子猫便り5~食いしん坊ロナ

 ロナをもらいに行ったとき、保護主さんが、ケージの中で落ち着かなげにニャーニャー鳴いているロナを前にして、「まだ完全には馴れてないけど、ごはんだけはしっかり食べてます」と笑いながら説明されるのを聞いて、なかなか神経の図太い子猫だな、結構結構、と思ったのですが、ロナは少々食い意地が張りすぎています。
 子どもがおやつに菓子パンを食べていると、伸び上がって欲しい欲しいとニャーニャー鳴いたりするのはまだいいほうで、ご飯の支度をして、ちょっと目を離すと、すぐお皿のものに口をつけています。魚や肉はもちろん、チーズやかぼちゃ、サラダのマヨネーズ、カレーまで何でもこいなので、とても困ります。チョコのかかったビスケットのお菓子を、箱から出してかじっていたこともありました。
 思えば、まるとぼんが来てすぐの頃も大変でした。朝起きると、かじったあとのついた食パンが一枚袋から引きずり出されていたり、生ゴミの袋が破られていたり、ふりかけが床にばらまかれていたり。お皿の料理はもちろん、肉や魚を調理していると、横取りに来ます。それまで、みゆちゃんとふくちゃんのふたりはまったくそんなことがなかったので、呆然としました。
 しばらくは食パンは戸棚にしまったり、残ったおかずは電子レンジの中や冷蔵庫の中に隠したりしていましたが、そのうちまるとぼんも落ち着いて、食パンをかじったりすることはなくなったので、穏やかな日々が続いていました。
 その平和ボケしているさなかにロナがやってきたので、うっかり油断していろいろ食べられてしまいましたが、体によくないので、まるとぼんのようにいつかはキャットフードに落ち着いてくれるだろうと期待しつつ、しばらくは気を引き締めていこうと思います。
(ところで、みゆちゃんも子猫の頃、パンを食ました。勿論みゆちゃんは勝手に食べたのではなく、欲しそうにしているのでためしにあげてみたら食べたのです。いまでは見向きもしませんが)


可愛い顔に似合わず(?)かなり食いしん坊ロナ
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