JAL名人会

先日、この日記に書いたJAL名人会に行ってきた。
地下鉄大江戸線に揺られて、到着したのは清澄白河、
深川江戸資料館のこじんまりしたホールが会場だった。
入り口で、いかにもしぼんだ感じの老人（失礼ながら）
と初老の女性とすれ違う。午後６時開演で９時終演、
会場は程々に埋っており、よく見ると若い人もいる。
ワールドカップの予選、日本対バーレーン戦あると
言うのに、この人達はいったい何者か？
振り返れば自分もその一人だった事に、苦笑の思いである。
かくして演目が進み浪曲になった時、先程のしおれた老人が舞台に
現れた。
白い着物に身を包んだ彼は、驚く程に大きく見えた。
とうとうと響くその声は、年齢を超越している。
浪曲を見るのは初めてなのだが、舞台上の浪曲師をカッコイイと
思ったのは私だけではないと思う。
そして舞台を終えた彼は、元のしおれた老人に戻るのであろう、
今更ながら熟練の芸とは凄いものだ実感した、一日であった。

プリンター購入！

かねてよりプリンターが故障していたので、
新しいプリンターを買ってきた。
横浜のビ○クカメラで、色々と物色していたところ。
プリンター売り場に、いかにもマニアアックなおじさんが
登場した。
そのマニアックおじさんは、店員を呼びつけて色々と質問を
しはじめた。そのおじさんによると、デジカメ画像をプリントする時に、
一番大切な色は黒（正確には、黒系の濃淡）だそうだ。
マニアックおじさんが使っているプリンターは、そこがイマイチ良くないらしい。
若い店員は販売チャンスと見たのか、すかさず売り場中央に展示してある
某メーカーのプリンターを説明しはじめた。
「これだとハイコントラストで綺麗な写真印刷が可能です」
とかなんとか言って、CANONのPIXUS ip4100を売ろうとしている。
なんでも従来の４色のインクに顔料系インク（黒系）を備えて５色COLORを装備している
のだそうだ。
おじさん曰く「印刷が綺麗なのは判った、でも自分のPCにはUSB端子が２個しかなく全て
周辺機器に使用している、だからパラレル端子のあるプリンターが欲しい」と
言う。じつは私のPC環境も全く同じで、数少ないUSB端子を分配して
CDRW・スキャナー＆デジカメの画像取り込みに使用している。
これ以上USBを分配したくないのが、本音なのだ。
なんとマニアックおじさんの質問のタイムリーな事！
当然私の耳は、マギー真治のマジックの様に大きくなった。
店員の説明は的確であった。
最近の普及型プリンター（安物と言わないところがいい）
のインターフェイスはほとんどUSBオンリーなのだが、
この ip4100はパラレルが装備されているとの事だった。
しかも、CDダイレクト印刷は当たり前で、給紙カセット付きの両面印刷
可との事であった。その後マニアックおじさんは、自分の薀蓄を散々述べて
結局買わずに帰ってしまった。長々とマニアックおじさんに付き合わされた
あげく、売り逃した定員君は残念そうにおじさんの背中を見送っていた。
これも販売員の悲哀であろうか、渾身の接客をした後の脱力感がにじみでていた。
何故か彼の気持ちが、良くわかる私なのである。

もちろん、私が購入したプリンターは事は言うまでも無く、ip4100である。

寄席へ行こう！

いつものように、休日なのに
ちょこっと出社した水曜日・・
思わぬ贈り物が、某航空会社より
届いた。
それは国際線機内でよく聴く
あの、J○L名人会の公開録音の
招待券であった。

思えば社内移動で今の仕事に変った
数十年前、話し方の勉強と称して浅草の
演芸ホールに足しげく通った頃を思い出す。
それ以来、久々の寄席である。
今のお笑いブームの主役たちとは、
一閃を引く芸人さん達の芸が今から
とても楽しみな私である。