先日も書きましたただいまミキモトで開催中の「着物に咲いたモダニズム」展ですが、今日は「ボクも見たい!」という河村のために二人で改めて訪れました。しかも、「どうせだったら午後4時に行って解説を聞きましょう!」と出掛けたところ、解説をして下さったのは私達も面識のあるアンティークディーラーのご主人。元々はジュエリーを専門に扱うお店ですが、ご主人は古い着物のコレクターとしても知られた方。思いがけない再会でした。
河村もすっかりお着物に魅了された様子。やはり専門家からじっくりお話を伺うのは、よりコレクションへの理解が深まります。当時の資料も交えながら、ほとんどマンツーマンに近い解説で、まるで学生の頃に戻ったかのような貴重な時間でした。もし会場へお出掛けでしたら、是非作品の解説をお聞きになることをおすすめいたします。
そうそう、先日私が書きました「ノートルダム寺院の柄」ですが、正しくは「ウエストミンスター寺院の柄」。こちらの着物にはバラとイギリスの王冠もデザインされていて、今のエリザベス女王の戴冠の折に作られたものだとか。そのお隣には、まるでタータンチェックのような格子柄に小さな王冠の模様を配した着物。こちらもまた同様な折に作られたものだそうです。どうぞお時間のある方は実物をご覧下さい。
■「着物に咲いたモダニズム」-バラが彩る明治・大正・昭和-
2012年4月5日(木)~2012年4月24日(火)
午前11時~午後7時