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白石和彌監督作品『十一人の賊軍』11月1日公開

2024-05-29 04:35:36 | 時代劇

 

山田孝之×仲野太賀W主演。白石和彌監督の映画『十一人の賊軍』が11月1日公開(CINRA) - Yahoo!ニュース

山田孝之×仲野太賀W主演。白石和彌監督の映画『十一人の賊軍』が11月1日公開(CINRA) - Yahoo!ニュース

白石和彌監督の映画『十一人の賊軍』が11月1日に公開される。『日本侠客伝』シリーズや『仁義なき戦い』シリーズを手がけた脚本家・笠原和夫が1964年に執筆したプロットを...

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新発田(しばた)藩は現在の新潟県新発田市辺りを領域としていた江戸時代の藩で、藩主は溝口家。関ケ原の合戦時に功績があって、徳川幕府より領地を安堵された外様大名です。

 

 

幕末、戊辰戦争前後の新発田藩は、新政府軍側へ与することを望みつつも、越後諸藩、特に河合継之助率いる長岡藩の意向が会津側に付くことを決めていたために、小藩の新発田藩は止む無く奥羽越列藩同盟に加盟しています。

 

 

しかし新発田藩は密かに新政府軍側と連絡を取り合っており、新政府軍側も小藩故の苦悩を理解して、新発田藩へは攻撃をしないことを約束しています。

 

 

この新発田藩の中に、声高に「勤王開国」論を唱える一派がいたようです。

 

 

正義党を称するこの一派は、勤王とは藩を越えた価値観であり、皇室を蔑ろにしてきた徳川宗家に忠節を尽くす必要はなく、ゆくゆくは藩というものを無くすべきとする、当時としてはかなりの危険思想で、近隣に佐幕派の大藩である会津藩がいて、その顔色を窺わねばならない新発田藩としては、とても迷惑な存在でした。

 

新発田藩は会津藩へ、正義党をいかに処置すべきか伺いを立て、会津藩側の「捕らえて欲しい」との意向を受けて、正義党を獄に繋ぎます。

 

 

 

今回の映画が、この正義党を題材としているのか、詳しいことはわかりませんが、裏表ありありの藩の意向に翻弄される武士たちの苦闘を描く、そんな作品になっているのかな、という感じ。

 

 

 

基になった脚本は、1964年頃に笠原和夫氏によって書かれたものだったようです。

 

 

笠原和夫氏といえば、『日本侠客伝』シリーズや『仁義なき戦い』シリーズ、あるいは『203高地』、『大日本帝国』など、東映の大ヒット映画を多数手がけたカリスマ脚本家です。それだけでもなんだかワクワクする話です。

 

 

 

白石和彌監督。以前にも書いたとおり、私はこの監督があまり好きではない。『碁盤斬り』は観ていないし、楽しみなような心配なような、いまところは何とも言えない気持ち、ではあります。

 

 

しかしながら、いずれにしろ、時代劇の本数が少しずつ増えている、ように思える昨今の状況は、決して悪いものではないなあ、とも思われ

 

 

10月には『八犬伝』が公開されるし、来年には『室町無頼』がある。この状況が続くことを大いに望むものだし、そのためには

 

 

「面白い」、「良い時代劇」が必須。

 

 

良い時代劇を、作ってくれ!

 

 

 

時代劇の灯を消すな!

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2 コメント

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Unknown (issan)
2024-05-31 21:16:43
私は仲野太賀さんを応援しているので(しかも初?の時代劇)、とても興味があります!!
そうですね、時代劇の灯を消すな‼️٩( 'ω' )و
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Unknown (薫兄者)
2024-06-01 04:19:50
issanさん、中野太賀さん最近大活躍ですね。面白いし上手い役者さんだと思います。中野英雄さんの息子さんですよね。本格的な時代劇はこれが初めてじゃないかな?しかも山田孝之という超曲者俳優と組むなんて、良いキャステイングだよね。
良い時代劇になっていて欲しいですね。
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