『青天を衝け』はいいね。
明治維新は徳川幕府がその基礎を作り、徳川慶喜がある程度まで推進させ、そのあとを新政府が引き継いだもの。
決して、新政府だけで成し遂げたものではない。
新政府で働いていた役人の大部分が、旧幕臣だったという事実。旧幕臣なしには、新政府は運営できなかった。
明治維新は革命でもなんでもない。徳川幕府の残した遺産を、明治新政府が受け継ぎ発展させていったというのが真相。江戸と明治に断絶はない。
戦前と戦後が憲法を通じて断絶なく繋がっていることは、以前記事にしました。そして明治と江戸との間にも断絶はありません。やはり日本の歴史は連続しています。古代より連綿と繋がっており、どこにも断絶はない。
歴史を連続させている中心にあるのが、キーワードとなるのが、やはり
『天皇』。
日本の歴史は、『天皇』の歴史
なんだよねえ。
ドラマはここに至って、「徳川慶喜公の名誉回復」を描いています。いいことです。もっとやれ!って感じ(笑)
私も以前は、慶喜公のことをあまり評価しておりませんでした。しかしその後、様々な文献を読み漁る内、実は慶喜公というのは、大変優れた人物だったのではないかと思うようになってきた。
そう、慶喜公はただの「変人」などではなかった。
明治を描いたドラマで、ここまで慶喜公がヒューチャーされたものは今までなかった。素晴らしいです。
これで、松平容保公のことも、もっと取り上げてくれていたら、最高なんだけどなあ(笑)