横浜の司法書士安西雅史のブログ

2011-01-23湘南国際マラソンで初のフルマラソンに挑戦しました。

面談

2006-10-09 | 業務日誌
あー、本日も晴天なり。

ここんところ、気分も晴れ渡るような秋晴れが続きますな~
ウチの近くから富士山が良く見えます。


週の始まり月曜日

午前中

不動産取引で、売主が権利証を紛失している場合、
どのような手続きをとったらいいのか。

旧不動産登記法の下では、保証書制度というのがあって、
これと印鑑証明書を組み合わせて、紛失した権利書の代用策に
していた。
ただ、この保証書制度が、たびたび不正な登記事件に利用されるなど
以前から問題が指摘されたため、平成17年3月に施行された
新不動産登記法によって、この保証書制度は廃止された。

その代わりに新しく出来た制度として
司法書士等資格者代理人による本人確認情報の提供制度というのがある。

具体的に説明すると、司法書士が不動産の所有者本人と面談し、
パスポートや運転免許証等の身分証明書の提示を受けて本人で
あることを確認した上で、司法書士がその面談日時・場所、
所定の確認方法による本人確認をした旨等を本人確認情報として
登記所に提供するというもの。

免許証やパスポート等の顔写真付きの資料がない場合は、
別の資料で確認することもできる。

さて、長くなりましたが
要はこの確認をすべく、本日約束していた時間に
売主の自宅へ行ったわけです。

まずは面談しないと何も進まないんで。

ピンポ~ン、


ご挨拶から入って、本人に現住所や生年月日、
今回の不動産を取得した経緯等いろいろと聞くわけだが、
話していくうちに司法書士と売主との間に徐々に温度差が生じてくることがある。
本人からしてみると、何でここまで聞いてくるの?と思うかもしれない。

しかし、不動産を売却することはそれくらいの慎重を期して手続きに臨む必要がある
と思うし、ましてや権利証をなくしている場合なら、当日の不動産取引を円滑に進める
ためにも事前に関係当事者とよく打合せをする必要があろう。

約1時間後、任務終了。


帰り、ズーラシア付近の道を通ったら、
ものずごい渋滞に巻き込まれた
ズーラシアはウチから車で15分くらい

開園当時は、落ち着いたら行ってみたいと思っていたが、
結局まだ一回も行ってない。









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2 Comments

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Unknown (あんざい)
2006-10-11 00:17:31
こんばんは。

別件ですが、以前お客さんから、警察の事情徴収みたい

ですね~、と言われました。

まぁ、そんなもんですが。



今のところ、識別情報に関してはほぼ100%

皆さん通知を選択してます。不要なら後日失効の申し出

が出来るので、とりあえず通知するって感じですよ。

でも長期的には、おっしゃる通り、不通知で資格者による

本人確認で対応するというパターンになると思います。

特に、金融機関は近い将来このパターンを選択するでしょうね。



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Unknown (勇気の花)
2006-10-09 22:14:38
本人確認の現場ですね!

なるほど~ そこまで聞かれるのかぁって思われるのかもしれない場面ですよね。



ちなみに識別情報の通知はどうされてますか?不通知で本人確認が増えるような気がしますが。。通知されても目隠しシール剥がさないで~って言うか。。
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