GOGO三国志!

2014年に復活した白井恵理子先生の劉備くんシリーズや長池先生の「破龍」(完結)他三国志作品を応援しています!

劉備くん 阿斗のまつり

2011-05-30 20:24:57 | 劉備くん関連
劉備くん 阿斗のまつり/白井恵理子 著/メディアファクトリー/540円(込)/刊行中(2011年3月23日発売)

内容とコメント文芸雑誌から始まり、掲載媒体を変えつつも24年も何とか続いてきた「三国志」4コマギャグ漫画が、ついに掲載されていたwebサイトの終了により、
いったん連載終了する事になり、これがひとまずの最終巻。
とは言え著者が携帯ゲームにはまっていた為に、今までのような時事ネタよりも携帯ゲームネタが多く(しかもシステムのネタなどが細かい)、今までの「三国志」ファン「人形劇三国志」ファンには違和感や物足りなさを覚えるかもしれません。
個人的には正直つまらなく感じました。

巻末には著者近況、単行本終盤には同人誌版「STOP!!劉備くん」が収録されていますが、単行本第一巻「STOP劉備くん」と同様のネタ(と言うか同人誌版を清書したものが最初の劉備くんネタ)なのでこれも新鮮味に欠けるかもしれません。
同人誌版と言えば角川版「劉備くん」のあとがきで紹介されていた「三国志遊戯」を読んでみたかったし、てっきりそれが収録されているものと思っていただけに肩透かしを食らったように感じてしまいました。
何故か女子バレーボール選手の劉備三兄弟が登場し、黄巾アタックを攻略しようと懸命(?)な場面が出ていて読んでみたいなと思ったものです。

もし原稿がまだ残っているのなら、そしてもし「劉備くん」連載が再開される事があれば、
その時は是非「三国志遊戯」も時事ネタで笑わせてくれるいつもの「劉備くん」を読んでみたいです。
あと、魏延や献帝も描いてあげて下さい!

この軍師がキラキラ♪
郭嘉。同人誌版だと人形劇三国志の名残が強いので咳こんでいたり妙に美形だったりします。

この武将がトホホ
24年目にしてようやく登場する同人誌版の成人阿斗こと劉禅(りゅうぜん)。
しかし…これでは蜀が滅びるのも納得?な人物像です。

また会おう、劉備くん!!