さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

阪神大震災のこと

2010-01-17 | 日常生活

 阪神大震災、あれからもう15年も経ったのですね。関西に住んでいた訳ではありませんが、この日のことは忘れられません。関西ほどではなかったとはいえ、私の住む名古屋でも、激しい揺れで目が覚めたからです。朝6時前、大きな揺れに驚いてベッドから飛び起きたものの、最初の縦揺れの後はさほど揺れることもなく、その後、当時勤めていた会社に行く前に見ていた朝のニュースで、どんどん亡くなられた方の数が増えていくのを呆然として見ていた覚えがあります。

 このところ沢山の追悼番組がテレビでも放映されていましたが、今になっても当時のリアルな映像を目にすると、涙涙になってしまって、見ることが出来ません。今日も追悼番組をチラッと見始めたとたん大泣きになってしまって、それ以上見続けることが出来なくなってしまいました。被災された方々のご苦労には全然及びませんし、阪神大震災の悲惨さはもちろんことですが、それと同時に、どうやらその頃の自分の迷いや悩みが急に蘇ってきてしまうようなのです。

 思えば、私が今のアンティークのお仕事を始めたのはこの関西大震災が起こった年のこと。このお仕事を始めた最初の2~3年は、あまりのめまぐるしさに無我夢中で、自分でも何をしていたのかあまり記憶が定かではないのです。ただ、始めた時のことは良く覚えていて、大学を卒業してからお勤めをしていたそれまでの自分の人生の大きなターニングポイントだった気がします。

 「そうか、あれからもう15年も経ったのか。早いような短いような…私も頑張らないと。」と思った追悼の日でした。

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*Sewingのページを更新しました。