コミックフラッパー9月号増刊 コミック三国志マガジン VOL.4/三国志マガジン/大澤良貴(三国志新聞・他)、黒田タケフミ(「決戦 ~逃げろ玄徳」の原案)、他/メディアファクトリー/刊行中/550円(込)
内容とコメント表紙は、諸葛亮イラスト。(前号で黄忠を描いた「巌のごとく」が大好評の志水アキ)
漫画は「火鳳燎原」(陳某)とギャグ漫画「アレ国志」(末弘)ではついに貂蝉が登場。董卓に迫るのですが…。「アレ~」では孔明も大暴走。その余波を受けてストーリー漫画の「決戦 ~逃げろ玄徳」(作画:末弘)でもキャラが壊れ気味です。
「曹操孟徳正伝」(大西巷一)は董卓討伐で敗北・解散の苦杯の後、青州兵を得て勢力盛んになっていく曹操を、「関羽、追討!!」(島崎譲)では、その曹操を華容道に追い詰める関羽を描いた作品です。
コラム陣は「随筆三国志」(大澤良貴)「うまなみ三国志」(作画:荒木風羽)でのテーマは馬。…と言うよりは馬具についての疑問や想定を書いています。
「三国志のアンカーたち」(島崎晋)は、斜陽の三国において奮闘した武将たちを取り上げています。
武将の徹底特集という事で、典韋、孔明、何晏(かあん)、孫権の作品を収録しています。
今回はビジュアル面を売り込んだ作品も多く、「三国志」ではかなり異端的な存在の何晏の真意を想定した「滅びの花~何晏伝」(「ファンタジックチルドレン」の宮野将一)、若き孔明と劉備(実は…)の邂逅を描いた「伏龍、天ヲ窺ウ~孔明伝」(十牧豊)、ホスト風美少年の劉備を描いた「クラブ劉備」(前号の「蔡文姫伝」を描いた閑乃路夕華)は女性をターゲットにした作品なのかもしれません。
巻末には作品に登場した主な人物総覧、センターには台湾の関帝廟ルポを収録しています。
この武将がキラリ!
末弘版趙雲と、「牛と呼ばれた男~典韋伝」(蛭田未来男&ダイナミックプロ)の典韋。
趙雲、せっかく阿斗を連れ出したのに…。「アレ国志」では冷静な軍人ですが…。
典韋の漫画化は嬉しかったです。その人となりも、曹操を守る理由も魅力です。
この漫画がキラリ!
私情を挟むと「STOP!劉備くん!」(白井恵理子)です。今回は徐庶とその母、そして孫策が登場して大感激です!母上、相変わらずお元気そうでなによりです♪
もう一つは「碧眼皇帝~孫権」(天真楼亮一)。毎回「三国志」の空隙を衝いた、思いも寄らない設定で楽しませてくれますが、今回もやられました。(苦笑)
碧眼紫髯の孫権の海洋への関心を、自らの出生の秘密に結び付けたという、有りそうで無かった発想がすごいです。
確かに外交とか、海への関心はあったようですが…これも一つの理由として捉えてもいいかもしれません。
内容とコメント表紙は、諸葛亮イラスト。(前号で黄忠を描いた「巌のごとく」が大好評の志水アキ)
漫画は「火鳳燎原」(陳某)とギャグ漫画「アレ国志」(末弘)ではついに貂蝉が登場。董卓に迫るのですが…。「アレ~」では孔明も大暴走。その余波を受けてストーリー漫画の「決戦 ~逃げろ玄徳」(作画:末弘)でもキャラが壊れ気味です。
「曹操孟徳正伝」(大西巷一)は董卓討伐で敗北・解散の苦杯の後、青州兵を得て勢力盛んになっていく曹操を、「関羽、追討!!」(島崎譲)では、その曹操を華容道に追い詰める関羽を描いた作品です。
コラム陣は「随筆三国志」(大澤良貴)「うまなみ三国志」(作画:荒木風羽)でのテーマは馬。…と言うよりは馬具についての疑問や想定を書いています。
「三国志のアンカーたち」(島崎晋)は、斜陽の三国において奮闘した武将たちを取り上げています。
武将の徹底特集という事で、典韋、孔明、何晏(かあん)、孫権の作品を収録しています。
今回はビジュアル面を売り込んだ作品も多く、「三国志」ではかなり異端的な存在の何晏の真意を想定した「滅びの花~何晏伝」(「ファンタジックチルドレン」の宮野将一)、若き孔明と劉備(実は…)の邂逅を描いた「伏龍、天ヲ窺ウ~孔明伝」(十牧豊)、ホスト風美少年の劉備を描いた「クラブ劉備」(前号の「蔡文姫伝」を描いた閑乃路夕華)は女性をターゲットにした作品なのかもしれません。
巻末には作品に登場した主な人物総覧、センターには台湾の関帝廟ルポを収録しています。
この武将がキラリ!
末弘版趙雲と、「牛と呼ばれた男~典韋伝」(蛭田未来男&ダイナミックプロ)の典韋。
趙雲、せっかく阿斗を連れ出したのに…。「アレ国志」では冷静な軍人ですが…。
典韋の漫画化は嬉しかったです。その人となりも、曹操を守る理由も魅力です。
この漫画がキラリ!
私情を挟むと「STOP!劉備くん!」(白井恵理子)です。今回は徐庶とその母、そして孫策が登場して大感激です!母上、相変わらずお元気そうでなによりです♪
もう一つは「碧眼皇帝~孫権」(天真楼亮一)。毎回「三国志」の空隙を衝いた、思いも寄らない設定で楽しませてくれますが、今回もやられました。(苦笑)
碧眼紫髯の孫権の海洋への関心を、自らの出生の秘密に結び付けたという、有りそうで無かった発想がすごいです。
確かに外交とか、海への関心はあったようですが…これも一つの理由として捉えてもいいかもしれません。