問わず語りの...

流れに任せて

映画『碁盤斬り』予告

2024-05-08 05:01:02 | 時代劇

 

 

 

 

元になっているのは、落語の人情噺「柳田角之進」上方では「碁盤斬り」というタイトルで披露されていた噺です。

 

 

私は最後の展開まで知っている噺ですが、白石和彌監督ということもあるし、そのままの話にはしないでしょうね。

 

 

元の噺ではあまり表に出てこない女性たちが、結構活躍するらしく、その点はやはり「現代」という時代を映した「時代劇」ということでしょう。

 

 

時代劇とは文字通り制作された「時代」を映す物語。単に昔のことを描くだけのものではありません。

 

 

現代を舞台にしては、なかなか描くのが難しい題材も、時代劇というファンタジーのフィルターを通すことで、より大胆に描ける。

 

現代という時代をファンタジックに描く、これこそが

 

 

「時代劇」というもの。

 

 

例えば「鬼平犯科帳」にしても、一番新しい松本幸四郎版と、中村吉右衛門版とでは、女性たちの描き方が微妙に違っています。幸四郎版で描かれる女性像の方は、吉右衛門版に比べて、より「現代的」であるように私には感じられます。

 

 

この「碁盤斬り」にしても、元の噺では女性はあまり表立った活躍をしない。でも映画の方では、清原果耶ちゃん演じる主人公の娘が、結構な活躍をするらしい。

 

 

さて、どんな物語になっていますことやら。

 

 

白石和彌監督、私は必ずしも好きではない。『仮面ライダーBLACK SUN』などは「二度と観るかボケ!」リストに入れているくらい大嫌いな作品。とはいえ

 

 

時代劇ですからね、そこはやはり

 

 

気になるところ。

 

 

どんな監督であれ、時代劇を「真面目」に撮ってくれているのならば

 

 

こんな有難いことはない。

 

 

 

なにはともあれ、大事なことはやはりこれ

 

 

 

【時代劇の灯を消すな!】

 

 

映画『碁盤斬り』5月17日より全国公開。

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