新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2022春…各務原「ミュージックルーム6-21」で小山卓治さんのワンマンライブ

2023-08-12 05:59:15 | 小山卓治

各務原
特急も停まる名鉄犬山線
新鵜沼駅のすぐそばにある


「ミュージックルーム6-21」


もう…それはそれは
素敵なハコでして


一言で言っちゃえば
ここは
「ギターミュージアム」


なので、ここに来れば小山卓治さんがギターを弾き始めた頃の少年のようになっちゃう



桃太郎神社の宝物館よりも
ウンとウンと宝物館っぽい…

オーナー佐伯さんの宝物館

「ミュージックルーム6-21」



なんでも
話によると
高級外車を買う予定だったお金を
高級外車を買うのをやめて
すべて…ギターの収集にその予算を廻したらしい…



なので
ビンテージもののギターもいっぱい!!!
佐伯さんの宝物である
ビンテージもののギターを手にして
めちゃ嬉しそうな小山さん
いやあ、指先が震えるー!!
なんて口にしながらも…
小山さんのリハは…つづくよ!どこまでも…(笑)





今回手にしてるギターは
「エピフォン エクセレンテ FT120」

1963年から1970年の間に僅かに141本しか生産されなかった本物のビンテージギター



価格をきくと
えっ???驚!!
腰を抜かします!抜かします!!!
ギックリ腰に注意!!
ただでさえ、腰痛持ちなのに…苦笑

小山さんがギタースタンドから
倒すことのないように…
と…慎重になってるのがよくわかります!!


万一、倒してしまったら…汗
それは新型コロナウイルスに感染するよりもウンとウンと恐怖なの…かも…

さて通常のギターに持ち替えてリハも念入りに…ビンテージもののギターもゲストに迎えるのは、このハコのお約束…笑

その横で、今泉さん、競馬の勝敗が気になるのでしょうか…

 

さてさて、控室では

珍しい佐伯さんの宝物が披露…

それは、銃…

かなり歴史を感じる一品

おお、小山卓治さんが織田信長に被ってみえる!!

そんなこんなで、本番前から大いに盛り上がっている

小山卓治さんの2022年春ツアー、最終日「ミュージックルーム6-21」のライブレポをば、だらだらと…

本番前から大いに盛り上がっているので、そのままのボルテージのまま本番を迎えた小山卓治さん!!いやあ、凄かったです!!もう最終日、3日目とは思えない…刈谷サンダンスとはセトリをガラッと変えて、熱いライブを披露…

もう撮影しながらも、鳥肌ものの感動がひしひしと…

改めて当たり前のことを思う…

小山卓治さんは凄すぎる!!

 

まずは

「気をつけた方がいいぜ」

から
歌い出しから
インパクトのあるこのフレーズ



何に気をつけるかって…

一時、職場で嫌な上司がいて、
ヒラメのよーに上を向いてて
状況によってころっと態度を変える職場のあの方にひどい目にあったりして…

そんな時、この歌のサビが心に響いて、励まされたことが何度も

さらに
今、このご時世
この歌を聴いて脳裏に浮かぶのは
「新型コロナウイルス」

もう「気をつけた方がいいぜ」と思えるものがこの世の中、いっぱいだー!!

小山さんの歌は3日目というのに…迫力があって、3日間同行している私にとっては、なんといっても声の張りに…その素晴らしさにただ驚くばかり…

「夕陽に泣きたい」

♪このままじゃいけない このままじゃいけない
あきらめちゃいけない ため息じゃいけない~


ホント
新型コロナウイルス感染症に振り回されてる世の中

ワクチン接種しても、効果がなくなることの早いこと
それでも、国家は接種せよ、というけど…

身体に蓄積されるダメージはどうなの…

♪このままじゃいけない このままじゃいけない
あきらめちゃいけない ため息じゃいけない~


サビのフレーズが
新型コロナウイルスと関連して
心に残る…

そんな歌じゃないのに…
この歌が作られたときは
そんなウイルスなんてこれっぽっちもありゃしなかったのに…


小山さんの唄が…言葉が…
願いのように…叫びのように…沁みる!沁みる!!

 

ちなみにこの歌、高橋研さんがニューアルバムに入れたいと思っている曲で

共作なので、当然のことながら、高橋研さんの色合いもよく感じられて

先程から、繰り返して、綴ってる

♪このままじゃいけない このままじゃいけない

のキャッチなフレーズが心にいつまでも残る…

ふと研さんと小山さんと一緒にツアーをした楽しい日々をも思い出しながら…このサビのフレーズがインパクトがあって、何かアクションを起こさなきゃって気にさせてくれる曲…メロディーもいいんだよね!!

 

 

「HEAT OF THE NIGHT」

ギラギラ感が感じられる
野性味あふれる小山さんが垣間見える…

マイナー調で、うごめく躍動感のある

まさに唯一無二の小山さんの世界観!

シャウトといい、声の張りといい、疲れを微塵も感じさせない圧巻の唄声

♪HEAT OF THE NIGHT~

このサビのシャウトに陶酔!切れ味最高!!

 

ここで、初めてのMC

ちょいと「各務原」を噛んで言い直し…笑

各務原に来るのは、今回2回目…2020年の3月に来て以来、ちょうど2年ぶり…去年の9月に来る予定だったけど、新型コロナウイルス感染症のため延期になってしまって、今もまだまだ予断を許さない状況なんだけど、くることができたことを語って

「みんなも来てくれて本当にありがとう!去年、アルバム「The Fool」「VANISHING POINT」をリマスタリングしてリリースしたんだけど、そのアルバムの中の曲はもちろん、たっぷりと歌います…最後までよろしく!」と語って

「いつか河を越えて」

先程、ここにくるときに眺めた木曽川に架かる犬山と各務原を繋ぐ橋が浮かび上がるけど…

心象風景に浮かぶ橋は、犬山と各務原とは壁があって、簡単には自由に行き来出来ないの…そんな現実とは異なる世界観のイメージなんだけど

小山さんの唄声によって
歌詞から伝わる心象風景が心に広がり
滲みる!沁みる!!!

この歌にあるような「向こう岸」
…があるような
世界が再びこないことを願いつつ…


でも河を越えて??
戦争ともうひとつ、コロナウイルスだけはやってこないようにと祈りつつ

続いては

「Blind Love」

しっとりと
優しい歌声が響き渡る!!
その優しい唄声が
この優しいサウンドを包み込む
小山さんのハスキーな歌声が…
その中の切なさが…特に…クローズアップしてくるように感じられる…
歌の世界は…ドラマ仕立てで
心象風景が鮮やかに浮かび上がる…

男女が主人公で描かれる…小山さんの短編小説のような世界観…良質の小説を読み終えたような感動が心に残る…

唄い終えてのMC

故郷熊本で大きい地震が起きたのは2016年7月のことで、今年の正月に帰って、熊本城天守閣に登ってきたと…

天守閣は整備が整っていて、上まで登ることができるようになってて、天守閣の復旧は終わっていたけど、他の箇所はまだまだで全部の復旧が終わるのは20年くらいかかるらしい…こうやって全国ツアーをして廻ると、いろんな場所でそういう災害の現場に出合うことも多くて…そのすべてのことに対して立ち合うことはできないけれど、自分の立ち位置でできることがあればやりたいなと思っていて、俺は「熊本応援ライブ」というのを始めて、年2回のスパンで続けていて、もう14回くらいやっている…「熊本応援ライブ」をやって、そのライブの収益とそれから会場で販売している熊本応援のCDの売り上げを熊本に義援金として送っている…小さなことだけど、少しづつ続けていけたらと……毎回…熊本応援ライブは「熊本応援CD」というのを作って、今年も5月にやるんだけど、その5月にやるときに売る「熊本応援CD」を今日は前倒しで作ってもってきました…と語れば

客席から沸き起こる拍手!!

「アルバム「はるか」のライブテイクを全曲収録した「熊本応援CD」を作った…よかったらぜひ!次は故郷、熊本のことを思って作った歌を」と

 

「パパの叙事詩」

歌を描いた…当時の
等身大の小山さんが垣間見える…

子どもの頃に戻って、その時に感じた思いがストレートに綴られる…

 

もう…短編映画をみるかのような歌詞が
深いハスキーな小山さんの歌声で表現される
私が…映画監督なら…
この詞をもとに…映画を作りたい!!
…そう思わせるほど


等身大の小山さんの家族への想いが伝わってくる
優しい…自叙伝のような歌…


優しく…家族のことを唄った内省的な唄のように…
一見は感じられるけど…
実際は大河ドラマのように…
スケール感の大きい…ストーリー性をもった…素敵な曲…

♪物語の続きは
僕が書いていくよ~

この最後のフレーズが心に沁みるんだな…

小山さんの優しさがひしひしと伝わってくる

 

「前夜」

小山さんの当時感じた
等身大の想いがストレートに綴られる…
家族への温かい思いが前面に描かれて
歌が…歌詞が…心象風景に浮かびあがり…心に突き刺さる!!!

歌詞の言葉を一つ一つ大切そうに歌う小山さんの姿が印象的

そして、切なくも明日への決意が感じられて、心にぐっとくる!!

唄い終えてのMC

「ここのお店には、みて分かるようにギターがたくさんあって、俺みたいなギター好きだと、みているだけで半日が過ぎるくらい、素晴らしいギターがいっぱいあって、前回もここに来た時に弾いたけど、今回も、ここにあるギターを弾かせてもらうことになりました!(小山さん、メチャ笑顔!)…凄いんだよ!興奮しているのは僕だけ??…笑…このギターは「エピフォン エクセレンテ FT120」というギター、ビンテージもの、高いんだよ!ちょっと手が震えるんだよ…俺のギターよりも丁寧に扱っている…今日は、このギターを使って2曲ほどやるので聴いてほしい…まずは、俺の新しい歌を…」

 

「冒険がはじまる」

語りかけから始まる…家族愛がテーマのこのうた

…世界を平和になんて出来っこなくても、君の笑顔と新しい命を守ると…父親になる決意が綴られる

なんか、ウン十年前、娘が生まれた…あの瞬間を思い出す…そして、温かい気持ちになれる…

家族愛をテーマに、子育てや生きていくこと、明日への日々の生活を冒険に喩えて…

小山さんの温かみが溢れ、また明日への希望が感じられる歌で…もうめちゃめちゃステキな歌で…これは新譜が楽しみだー!!

 

「2人のはるか」

等身大の小山さんが感じられるラブソング
小山さんの優しい想いが伝わってきてその歌声が響き渡る…
この優しいメロディー、そして小山さんの優しい歌声が…
静かな木曽川沿いの街並みに溶け込むような…そんな心地よさ…

それにしても、「エピフォン エクセレンテ FT120」の音の響き…最高!!

そっと大切に…慎重にギターをおいて…ギターを持ち替えて

ここでのMC

今回のツアーは、東京を離れては久しぶりで、なかなか東京を離れてのツアーが叶わない中、今回、藤枝と刈谷と各務原の三カ所のツアーをやることができたことを語り、

そこで「だいたい、こういうツアーをやるときは移動時間も余裕を持って動くので、ちょっとした観光をする訳…初日、藤枝のライブが終わった翌日の移動中に、藤枝の割と近くに小山城というのがあって、そこに行きました…大きな石の石碑があって、大きく「小山城」と書かれていて、その前に仁王立ちのように立って、いかにも俺の城みたいな顔をして、そこで写真を撮ってきた」と

さらに

「今日は、また時間があったので、国宝犬山城に行ってきた」と小山さんが語りだせば、客席から拍手が沸き起こる

「両方とも山城で、かなり登ったり降りたりしなくてはいけなかったので、若干、膝が笑っています…俺は熊本出身なので、熊本城に誇りを持っているんだけど、残念ながら熊本城は1回焼けたので、国宝じゃない…若干、負けた気が…笑…熊本城もいいけど…犬山城を堪能してまいりました…いいね!…笑…犬山城!」

そう語って

「Show Time」

イントロを奏で、笑顔で答えてからの「Show Time」

スローな…
小山さんの歌う心象風景が鮮やかに浮かび上がる…

♪~Yes,it's a show time
俺は夜のテロリスト
Yes,it's a show time
このままじゃくたばらないぜ~




「このままじゃくたばらないぜ」


まさしく…
その通りの…カッコイイ小山さんがそこにいる…

都会の片隅で、地べたで這いつくばっても、明日への夢だけは諦めないような…小山さんの描く世界観!

曲のラストの「Show Time!」の言葉はどこまでも力強くて

 

「Rock’n Roll's Over」


美しい旋律…ミディアムテンポのサウンドにのって
甘く…ハスキーな歌声が響き渡る…

小山さんの描く独特な世界観

歌詞に込められた思いが深く…リフレインが心にいつまでも残る…

Rock’n Roll's Over~

 

唄い終えて

「次の歌は「種の歌」…最近のニュースをみていると、気生臭い感じになっちゃってるけど、きれいごとかもしれないけど、憎しみの連鎖じゃなくて、愛が連鎖して言ってくれればいいなと思う」とまとめて…

「種の歌」


この唄は…
娘が幼いころに
車や部屋の中で流していたので
娘が小山卓治さんに興味を抱くきっかけとなった曲…

今ではすっかり小山さんファンになってる
受付にいる娘の横顔を横目でみながら

小山さんが撒き続けてきた「種」は「芽」をだし
成長し
花粉が…飛び交い…

ここ数年に限っては…コロナ禍で
今後が気にかかりながらも

この日の「ミュージックルーム6-21」のように
いろんな街のいろんなハコで…
こうした歌の「花」を咲かせてくれることが
ずっと続くといいな…
そんな希望を抱きながら
耳を傾け…マスク越しに小さな声で口ずさむ…



「Yellow Center Line」

まさに詩人だなって、心から感じる作品

♪Yellow Center Line
思い出をひとつ落とすたび
Yellow Center Line
星がひとつずつ光りだす
Yellow Center Line
もうこんな遠くへ来ているよ
Yellow Center Line
本当にいい時はこれからさ~

とのラストは、反語表現ふうに、

本当にいい時が、これからあるとは思えないんだけど、100パーセント絶望…という感じもしない…

メロディーラインが実に美しくて
心に滲みる…滲みる…

そして、ハスキーな小山さんの唄声が、心にこだまする!

ライブも後半戦

…での小山さんのMC

「ありがとう!昨日もおとといも言ったことだけど、俺は1983年にデビューして、今年でなんと、デビュー39年目、来年、2023年は40周年!…来年はあちこちでいろんなことをやります!お楽しみに!!さあ、盛り上がっていこうか!」と

ここからは盛り上がっての

「Bad Dream」

小山さんのシャウトに…
大興奮の夜…

♪走りだせばまだ間にあう
汚れた手でつかみ取れ~

このサビのフレーズがタマラナイ!!

そして
本編ラストは


「最終電車」

お客さん、みんながみんなで心の中で
大合唱!!!

♪明日こそは幸せな朝を迎えたい~



いやいや
今が…この時がめちゃめちゃ幸せです!!…笑

小山卓治さん!最高!!!

どん底のときに…
どん底のときに…


このサビを口ずさんでは…私自身…
なんども助けられてきたような…

きっとこの歌を口ずさむことで
これからもずっと

さらに
コロナ禍で…とんでもない目に遭わされている
みんなを勇気づけてくれるに違いない…

私も…これからも、この歌を口ずさみながら
この歌に助けられたい…心からそう思って

マスク越しに大合唱!!
といっても飛沫が飛ばないくらいにね…

これにて本編終了!

 

当然、鳴りやまぬ拍手!拍手!

拍手に応えてのUN

再度、ステージに登場し小山さん

「ちなみに、この「ミュージックルーム6-21」は7周年だそうです…また、他のギターを弾きたいので…ってことは何度もこなくちゃいけないってことで大変だなあ…笑…」

と、オーナー佐伯さんのギター「エピフォン エクセレンテ FT120」を手にして

「ここは、とても気持ちがいい…こっちのギターも気持ちがいいんだけどね…」と口にして

 

「光が降る」

優しい歌詞とシンプルなメロディー
その中に…はっきりと存在する…
小山さんの想い…

そして、何よりもギターの音色が小山さんの唄声に溶け込んでいくようで…

唄い終えると

そっと大切に…慎重にギターをおいて…ギターを持ち替えて

「あ、こわっ!」と倒さないように実に慎重に取り扱って

「今回は東海方面3本のライブができて、たぶん、そろそろコロナ禍もおさまってくれるんじゃないかと期待して、7月にまたきます!」

(客席拍手喝采!)

「何やら10月くらいにもくる話もある…最近、こっち方面、充実しています…笑…また来ます!その時にまた会いましょう」と

 

「夢の国へ」

しっとりと…親子愛をテーマに、優しさが溢れんばかりに、ストーリー性を持って歌われる!

この歌が聴けるなんて…レアかも…

 

UNが終わっても…これで終わらせたくない想いがお客さんから溢れ出て

UNが終わっても、鳴りやまぬ拍手!

その拍手に応えて再度ステージに向かう小山さん

「嬉しいです!今回は本当にありがとう!とても充実した3日間でした…またきます!」と

 

最後の歌は

「最初の奇跡」

ラストの曲も小山さんらしさが感じられる、まさに短編小説のような世界観…

小山さんのハスキーで優しさが溢れんばかりの唄声が響き…その歌声は、「ミュージックルーム6-21」のハコや床や壁に飾られたギターに染み入らんばかりに…

♪ひとつだけ聞いておくれ
明日の僕を信じてくれるね
夢だけで終わらせない
君を守りたい~

みんなの…そして私の心に沁みました…

コロナ禍でもツアー完遂…

これも「最初の奇跡」だろうか…

この奇跡が当たり前になって、マスクをとっても全然怖くない日々が帰ってきますように!!

 

 

PS…「ミュージックルーム6-21」7周年、おめでとうございます!!

これからも、小山卓治さん同様、御贔屓によろしくお願いします!!

これは佐伯さんから頂いた…ギターピック

ありがとうございます!!

 

 

ライブ後は、こってりとしたラーメンで〆め…

サービスショット??…笑

 

もう一つサービスショット…

一緒に犬山城の急な坂を登った直後だったからね…

バテて休憩してる今泉さん…

 

ズームしてもう一枚…笑

いやあ、久しぶりに今泉さんと会えて楽しかったのです!!

感謝!!



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