これ、何だかお分りになりますか？不二家のペコちゃんですが、これは日本では神楽坂のお店だけでしか買えない「ペコちゃん焼き」というものなのです。
今日は夕方近く、まだホカホカしているペコちゃん焼きを箱いっぱい持って来て下さったお客様が。お客様が慌ただしく帰られた後、ひとついただいてみると、まだ暖かくて皮がふっくらしていてとっても美味しい！しかも、中の餡は様々な種類があってペコちゃんのおリボンで中身が分かるようになっています。
ひとついただいたら、美味しさのあまり、欲張りの私はついついもうひとついただいてしまいました。お陰で現在午後9時になってもちっともお腹がすきません。春と共に食欲の季節か？このままどんどん大きくなってしまいそうで恐ろしい今日この頃です。誰か止めて～！
（追記）思わずバクバク頭から食べている私に、河村は「あら、あなたは頭から食べる訳ね。」とひと言。頭からって、じゃ、一体どこから食べればいいのか？
お待たせしました！新着のレースをUPしました。今回UPしましたのは、ハンカチやボーダー、服飾小物など。それぞれ美しいアイテム、興味深いアイテムが揃っております。どうぞゆっくりご覧いただきたいです。
久し振りに入荷したポワンドガーズのハンカチは、レースの美しさも状態の良さも上級品です。こうした上質なポワンドガーズのハンカチはしばらく振りで目にしました。 譲って貰ったレースディーラーのマダム自慢の品です。（笑）
お花をあしらった愛らしいイニシャルのモノグラムの細工もポイント、出来ることなら実際にお手に取ってルーペでじっくりご覧いただきたいアイテムです。
こちらのホワイトワークは通常の物とはちょっぴり違います！刺繍の細工がより立体的、一旦他のローン地に刺繍した物をわざわざ切り抜いて再度アップリケした物。もう少し近づいて刺繍の部分をじっくりご覧いただきましょう。
フレームのような柄の内側にもびっしり小さなステッチが施されています。周囲にぐるりと細工されたニードルの細工も下の画像でどうぞ！
このニードルの細工、パターンがいくつもある大変複雑な物。昔の人はホント凄いです！
こちらのホワイトワークは、通常通りローン地にそのまま刺繍した物ですが…イニシャルの周りやハンカチの周囲に施された繊細な葡萄の模様が特徴です。
小さな小さな葡萄の房がお分りいただけるでしょうか？メダルの中に刺繍された様々なお花も可愛らしいです。
こちらは今まで扱ったことのない「超」広巾のポワンドガーズ。ここまで豪華なボーダーはそうそう無いと思います。見応えたっぷり、サイズが大きくなっても繊細さが損なわれていません。 美しいと同時に迫力が感じられるレースです。
額装すると、レースがじっくり楽しめるそれは立派な額が出来上がるはず。 額装もおすすめですよ。今回は半分に切ってもお譲りすることにしましたが、本当は一本すべてお持ちいただきたいレースです。
こうした美しいファンは、きっと当時も貴婦人の憧れの的だったのではないでしょうか。白蝶貝の骨も美しい薔薇づくし、とても素敵なポワンドローズのファンです。
薔薇のお好きな方におすすめ！ここまで薔薇の模様が主体になったファンも珍しいのではないでしょうか。幾枚にもなった薔薇の花びらの細工も素敵です。
この光沢！白蝶貝の美しさが存分に発揮されたファンです。19世紀当時、どのようなドレスの貴婦人がこのファンを手にしていたのか想像するだけでも楽しい、大変エレガントなアイテムです。
こちらは18世紀らしいアイテム、メヘレンのラペットです。メヘレンはブリュッセルから列車に乗って15分ほど。ブリュッセルからそれほど近いにもかかわらず、ここではまたブリュッセルとは違った個性のレースが作られていました。
不思議な実ものの植物柄と四つ葉のクローバーが連なったような模様、 そして緻密で繊細なグランドの細工にも注目です。何より「製品」になっている点がポイントが高いです。
こちらも18世紀のフランドルのレース、ブリュッセルです。この時代のフランドルのボビンレースは、ニードルのレースとはまた違った柔らかい趣がありますね。フラワーバスケットの模様も19世紀の物とは違ったなんとも不思議な感じ。両端が始末された状態であること、模様が通常とは上下逆になっていることからも、このレースが何か特別な用途のために作られたと思われます。18世紀の世界へタイムトリップできるような、そんなレースです。
昨日、いつもお世話になっているフランスのアンティークディーラーから届いたものが。見覚えのある赤い包み、「これはひょっとして…。」と思ったら、中から想像通りのものが出てきました。ちょうど「買付け日記」にそのお店Jadis et Gourmetの画像をUPしたばかり、「ここのウィンドウはいつも可愛いな。」と思っていただけに、自分の手元にそのチョコレートがやってきてびっくり！ほら、“Merci”のチョコレートですよ。
エッフェル塔の柄が可愛い赤い包みを開けると、この通り！
“Merci”の文字に心が温かくなりました。しかも、この“Merci”美味しいんです！お店にありますので、ご賞味したい方は早い者勝ちですよ！
前回ジュエリーの更新からしばらく、出張が続いたため滞っていた新着商品の更新ですが、お店に戻ってきて、ようやく落ち着いて作業をしています。今日も河村は撮影、私はテキスト書き、この週末でなんとか仕上げたいと思っています。乞うご期待！もう少々お待ち下さい。
そういえば、最近お店に革新的なことが！直接お客様には関係ありませんが、河村の提案で奥野ビルの地下に共同のトランクルームが設置されました！小さなスペースですが、今までバックスペースのないお店のあちらこちらに隠してあった荷物をトランクルームに移し、気分的にすっきり。たぶんお店にお越しになったお客様にとっては、「いったい今までとどこが変わったの？」という感じだと思うのですが、私達は「精神衛生上良いわ～。」と喜んでいます。以上、奥野ビル便りでした。
今日の雨で桜も最後ですね。名古屋に住んでいた昨年までは、すぐ近所の川べりや、少し車に乗れば沢山の桜が堪能できるお花見スポットにこと欠かなかったのですが、東京へ移った今年はどこに行けば良いのか分からないことと、どこへ行っても人が多そうで、お花見に行く気になれませんでした。
そんな今日、所用でお店に出向いた後、夕方から河村の発案で神楽坂のキャナルカフェへ。神楽坂へは東京に移ってから二度ほど足を運んだことがあったのですが、お店の最寄り駅の銀座一丁目から飯田橋駅まではあっという間、飯田橋駅からは徒歩一分のアクセスの良さ、「こんなに近かったのね。」と、あまりの近さにびっくり。レストランの方は、ランチ、ディーナーとも、お花見期間中は要予約のようですが、私達が訪れたテラス席は気軽なセルフサービスで、飲み物だけでもOK 。お堀端の桜の下で、向こう岸の桜を見ながら、気分良く過ごしました。
もう桜も終わりがけでしたが、思いがけずお花見が出来て大満足！都心にいながら開放的で、自然が感じられ、来年もまた来てしまいそう。今から来年のお花見が楽しみです。
先日も書きましたただいまミキモトで開催中の「着物に咲いたモダニズム」展ですが、今日は「ボクも見たい！」という河村のために二人で改めて訪れました。しかも、「どうせだったら午後4時に行って解説を聞きましょう！」と出掛けたところ、解説をして下さったのは私達も面識のあるアンティークディーラーのご主人。元々はジュエリーを専門に扱うお店ですが、ご主人は古い着物のコレクターとしても知られた方。思いがけない再会でした。
河村もすっかりお着物に魅了された様子。やはり専門家からじっくりお話を伺うのは、よりコレクションへの理解が深まります。当時の資料も交えながら、ほとんどマンツーマンに近い解説で、まるで学生の頃に戻ったかのような貴重な時間でした。もし会場へお出掛けでしたら、是非作品の解説をお聞きになることをおすすめいたします。
そうそう、先日私が書きました「ノートルダム寺院の柄」ですが、正しくは「ウエストミンスター寺院の柄」。こちらの着物にはバラとイギリスの王冠もデザインされていて、今のエリザベス女王の戴冠の折に作られたものだとか。そのお隣には、まるでタータンチェックのような格子柄に小さな王冠の模様を配した着物。こちらもまた同様な折に作られたものだそうです。どうぞお時間のある方は実物をご覧下さい。
年度の変わり目だからでしょうか、この三月から四月にかけて様々な国から一時帰国されるお客様、海外赴任を終えて日本に帰国されたお客様、そんな方々がお店を覗いてくださいます。
インドから一時帰国のお客様にはインドのお話をたっぷり、「ええっ！？そんなのってあり得ない！！」と思わず叫んでしまいそうな（笑）興味深いお話を沢山伺いました。フランスから一時帰国されたのは国際結婚されている方。こちらもまたフランス人と日本人の違いについて、一緒に話し始めると、普段私達も馴染んでいるはずのフランスなのに、食べ物の話から捕鯨の話までお互いに尽きることがありません。そして今日は極寒の地からの赴任を終えお帰りになったばかりのお客様が。まるで学生時代の質疑応答のように色々質問責めにしてしまいました。
いずれも皆女性の方ばかり。様々な国で活躍する日本女性に、しなやかな中にもタフでパワフルなものを感じました。私も見習わなければ！
Pâques（パック）とはフランス語でイースターのこと。今日は 「春分後の最初の満月のあとの日曜日」 、「復活祭」イースターの日です。キリスト教ではクリスマスに次いで大切な日と聞いていますが、アンティークにもイースターにまつわる様々な物が。特にこの画像のポストカードのペアは私のお気に入り。そしてこちらも！
こちらの小さな卵がデコレーションされたチャーミングなパニエもお気に入り。とても可愛いのです！たぶん元々はイースターをお祝いするチョコレートなど、贈答用のお菓子が詰められていたのでしょうね。今はお菓子の代わりに私が入れたピンクのお花が。リボンにも“JOYEUSES PAQUES”の金文字が見られます。
キリストの復活を祝う「復活祭」ですが、この日は春の訪れを祝う日でもあります。日本でもヨーロッパでも、長い冬から目覚めた春の訪れは皆お祝いしたい気分でいっぱいなのですね。
今日は朝から大急ぎで銀座・中央通りのミキモト本店へ。もちろん真珠を買いに行った訳ではありません！（笑）5日から開催中の「着物に咲いたモダニズム」展を見るためです。ミキモト本店の6階、ミキモトホールで開催中のこのアンティーク着物の展示会、「－バラが彩る明治・大正・昭和－」という副題が付いている通り、古いバラの柄のお着物ばかり約100点を集めた展覧会。
四季咲きのバラは一年を通して着られる柄だということも初めて知りましたが、そのモダンなデザイン、古典柄の中にひそやかにしのびこんでいるバラにわくわくドキドキ。お着物よりもぐっと派手な柄の多い名古屋帯のコレクションも素敵、日本に伝わる織りや染め、刺繍などの職人仕事にも魅了されました。アンティークの布物がお好きな方は是非ご覧になるべき！とても興味深い展示会だと思います。
「ひとつ間違っていれば、古い着物に狂っていたかも…。」と思いつつ、昔の着物の小さなサイズにほっとしたり。（私が着れば間違いなくツルツルテンなので。）ノートルダム寺院の柄の着物に唖然としたり。まるで普段私達が扱っている外国の生地のような柄や、バラのお花と共に英語のアルファベットが散りばめられた着物にびっくりしたり。昔の女性の装いの楽しみが伝わってくるような展示会でした。銀座にお越しの際には、入場無料ですし、是非お出掛けを！詳細は下記の通りです。
昨日と今日の二日でディスプレイしたお店もようやく整い、カラッポだった店内がいつものような居心地の良い場所に変身！ようやくお客様をお迎えできる空間になりました。もうこれでいつどなたにお越しいただいてもOKです！（笑）
今朝、NHKの「あさイチ」の銀座特集で、私達の入居する奥野ビルが紹介されたとかで、今日も初めてのお客様が。「あさイチ」をご覧になった方はいらっしゃいますか？実際に撮影が行われた日、私達は名古屋におりましたし、放映もまだ見ていませんが、録画はしてあるので、今日は帰ったら見てみようと思っています。
↓ ↓ ↓ この通り、やっとお店も元の姿に！
