横浜の司法書士安西雅史のブログ

2011-01-23湘南国際マラソンで初のフルマラソンに挑戦しました。

相続登記のお話

2007-09-09 | 業務日誌


昨晩ブログをアップしようと書いていたら、何か知らんが激しい睡魔に襲われてそのまま朝まで寝てしまった


というわけで、
9月8日土曜日


不動産屋経由で相続登記の依頼があった。
相続登記の依頼を受けるパターンとして、まずよくあるのが、例えば、夫が亡くなったので、夫名義の不動産を自分名義にしてほしい、母が亡くなって自分で相続登記しようと思い法務局へ行ったが、よく分からないので名義変更の手続きをお願いしたい等、相続人が直接事務所へ来所して依頼をするケース。これが一番多いかと。

次に、不動産屋経由でくる相続登記の依頼。ま、これは多少ワケありが多い。
良くあるのが、相続人から売却の話があったが、まだ相続登記が未了なので、契約(決済)時までに相続登記を完了させてほしいという依頼。この場合、出来るだけ早めに相続人と連絡を取り、依頼された相続登記を指定された期日までに終わらせる必要がある。これが結構気を遣う。実際、戸籍を調べてみたら、予期せぬ相続人が出てきたとか、相続人の一人が海外にいるため印鑑証明書が取れない等、イレギュラーな事態が生じることもある。
これ以外だと、例えば、業者が開発しようと将来開発にかかる対象区域を公図や謄本で確認したら、区域内の一部の土地が共有地で、しかも全く相続登記がされていない(共有者の名義が、○○左右衛門や××之助となっており、登記が昭和初期で止まっている)物件が出てきて、このままでは買い取ることも出来ないし、仮に市に払い下げするにも相続登記が必要となるだろうし、一体どうしたら良いのか、という相談を受ける。
この場合、そもそも相続人が一人も判明していないというケースもあり、何から着手すべきか迷う時もある。

相続登記は、司法書士業務の中でも基本中の基本と思うが、案件によっては、思わず唸ってしまうようなものもあり、一筋縄でいかないケースも多々ある。
今回受けた依頼もその部類だと思う。


次回へ続く・・・よてい~