大人猫の魅力

 ふわふわの毛や、ちょっと湿ったかわいい肉球、ちっちゃなお鼻、ちょこんと座ったときの小ささなど、ロナの可愛さにニヤニヤする毎日で、このまま大きくならなければいいのに、なんて思うこともありますが、このなんともいえない子猫のかわいらしさにも勝るのが、大人の猫の魅力だというのが私の持論です。
 子猫の可愛さは純粋な可愛さで、子猫は誰が見ても、さほど猫が好きでない人が見ても、可愛いと思うでしょう。それに対し、大人の猫の可愛さはもっと奥深いもので、ふてぶてしかったり不細工だったり、一見したところあまり可愛いと思えない猫でも、じわじわと魅力が染み出してきて、噛めば噛むほど味が出るスルメのような可愛さがあります(猫好きの皆さんには言わずもがなのことかもしれません)。
 それにくわえて、私はやっぱり大人猫のほうが落ち着きます。ロナを抱っこすると、羽のように軽くて華奢で、壊れてしまわないかとても気を使います。ところがまるを抱っこすると、ずっしりと私の肩に体重が乗ってきて、ぎゅっと抱きしめても大丈夫、毛もふわふわではなくて、密生していてしっとりと手になじみます。背中をなでても、ひっくり返りそうになる心配はありません、どっしり受け止めてくれます。頭をなでると、私の手のひらをしっかり押し返してくれます。
 そんなわけで、私は大人の猫のほうが好きなのですが、実際子猫がいる生活というのはとても楽しいものですし、うちにはすでに大人猫が4人いるので、結局のところロナは小さいままでいて欲しいです…



目つきが悪くとも…
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