からも諫められてしまう。それに寂しさを覚えつつ、戦い方を変えなかった夏侯淵の信念が定軍山の戦いでの壮絶な最期に繋がります。
夏侯淵の孤独を深める効果になったとは言え、敵の黄忠の人物描写が、夏侯淵の信念に応えずただ勝ちを得たいだけの武将になってしまったのが残念です。
曹操の「妙才が見たい」の話も良いですが、この作品の戦に命を懸ける武人という人物像も良かったです。




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