阪神大震災のこと

　阪神大震災、あれからもう15年も経ったのですね。関西に住んでいた訳ではありませんが、この日のことは忘れられません。関西ほどではなかったとはいえ、私の住む名古屋でも、激しい揺れで目が覚めたからです。朝6時前、大きな揺れに驚いてベッドから飛び起きたものの、最初の縦揺れの後はさほど揺れることもなく、その後、当時勤めていた会社に行く前に見ていた朝のニュースで、どんどん亡くなられた方の数が増えていくのを呆然として見ていた覚えがあります。

　このところ沢山の追悼番組がテレビでも放映されていましたが、今になっても当時のリアルな映像を目にすると、涙涙になってしまって、見ることが出来ません。今日も追悼番組をチラッと見始めたとたん大泣きになってしまって、それ以上見続けることが出来なくなってしまいました。被災された方々のご苦労には全然及びませんし、阪神大震災の悲惨さはもちろんことですが、それと同時に、どうやらその頃の自分の迷いや悩みが急に蘇ってきてしまうようなのです。

　思えば、私が今のアンティークのお仕事を始めたのはこの関西大震災が起こった年のこと。このお仕事を始めた最初の2～3年は、あまりのめまぐるしさに無我夢中で、自分でも何をしていたのかあまり記憶が定かではないのです。ただ、始めた時のことは良く覚えていて、大学を卒業してからお勤めをしていたそれまでの自分の人生の大きなターニングポイントだった気がします。

　「そうか、あれからもう15年も経ったのか。早いような短いような…私も頑張らないと。」と思った追悼の日でした。

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ただ今作業中！

　月末の骨董＆アンティークin福岡を前に、連日サロンで次の更新の準備に精を出しています。まだまだ沢山のアイテムがあるので、更新作業も大変！河村は次から次へせっせと写真撮影、私はパソコンに向って、商品説明のテキスト書きに追われています。

　相変わらず北向きで寒いサロンでの作業。（いくら暖房しても、なかなか温まらないのです。）ですが、寒がりの私に今日から強い助っ人が現われました！それは昨日河村に買って貰ったコレ！足をのせると、スリッパの上からでもポカポカ。今日はあまりの暖かさにカンゲキ、河村に「コレ、凄く暖かいの～！（涙）」と何度も訴えながらお仕事。いつもより仕事もはかどりました。

　何度も繰り返し同じ事を訴える私に、河村はかなり呆れ気味でしたが、これで明日もサロンに行くのが楽しみ。連日寒い話で申し訳ありませんが、更新までどうぞいましばらくお待ち下さい。

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お元気ですか？

　寒波到来で、連日寒い日が続いていますが、皆様お元気ですか？かくいう私は大の寒がり。暖かい南向きの我が家から北向きのサロンに出掛けるのがとても億劫になっているこの頃です。

　もう何年も前のこと、真冬の2月のイギリスの屋外でのアンティークフェアでは、プチプチ（梱包に使うアレです。）を身体に巻き、その上にさらに厚着をして出陣したという「伝説」を持つ女です。（笑）それだけ真冬のイギリスの田舎は寒いのですが、連続で10時間以上歩き回る私にプチプチの威力たるや凄まじく、歩き回るにつれてだんだんと暑くなってきて、最終的にはあまりの暑さに途中で身体からベリベリ剥ぎ取ったほどでした。（あのまま着けていれば痩せられたかも？）

　そんな昨日、先日の骨董ジャンボリーで、お隣に出店しているクロテッドクリームの片山嬢（夏暑く冬寒い京都在住です。）から「桐灰の靴下暖かいよ！」と伝え聞き、早速インターネットで注文してみました。一緒に愛用しているクナイプのラベンダーバスソルトも注文し、ただ今ウキウキしながら到着を待っているところです。届いたら、ゆっくりラベンダーのお風呂に浸かって、暖かい靴下をはいて…。さかざきのささやかな幸せなのでした。

　そうそう、以前お客様からいただいたネックウォーマー、寝るときにするととても暖かいのです。こちらもおすすめです。（B様、ありがとうございました！毎日使っております。）

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次回の買付け

　とはいっても、まだ何も決まっていない次回の買付け。それというのも、この冬のヨーロッパの寒さは寒波で尋常ではないらしいのです。一月に入ってからのパリは、連日最低気温はもちろん、最高気温もマイナス。（恐ろしい～。ブルブル。）先日の骨董ジャンボリーで会った最近買付けに行ったアンティークディーラー皆の話では、「ここ20年来の寒さ！」とか。

　そんなことを聞いて、長年愛用のダウンのロングコートを新調しようかどうか迷っています。真冬の買付けの心強い味方、私が「お布団」と呼ぶダウンのロングコート（本当に羽布団のようなのです。）は、長年着てきただけに最近ちょっぴりお疲れ気味。新調するとなると、いまどきのスマートなダウンコートではいまひとつ暖かさが不安。河村おすすめの山登りのお店のダウンコートは、暖かさはバッチリでもスマートさはイマイチ。悩めるところです。

　いくら寒さに慣れているとはいっても、フランス在住のアンティークディーラー達には同情を禁じ得ません。今度行くときには、仲良しのディーラー達に暖かい日本の「ハイテク靴下」でもお土産に持って行こうかな、と思っています。

パリの街中には、冬になるとこんな特設スケートリンクが出現します。

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名古屋に帰ってきました！

　寒い折に「骨董ジャンボリー」にお越しいただきました皆様、ありがとうございました。昨晩遅く、名古屋の自宅に帰り着きました。

　お正月だったからでしょうか、「骨董ジャンボリー」はいつもの銀座でのフェアやプランタン銀座のアンティークバザールとも違って、お客様と新年のご挨拶を交わしたりしてなんだか賑やかでお祭り気分。仲良しのアンティークディーラー達にも囲まれて楽しい三日間でした。

　今回も、店頭に沢山のお客様がいらして下さって感謝です！「ここの商品好き！」と言って下さるひと言が私達の元気の素です。そんな元気をいただいて、また今月は次の更新の準備と月末の骨董＆アンティークin福岡の準備に明け暮れたいと思います。

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ジュエリー展へ行ってきました！

　恐れていたような寒波の到来もなく、今日から「骨董ジャンボリー」が始まりました！東京は暖かいですね。今日のアーリーバイヤーディは、いつも店頭でお目にかかるお客様や、今までホームページでお買い物をしていただいていたお客様も来て下さり賑やか。明日もどんなお客様がいらして下さるか楽しみにしております。

　さて、東京へ来る前から行きたいと思っていたBunkamuraの「愛のヴィクトリアンジュエリー展～華麗なる英国のライフスタイル～」へ行ってきました！これもお客様から伺ったのですが、今回のジュエリーコレクションを所蔵している那須の穐葉アンティークジュウリー美術館はこの展示のため（Bunkamuraの後、福井や広島へも巡回するそうです。）一年間休館するそうで、そのお話も納得出来るほど、沢山のコレクションが展示されていました。

　なにぶん美術館のコレクションゆえ、「身に着ける」というよりは「展示映えのする」というジュエリーが主体。大振りで立派なものが多く、私自身の好みとはかけ離れていますが、これだけまとまったコレクションを見る機会は、本国イギリスでもなかなかありません。また、これだけのジュエリーは量、質とも、21世紀の現在、本国でも、もう収集することは出来ないでしょう。そんなことを想像しながら、数少なくなっていくアンティークを思って少し寂しくなりました。

　今回は「華麗なる英国のライフスタイル」というサブタイトルが付いていて、ヴィクトリアンの習慣が身近に感じられる展示もされています。当時のウェディングの衣装や、レースをはじめとするウェディングにまつわる様々な小物も展示されていて、それは興味深かったです。17世紀からのレースのまとまったコレクションも展示されているので、レース好きな方にもおすすめです。

　また、この展示と同時企画で映画「ヴィクトリア女王　世紀の愛」も上映されています。（衣装が素敵！）こちらは名古屋でも上映されているので、また名古屋へ帰った後、是非見たいと思います。

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ソーイングツールをUPしました！

　明日から始まる「骨董ジャンボリー」のため、今日は東京へやってきました！

　さて、明日からの骨董ジャンボリーを前に、今晩はまずソーイングの中でもツールだけをUPしました。今回は魅力的なシルバー製のツールが入荷しておりますので、どうぞホームページをご覧下さい。そんな中でも今回のイチオシはこれ！

このシルバーの細工は本当に繊細。何よりもケース付きのはさみはなかなか巡り会う機会が少ないもののひとつです。フランスで出会ったときに、あまりのお値段に青ざめつつも連れ帰ってきてしまいました。

この可愛い花かごのペアもおすすめのひとつ。（花かごですから、これもルイ16世様式ですね。）めうちもかぎ針も持っていると便利なツールです。かぎ針の張りの繊細なことといったら！ハンドルもしっかりしていて握りやすいですよ。

　　　

繊細な薔薇の手彫り彫刻がまるでジュエリーのようなシルバー細工。フランスらしい雰囲気たっぷりなソーイングツールです。こちらももちろんお使いいただけますよ。

またまためうち！こんな宿り木の細工はフランスのアール・ヌーボーらしいもののひとつ。日本ではあまり馴染みのない宿り木ですが、フランスでは柊と並んで「おめでたいもののひとつ」という印象があります。「クリスマスに宿り木の下でキスをすると、その恋が成就する。」そんな言い伝えもあります。

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今年初！東京へ

　「初売り」へお越しいただきました皆様、ありがとうございました。今年の初仕事、サロンでの「初売り」も終わり、明日は新春の恒例「骨董ジャンボリー」に出店のため、今年初の東京へ向います。またこの週末は寒波がやって来るようで、寒さが心配ですが、東京のお客様の皆様や、仲良しのアンティークディーラー達に会えるのも楽しみです。どうぞ週末はお台場の東京ビッグサイトへ！是非お出掛け下さい。

　さて、私達は東京にいる間に、渋谷のBunkamuraで開催されているジュエリー展「愛のヴィクトリアンジュエリー展～華麗なる英国のライフスタイル～」へ訪れたいと思っています。上手く時間を作って行くことが出来ると良いのですが…。また行くことがかないましたら報告しますね。

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お正月

　今日からお仕事だった方も多かったのでは？皆様のお正月は如何でしたか？

　私達は昨日もお伝えしたように、年末に能登・金沢に一泊旅行に出掛けたものの、ちょうどやって来た寒波のせいで、帰りは猛吹雪に遭い、這々の体で帰宅したのが大晦日でした。旅行前にスタッドレスタイヤに履き替えてありましたし、念のためチェーンも持参して行ったのですが、慣れない雪道のドライブで、普段、金沢からでしたら3時間程度で帰れるところ、あの日は5時間かかって名古屋に帰り着きました。（↓これがその証拠写真）雪道のドライブは緊張の連続でしたが、それでもすべてのものを真っ白に覆い隠してしまう美しい雪景色に感動しました。「もし雪国に生まれ育っていたら、太平洋側に生まれ育った自分とはまたメンタリティーが違っていたかも…。」そんなことを考えながら帰ってきました。

　元旦は朝からゆずをゴロゴロ入れたゆず湯にのんびり浸かって朝風呂。お正月からささやかな幸せを満喫しました。その間、河村は愛用の自転車で朝から名古屋一周。帰ってくると、一緒に大須観音（東京でいう浅草のようなところです。）へ初詣に。アーケード街が連なる大須は、明治から大正にかけては「名古屋一」といわれた昔からある盛り場。古いものと新しいものとが混沌と混じり合っていて、散歩するには面白い場所です。ですが、流石に元旦は初詣の人でいっぱいで、早々に引き上げました。

　その晩は、両親、妹夫婦、甥っ子の7人でお正月の宴。全員同じ敷地内に住んでいながらも、普段なかなか全員揃うことがない私達。久し振りに「全員集合！」で、母お手製のおせち料理を囲み、お正月の楽しいひとときを過ごしました。

　そして二日の日は、「ハンダーズ（名古屋の南、知多半島の半田市に住んでいるため命名）」ことビスクドールの富野さんと色葉の森田さんを誘って信州安曇野までドライブ。私達がいつも東京に帰りに立ち寄るフレンチレストランが、今年は二日から開いていることを聞きつけ、以前から行きたそうにしていたふたりを誘ってお食事に出掛けました。お正月から美味しいお料理に美味しいワイン、散々笑って、散々飲んで食べて、とても贅沢な時間を過ごしました。往復約500キロ、ドライバーを勤めてくれた河村には申し訳ありませんが、私達三人はアルコールのせいか、帰りの車の中でしっかり昼寝までしてご機嫌。河村とはいつも行き慣れた安曇野ですが、みんなで行くのはもっと楽しい！お正月から楽しいことばかりで、今年も良い年になりそうです。

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仕事初め

　　　　　

　明日からの「初売り」準備のため、今日は一年の仕事始め。サロンへ出向いて飾り付けをし、お客様に来ていただけるよう、準備万端！お菓子も、今回はワイン（！）も用意して、お待ちしております。「福袋」をご希望の方は、準備の都合がありますので、どうぞこちらからご予約下さいね。

　画像は、年末に「金沢・能登魚三昧の旅（大雪に遭遇し、もうちょっとで帰れなくなるところでした！）」で入手したお正月飾り「笹紅鯛（ささべんたい）」。笹に縁起物の鯛や桃、招き猫の麩菓子が下がり、「流石加賀百万石の文化！」と、なんともクラフト的な可愛らしさです。こちらも早速サロンに飾りました。どうぞ見にいらして下さいね。

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