GOGO三国志!

2014年に復活した白井恵理子先生の劉備くんシリーズや長池先生の「破龍」(完結)他三国志作品を応援しています!

コミック「三国志」マガジン VOL.4

2005-07-30 21:06:00 | 三国志/漫画
コミックフラッパー9月号増刊 コミック三国志マガジン VOL.4/三国志マガジン/大澤良貴(三国志新聞・他)、黒田タケフミ(「決戦 ~逃げろ玄徳」の原案)、他/メディアファクトリー/刊行中/550円(込)

内容とコメント表紙は、諸葛亮イラスト。(前号で黄忠を描いた「巌のごとく」が大好評の志水アキ)
漫画は「火鳳燎原」(陳某)とギャグ漫画「アレ国志」(末弘)ではついに貂蝉が登場。董卓に迫るのですが…。「アレ~」では孔明も大暴走。その余波を受けてストーリー漫画の「決戦 ~逃げろ玄徳」(作画:末弘)でもキャラが壊れ気味です。
「曹操孟徳正伝」(大西巷一)は董卓討伐で敗北・解散の苦杯の後、青州兵を得て勢力盛んになっていく曹操を、「関羽、追討!!」(島崎譲)では、その曹操を華容道に追い詰める関羽を描いた作品です。
コラム陣は「随筆三国志」(大澤良貴)「うまなみ三国志」(作画:荒木風羽)でのテーマは馬。…と言うよりは馬具についての疑問や想定を書いています。
「三国志のアンカーたち」(島崎晋)は、斜陽の三国において奮闘した武将たちを取り上げています。
武将の徹底特集という事で、典韋、孔明、何晏(かあん)、孫権の作品を収録しています。
今回はビジュアル面を売り込んだ作品も多く、「三国志」ではかなり異端的な存在の何晏の真意を想定した「滅びの花~何晏伝」(「ファンタジックチルドレン」の宮野将一)、若き孔明と劉備(実は…)の邂逅を描いた「伏龍、天ヲ窺ウ~孔明伝」(十牧豊)、ホスト風美少年の劉備を描いた「クラブ劉備」(前号の「蔡文姫伝」を描いた閑乃路夕華)は女性をターゲットにした作品なのかもしれません。
巻末には作品に登場した主な人物総覧、センターには台湾の関帝廟ルポを収録しています。

この武将がキラリ!
末弘版趙雲と、「牛と呼ばれた男~典韋伝」(蛭田未来男&ダイナミックプロ)の典韋。
趙雲、せっかく阿斗を連れ出したのに…。「アレ国志」では冷静な軍人ですが…。
典韋の漫画化は嬉しかったです。その人となりも、曹操を守る理由も魅力です。

この漫画がキラリ!
私情を挟むと「STOP!劉備くん!」(白井恵理子)です。今回は徐庶とその母、そして孫策が登場して大感激です!母上、相変わらずお元気そうでなによりです♪
もう一つは「碧眼皇帝~孫権」(天真楼亮一)。毎回「三国志」の空隙を衝いた、思いも寄らない設定で楽しませてくれますが、今回もやられました。(苦笑)
碧眼紫髯の孫権の海洋への関心を、自らの出生の秘密に結び付けたという、有りそうで無かった発想がすごいです。
確かに外交とか、海への関心はあったようですが…これも一つの理由として捉えてもいいかもしれません。



「真・三國無双4 猛将伝」発売日決定

2005-07-22 20:25:50 | 三国志ニュース
「真・三國無双4 猛将伝」の発売日や概要がいよいよ明らかになってきました。
発売は9月15日(木)予定で、価格は4494円(込)。
今作はシナリオ面がかなり充実しているようです。
新要素の「外伝モード」は、新シナリオが18本も楽しめます。
ステージも新規のものが登場し、全く未知の状態で攻略出来るそうです。
シナリオは使用武将によって展開が異なったり、分岐点も豊富だそうです。
ストーリーには、三国志でおなじみのエピソードにアレンジを加えたものもあるそうで、意外な展開やゲームならではの脚色を期待したいです。(積極的な袁紹とか、陳宮の言う事を聞いて攻めてくる呂布とか←あくまで想像です)
これも新要素である「立志モード」はエディットモード(後述)で作成した武将を操作し、三国志の世界で立身出世を図るシナリオモード。 
架空エピソードなど、オリジナルの要素がかなりあるらしいです。
有名な戦に参加したり、あるいは自分の国を持つ事も出来るかもしれません。(これも想像ですが)
「4」本編に未収録だった為、ファンの要望が多かった「エディットモード」は今作で復活を果たしました。
武器(モーション)や人物モデル、装備などを組み合わせてオリジナル武将を作成できるモードです。
「3」の「Empires(エンパイアーズ)」ではかなり細かい設定が出来ましたが今回は…?
今回は主に新要素を紹介しましたが、他にも改良された既存のモードも興味深いです。
もちろん、「4」のデータを引き継ぐことも出来ます。
…続報が待たれます。

情報源「週刊ファミ通」、「ファミ通PS2」(エンターブレイン刊)


長池とも子 三国志「破龍」 単行本第1巻

2005-07-20 20:28:55 | 長池とも子「破龍」
三国志烈伝 破龍(はりゅう) 第一巻/長池とも子 著/秋田書店/刊行中/410円(込)

内容とコメント「プリンセスゴールド」(毎月16日発売)に連載中の、三国志を題材にした少女漫画。
若き曹操、孫策、諸葛亮を主人公にした列伝式で、主にその恋愛話を描いています。
幼少時の曹操を描いた番外編も収録されています。
困難にも前向きな余裕ある曹操(アイラインバッチリ)、大雑把さはそのままに、繊細な面も持ち合わせる孫策、人々から尊敬される孔明の知られざる苦悩(見た目は不摂生でヒョロヒョロ)と、描かれる人物像も個性的なら、相手の女性やその恋愛模様も様々です。
巻末には三国志の基礎知識を解説した「三国志セミナー」を収録していて、三国志初心者の方でも安心です。もちろん、普通の少女漫画としても充分楽しめます。
孫策の恋の相手はちょっと意外な人で驚きました。大喬との事はどうなるのか、など今後の展開が気になります。

この武将がキラリ!
夏侯惇は良き兄・悪友の役どころで、諸葛均くんは世話焼きさん。
もしかしたら主役より人気があるのかもしれません。

このカップルがキラリ!
孔明と月英。天然系としっかり者という組み合わせの二人。
ほのぼの路線は素直に応援したくなります。

この女性がキラリ!
涼華(りょうか)。孔明に迫ろうとする未亡人。怪しい雰囲気を放つ筈がコミカルになってしまう役どころが気に入ってます。ノリとか。是非、今後も出て欲しいです!
彼女にも幸せになって欲しいなあ…。

この恋文が???
曹操が贈った文。詩の才能がある彼の事だから、さぞしゃれたものと思いきや、艶書(えんしょ)まがいって…どんな内容なんだか
まさか変な例えをしたとか…。そして曹操の苦闘は続くのでありました。

















三国志フィギュア「三国志 烈風伝」

2005-07-16 20:59:42 | 三国志/フィギュア・食玩
歴史探訪シリーズ【第三節】 三国志 烈風伝/発売元 株式会社キューブ/発売中/504円(込)

内容とコメント三国志武将の彩色済みフィギュア。劉備、関羽、張飛、諸葛亮、曹操の5種類にシークレット1種類を加えた全6種の内、1種が入っています。
大きさは9センチ位。(20分の1スケール)
シークレットは、同封されているプロフィールから、呂布であると推測されます。
人形の姿やポーズなどは、中国の三国志の舞台に展示されているようなものに似た感じです。
鎧の鉄札を留める釘や装飾、鈍い光り具合などの質感がリアルに再現されています。
取扱店は主にホビーショップなどのようです。

この武将がキラキラ♪
関羽と張飛。武器を携えてのポーズとその表情が、単純にかっこ良いです。

この武将が???
劉備。茶色の幘(さく、頭巾)、赤いスカーフ、水色の戦袍と、一見統一感の無い配色が却って派手で目に付きやすい印象に繋がっています。色も鮮やかです。
その為、流浪の日々を重ねた劉備のイメージで見ると、ちょっと違和感を覚えるかもしれません。
剣を振りかざしたポーズは気合が入っています。




三好 徹 三国志「興亡三国志」

2005-07-12 21:31:37 | 三国志/小説(演義ベース)
興亡三国志 (全五巻)/三好 徹(みよし とおる)著/集英社/未確認(刊行中?)/各1600円(本体価格)

内容とコメントビジネス・ジャンプ誌に連載したものに最後の四章を加えた作品。
大きな特徴は曹操の詩に触れた事がきっかけで試みた、敵役ではなく、人間・曹操の描写です。
曹操の、同胞や部下への気遣いは、他の作品ではなかなか見られません。
腹心の軍師たちとも、言葉を交わさずとも良く通じ合っています。
その為、後に生じるすれ違いは、むしろ「言葉」が意思の疎通を邪魔したかのように受け取れます。さすがに、それが著者の意図によるものかどうかまでは判りませんが。
全体的に、武将たちよりは軍師たちの心理描写の方が多く、かつ丁寧です。
また、著者が魅せられた曹操の詩作と、著者自身の捉(とら)え方を紹介しています。

この武将がキラキラ♪
曹操と劉備。お互い、憎い仇というよりは好敵手として見ているようです。

この武将がキラリ!
陳宮。曹操の下を離れた真の理由とは…。そして、義弟・鄭欽(ていきん・オリジナルキャラ?)を通して、思い知らされる偉大さに感激し、同時に切なくもなります…。

この描写がキラリ!
糜竺(びじく)と孫乾。劉表のもとへ身を寄せたい劉備の為に、(命がけで)劉表たちを説得すべく弁舌をふるうのですが、言ってる事はちぐはぐで、二人の様子が「鏡の国のアリス」の双子・ディーとダムに似ていて、笑いを誘われます。
もう一つは、徐庶と孔明。「三国志」では徐庶と入れ違いで孔明が劉備に仕えるのですが、この作品では、短い間ながらも、二人一緒に劉備に献策していて、その様子が見られてとても嬉しいです! 著者の粋な計らいに大感謝です。










真・三國無双3 猛将伝

2005-07-09 21:00:35 | 三国志/ゲーム
真・三國無双3 猛将伝/ω(オメガ)・フォース製作/コーエー/発売中/廉価版(PlayStation2Best)2604円(込)、コーエーメガパック(「3」本編とのセット)は6090円(込)
データの保存には、空き容量150KB以上のメモリーカードが必要です。

内容とコメント「猛将伝」は「3」の武将達の個々の活躍が楽しめる作品です。
列伝モードは武将ごとに用意されているステージを攻略し、その評価を受ける事が出来ます。ステージの主役の武将でクリアすれば、他の武将でも挑戦出来ます。
修羅モードは、盗賊退治や建国戦などのミッションをクリアして進めるショートシナリオ。
ステージ攻略中では回復が出来なかったり、ゲームオーバーになると今までの成長や獲得アイテムが失われるなど、条件はシビアです。無理をせず、適度にセーブを。
シナリオモードは「3」の無双・フリーモードの事です。プレイするには「3」本編のソフトが必要です。

データの引継ぎ
「猛将伝」では、「3」のデータを引き継ぐ事が出来ます。(「3」のデータを記録したメモリーカードが必要です。)
これにより、今作での武将の再レベル上げやアイテム回収などの手間をかけずに、強い状態でゲームをプレイ出来ます。
前述の修羅モードでは武将のレベル・武器のデータを引き継ぐ事は出来ません。
修羅モード内で成長させていくしかありません。

逆に、オプションで、育てた武将のレベル・武器を初期の状態に戻す事も可能です。
データはムービーやサウンドモードなどの情報も引き継がれます。

この女性がキラリ!
甄姫(しんき)。三国志ではやはり運命に翻弄される人物ですが、この作品では自立した女性として描かれています。
誰に媚びる事も無い、凛(りん)とした姿が強く、美しいです。
華麗な衣装デザインや使用武器(笛)も上手い相乗効果になっています。かっこいい!







真・三國無双3

2005-07-06 20:16:10 | 三国志/ゲーム
真・三國無双3/ω(オメガ)・フォース 製作/コーエー/発売中(廉価版は7月7日発売)/廉価版(PlayStation2Best)4179円(込)、コーエーメガパック(「猛将伝」とのセット)は6090円(込)

データの保存には空き容量150KB以上のメモリーカードが必要です

内容とコメント三国志の武将総勢42名による、一騎当千の活躍が爽快なアクションゲーム。前作「2」から新キャラを加え、グラフィックもモーションも大幅にグレードアップし、衣装デザインも一新されました。魏・蜀・呉・他の各勢力に分かれて天下統一を目指す無双モード、好きなステージを好きな武将で遊べ、かつレベルアップも図れるフリーモード、2人用の対戦モードや撃破数やクリアタイムなどのスコアをひたすら競うチャレンジモードがあります。
また、特定の武将の武器、モーションを反映したオリジナル武将の作成なども出来ます。

進め方は敵兵を倒して自軍の士気を高めつつ(自軍の攻撃力が上がる)、アイテム回収を行ったり、敵の罠を破るなどし、最終的には敵総大将を討ってクリアとなります。
ステージ攻略中には関連したイベントムービーが流れたり、敵将が一騎打ちを申し込んでくる事もあります。(回避も出来ますが…)
条件を満たすと使用キャラやステージが増えたり貴重なアイテムを発見する事が出来ます。
また、オープニングムービーの編集も出来るようになります。
エンディングは無双モードのクリア条件で変化します。

この衣装がキラリ!
小喬。呉のシンボル・カラーの赤ではない、オレンジ色と薄い緑の配色がかわいらしく、小喬にピッタリです。
「3」の衣装は全員とも全シリーズの中(「4」含む)で最もお気に入りです。

この曲がキラリ!
合肥の戦い。琴(?)の旋律が戦場を華々しく飾っています。この作品では全体的に中華風の楽曲になっています。五丈原の曲も、静と動のパートが孔明と司馬懿を思い起こさせ、味わい深い曲になっています。

この武将がキラリ!
黄蓋。この方の投げた爆弾は敵・味方構わず吹き飛ばしてくれます味方同士だとダメージを受けない筈なのに。その不条理さが却って気に入ってます。
モヒカンと思いきや後ろを向くとちょんまげである事が判明する髪型のかわいさも魅力。









英傑たちの三国志

2005-07-01 20:22:03 | 三国志/関連本
英傑たちの三国志/伴野朗 著/NHK出版/刊行中/1400円(本体価格)
内容とコメント過去に放送されたラジオ番組のテキストの加筆・修正版。
三国志の人物のエピソードを、所出の資料と共に紹介し、著者の思い入れを交えています。
「呉・三国志」の裏話も明かしています。
また、著者が実際にゆかりの地を訪ねた際の検証や推測した事も語られています。

この武将がキラキラ♪
姜維。彼の謎の半生に著者は思いを巡らせているようです。
言われてみれば、この方は不思議な人物です。

この武将がキラリ!
張飛。この本では彼が美人画の名手であったという伝承を紹介しています。
彼の作といわれる美人画も、実際に残っているそうです。
張飛の意外な一面に驚きつつも、その絵を見たくもなりました。
もう一人は、高順。呂布や張遼の存在感に押されがちですが、この方も勇猛さと人柄では決して遅れは取りません。
呂布の配下にはこれほど強くて立派な人がいたのに…。