ハワイ旅行記ブログ 行燈徒然日記

雑多に色々と・・・ 読んでもつまらんよ!

おかげさまでブログ開設18周年 ラッキーだった話

2023年01月25日 | Weblog


皆さまこんにちは、お陰様で我がブログ「行燈徒然日記」が本日で18年の
節目を迎えました。なんと当時生まれた赤ちゃんが、選挙権を有し成人と呼ばれ
る時を経過致しました。好き勝手で不真面目なブログですが、皆さまのお蔭でな
んとか続けてこられました。本当にありがとうございます。


そんな訳でアニバーサリーに何を書こうと考えました。
思えば我がブログには、ハワイで違反切符切られたとか、初サーフィンで漂流
、独り旅のホテルで恐怖体験、さらには宿泊ホテル最上階からの避難騒ぎ等々
上げればキリがない自虐ネタやアンラッキーな話ばかりでした。だからせめて
アニバーサリーには、ラッキーだった話を載せたいと思います。

さて皆さまは「インボラアップグレード」と言う言葉をご存知ですか?
インボラアップグレードとはエコノミークラスのチケットなのに、
ビジネスクラスにアップグレードされる事なんです。
それはマイレージ等でのアップグレードではなく、オーバーブッキング等の航空
会社の都合でアップグレードされる事を言います。
今日はアニバーサリーなので、私が過去に体験した。ラッキーなインボラアップ
グレードのお話しです。

話は2001年迄遡ります。21世紀になりインターネットがやっと普及し始めた頃のお
話です。Windows Millennium EditionなんてOSも出ましたね(笑)
その頃、ハワイの多くのホテルでは未だWiFiどころかLAN端子すら無く、ワイキキ
界隈ではインターネットカフェのチラシが盛んに配られておりました。

(2001年クヒオ通りでもらったチラシです)

私もまだツアーを利用して渡ハしてた頃のお話しです。当時は歳も若く経済的理由
から、激安ツアーばかり利用しておりました。そんな訳ですから都合の良いフライ
ト等は選べる筈も無く、なん時の便になるかはツアー会社任せでした。

だからその時の渡ハ予定も帰国便の時間が早く、ホテルを早朝暗いうちにチェック
アウトする事になっておりました。今は判りませんが、当時のツアーは大事の上に
も大事をとって離陸予定時間のかなり前に集合が掛かりました。「もう少しだけ♪
ハワイにいたい」朝の散歩を楽しんだり、ラナイでコ-ヒ-を飲んだり最後
の朝をゆっくり過ごしたい。そう考えるのが人情ですよんね。しかしこれも安いツアーを選
んだ宿命と、半ば諦めの境地でありました。


そんな出発数日前のある日の事です。昼過ぎに我がデスクの電話が突然鳴りました。
実はコレが幸運の始まりだったんです。

電話の主はメールでしか話した事の無い旅行会社の担当嬢でした。
担当嬢「あのうスミマセン、誠に申し訳ないのですが・・・・」との切り出しに、な
にやら悪い予感が脳裏を掠めました。
しかし担当嬢は「ご帰国便の事ですがチケットがブッキングしてしまいました。
誠に申し訳ありませんが、時間の遅い便に変更して頂けないでしょうか?」

聞けば変更便はJAL75便、予定より数時間遅い便でありました。まったく願ったり叶
ったりの知らせに、嬉しさがこみ上げてきます。しかも相手は平謝りに謝っており、
この様な経験は初めてで、なにやら銭湯の湯船で屁をこいて周囲から感謝されて
いる様な変な心持でありました。

しかも驚いた事に彼女から次に飛び出した言葉でした。担当嬢は「せめてものお詫
びとして、ご帰国便をビジネスに変更させていただきますので、どうかお許し下さい」
と云うではないですか、これだけの吉報をもたらした上にスミマセンと申し訳ありません
を連発し、止めはチケットのグレードアップです。ここまでくると担当嬢が、かわ
いそうになって参りました。
しかし当時の私は歳も若く、多少とんがっておりました。だから無愛想にな態度で承
諾し電話を切りました。しかし受話器を置いた途端に、ほころぶ顔は抑え様が無く周囲
から奇異目で見られた事は言うまでもありません。

そして出発の日、とんがっていても働き者の私は朝からイベント会場の打ち合わせ等
多忙で有りました。とある公会堂へ向かう途中、ハンドルを握りながら頭をよぎった
事はチケットアップグレードの事でありました。もしや何かの手違いで帰国便だけ
でなく、出発便もビジネス変更てな事になっとるかも…

などと厚かまし考えが頭をもたげ始めたのです。やがて私の頭の中はその一点でいっ
ぱいになり、その後の仕事は上の空(笑)それはもはや祈りに近い状態となりました。

実はブッキングでのビジネスアップグレードは更に数年の時を遡った1995年に経験
がありました。それはロスからの帰国便で、その時は出発直前の変更であった為、
慌しく機中に乗り込んでしまいまいた。
失礼ながら航空会社もノースウエスト航空(懐かしい)だった為か?
食事等は思ったほどではなく、ただゆったりと帰りの10時間を過ごすことが出来た
程度に記憶してます。

しかし今回はJALであります。 当時ビジネスクラスの名称もエグゼクティブクラス
と呼ばれており、なにやらゴージャス な予感が・・

早速さと仕事を済ませ、スーツケースを二つ積み再びハンドルを握り成田空港へ向い
ます。いつもの首都高もこの日ばかりは、なにやら華やぐ感じが不思議でした。鮮明
に覚えているのですがこの時、千葉県に入ると一瞬のうちに雲がわき、一寸先も見え
ない様な集中豪雨となりました。ほうほうのていで空港へ到着!早速チケットカウン
ターで我が番をもどかしく待ちました。前の6人家族が和気あいあいと、エコノミー
のチケットを手にカウンターを離れて行きました。さていよいよ我が順番が、巡って
参りました。パスポート、ツアーのチケット交換券を出し荷物を預けます。そしてつ
いに我が家のチケットが・・・

そう前の家族のそれとは、明らかに異なる色チットが2枚カウンタースタッフの手に
握られております。白地にパープルの模様まさに願いが通じた瞬間でありました。
この上は一刻も早くチケットを受け取り、この場を経ち去りたい。やっぱり間違い
でしたなんて事になるやも知れません。

しかしカウンターの女性がチケットを持ったまま、深々と頭を下げ
「この度はご迷惑をお掛けしてウンヌン」私の心の叫び!「解ったから早くその
チケットをちょうだい」なおもカウンター嬢の話は続く「このシールは、万一お荷物
の紛失があった場合ウンヌン」心の叫び「そんな事は知ってるよ!それより早くその
チケットよこしな」 さらにカウンター嬢は、搭乗時刻の事や出発ロビーまでの行き
方等を話そうとしている。その間私の心の叫びは「知ってるからチョウダイ!早くそ
のチケットチョウダイ」最後にカウンター嬢はもう一度お詫びを言って、ようやく私
にそのチケットを手渡したのです。

なんと言う事でありましょうか! 格安ツアーのエコノミー席がついに往復航空券共
にビジネスにグレードアップしてしまったのです。しかもどの場合も相手は私に謝っ
ているではないですか!
この様な理不尽とも言える幸運を、我が人生で経験しようとは思いませんでした。

逃げるようにチケットカウンターを去り、雑踏の成田第二ターミナルを横切りレス
トランにてビールと枝豆を注文し、やっと人心地つきました。


しかしレストランにて改めてチケットを確認すると、チケットの端のほうに「サクラ
ラウンジ」の文字が・・・聞いたことがあるような気がする、もしかすると・・私の
胸に再びゴージャスな響きが高らかに鳴り始めました! とにかくソソクサと出国を
済ませ、その「サクララウンジ」に向いました。
ラウンジの入口は重厚で大きな引き戸でありました。前に立つとその重厚な扉が音も
なくスライドして、私を招き入れてくれました。正面が受付になっており、にこやか
な受付嬢が迎えてくれました、どぎまぎしながらチケットを差し出すとすんなりと
ラウンジへ通して頂きまた。それだけではない、搭乗時間になったら案内をしてくれ
るとの事!

「それでは出発までごゆっくり、お寛ぎ下さい」とか言われてのサクララウンジへ
誘われました。ラウンジ内は落ち着いた雰囲気のホテルのロビーの様な印象を受け
ました。しかも高そうな洋酒がギッシリ!これら全てが飲み放題らしいのです。

さらに周囲の方々は、静かに雑誌などを読みくつろいでいる様子。
当時の我が目には皆さん全てが、国際ビジネスマンか大金持ちに見えて参りました。

そう寛ぐどころか返って緊張し、トイレばかり行っておりました。
おまけに職場からは厄介な事案の着信まで入る始末(笑)
色々ありましたが搭乗ゲートへと向かうと、案内が流れ搭乗開始!
ここで少し優越感と言うかファーストとエグゼは別の搭乗口からの案内となんです。
ランランと飛行機に乗り込む!席について見るとこれが広い、足が伸ばせるでは
無いですか!今はさらにプライベート感のある席となったビジネスシートですが、
当時の私は充分な広さでありました。離陸前に飲み物が出てきたり、ワンランク上
のサービスを充分堪能させて頂きました。
ココまで書きましたが補足として、勿論帰国便もエグゼクティブクラスでホノルル
空港のサクララウンジへ向かう通路で、当時ニューヨークにお住まいだったヒロミ
郷様ともすれ違いました。「人生 生きてるだけでまる儲け」とさんま師匠も言っ
ておりますが、正に大儲けの話でありました(笑)
↓はこの時の機内食メニュー 往復とも私は和食を選んでおりました。


今回もタダ チケットが幸運にも、ビジネスにアップグレードしたダケの話なのに、
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
次回はハワイ2日目の旅行記であります。ホノルルマラソンは3日となりますので、まだ多少先になります。どうかご容赦くださいませ。

おまけ画像
殆ど残って無かった2001年の画像懐かしいかどうか解りませんが2001年フィッシャーマ
ンズ・ワーフ↓


最近見ないなと思っていたら2014年に取り壊されたと出てました。ホントですかね?

こちらも懐かしい飛行機ですね。初めてマウイ島に行った時は、アロハ
エアーでした。


行燈徒然日記


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マハロパパ)
2023-01-26 16:46:17
行燈入道さん
ブログ18周年おめでとうございます。ブログという形式が普及する前はホームページという形式だったわけですが、それがブログでぐっと身近なツールとなり、今やTwitterやら FacebookやらInstagramなどに主流は移りつつあります。でも、1日でも長くブログは続けたいですよね。

「他人の不幸は蜜の味」とは良く言われることですが、自虐ネタのブログ等のSNSの良さは、そう!蜜の味を手軽に味わえるという良さなのです。身を切って読者を幸せにするブログは素晴らしい!

私の嫌いなSNSは、不平不満や他者批判ばかりのもの。
そういうブログ等の読後感は、見たくないものを偶然見てしまったような不快な気分ですね。

一方で"リア充"自慢のSNSは、もしかしたら本人はそれほど悪気はないのかもしれませんが、読後感は微妙!昔から育ちの良いお金持ちほど生活ぶりは質素(に見える)なもので、表層的な自慢は鼻につくだけです。

で、今回の行燈入道さんのラッキーな話は、自慢話と言うより、降って沸いたラッキーな話に、つい舞い上がってしまった自分を第三者的に冷静に分析するという極めて高度なテクニックを使って、潔い自虐ネタに昇華しており、またまた行燈入道さんの手口に嵌ったわけですが、不快ではなく、むしろ爽やかさを感じさせてくれました。いつもありがとうございます。
マハロパパさんへ (行燈入道)
2023-01-27 05:38:48
ありがとうございます。
いやいや沢山褒めて頂き恐縮しております。
確かに悪口は聞いても読んでも、気持ちの良いモノ
ではありませんね。私も気を付けて行きたいと
思います。元々自分が趣味で作っていたホーム
ページのいちコーナーのつもりで立ち上げたブ
ログでしたが。本家のホームページが2018年
11月で終了して、このブログだけが残りました。
好き勝手で自己満足のブログですので、読んでい
ただける事がとても嬉しく感謝であります。
今後ともよろしくお願い致します。
Unknown (ハイチュウ)
2023-01-27 17:36:45
ブログ18周年おめでとうございます!
18年前に生まれた方が成人に、の言葉にとても
重みを感じました。継続は偉大ですね!
その昔、ネットなどがなかった時代にいったいどうやって
海外旅行へ行っていたのかと、思い返してもよくぞと
不思議な感じさえします。
あの厚いABロードなど買っていましたね、懐かしい
最近はUGの確率はどうなのでしょう?
ネット時代になって減ったように感じるのはたまたまでしょうか
我家も一度だけそんなよい思いをしたことがありますが
多分20年ぐらい前のことです。
ハイチュウさんへ (行燈入道)
2023-01-29 05:57:04
ありがとうございます。
18周年とか言ってますが、忘れた頃の
ポツリと更新される我がブログなので、
そんなに威張れたもんでは有りません。
ほぼ毎日ブログを更新されている、
ハイチュウさんに比べたら、私なんぞお恥ずかしい
限りです。ABロードありましたね、何度か
買った事もございます。そう言えば最近はブッキ
ングでアップグレードって中々聞きませんね。
おっしゃる通り、ネットで席が指定できてしまう
のでブッキングが起こり難いのかも知れません。

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