ヘヴィなアレンジにキャッチ―な歌メロ。日本人が好きなタイプの曲ですね。
ウルトラマンネクサスは2004年制作。数あるウルトラ・シリーズの中でも異色中の異色作。
何が異色って、主人公がウルトラマンに変身しない！？
変身するのは、主人公ではない別の人物。しかも変身する人物が途中で変わっちゃう。
変身する人が次々と移り変わっていくんですね。
ネクサスには「継承」という意味があるそうで、ウルトラマンはそうやって継承されていくんだ、っていう話なわけです。
まあネタバレしちゃうと、主人公は最終的にはウルトラマンを継承するんですけど、その前に佐藤康恵ちゃん演じる女性隊員に一度継承されてから、ようやく主人公に継承されるんです。
確か主人公がウルトラマンに変身したのは、最終回の一回だけじゃなかったかな。
これ以外にも異色な点は多々あるのですが、あまりに異色過ぎたせいか、放送当時は視聴率が振るわず、放送打ち切りになってしまった。
でもこうした作品というのは、得てして後年評価されることが多く、ご多分に漏れずこのウルトラマンネクサスも、近年ではマニアの間で高く評価されているようです。
私は放送当初から面白いと思っていましたけどね。
観ていると明かに制作費が少ないのがよくわかる。怪獣とウルトラマンが戦うセットは、ほぼ毎週同じセットの使い回し。よほどお金がないんだなと思いながら観ていましたが、それでもCG合成など色々工夫して頑張ってました。当時の円谷プロは、採算を度外視してでも良いものを作ろうとする姿勢がありましたからね、随分楽しませていただきました。
ウルトラマンにも色々あります。ウルトラ兄弟だけがウルトラマンじゃないよ。
それにしてもカッコ良い曲です。ウルトラマンティガの主題歌、V6の歌う『Take Me Higher』の次位に好きです。
でも一番好きな主題歌はダントツで
『ウルトラセブンの歌』
これは揺るがない。
