「なんと(710)立派な平城京」のゴロ合わせで覚えた平城京が、
「国営平城宮跡歴史公園」「県営平城宮跡歴史公園」となって、どんどん、いろいろなものが復原されている2022年
「なんと(710)立派な平城京」に行ってきた話の続き
平城宮跡資料館に立ち寄って、その後「第一次大極殿南門」「第一次大極殿院正殿」「平城宮跡復原事業情報館」などを歩いて廻ってみた後には
同じ平城宮跡にあるのに…歩いてではなく、一旦、平城宮跡資料館そばの駐車場に戻って…軽四で…車を走らせて
平城宮東院(とういん)庭園を訪ねました…
平城宮跡資料館から平城宮東院(とういん)庭園までは、同じ平城宮内にあるといっても西の端から、東の端ですから…とおいん(遠いん)です!
さてさて、東院庭園そばの駐車場に停めて
歩いて、東院庭園を散策
…とその前に…駐車場のそばに、基壇が復元されている光景が目に留まる
ここは小子部門と呼ばれる門があったらしい…「ちいさくべもん」と読むらしい…おそらく門は大きくなかったと思われるって、読んだそのまんまやないか!でも、ドラえもんよりは大きかったんじゃないかな…って、ドラえもんの大きさを知らんけど…なにか「もん」題でも??
この門の跡がみつかったことで平城宮が正方形ではなく東に張り出した形であることが判明したらしい…
さてさて
特別史跡「平城宮」の案内看板
この奥の連なる大垣の右に見える門が
東院南門(建部門)
平城宮東院の南中央に開く門で、平城宮の十二門のうちの一つ
今回のブログで綴りたい…東院庭園
写真、右奥が東院南門(建部門)
東院庭園は、昭和42年に平城宮東張出し部の南東隅に発見された庭園跡のこと…
奈良時代を通じて「東宮」と呼ばれたようですが、孝謙・称徳天皇の時代には特に「東院」と呼ばれていて
称徳天皇はこの地に「東院玉殿」を建て、よく宴会や儀式を催していたそうな…
称徳天皇は女帝…聖武天皇を父とし、母は光明皇后…738年に皇太子となり、749年に即位した天皇
「続日本紀」に記される平城宮の「東院」にあたることから「東院庭園」と名付けられまたそう…発掘調査の結果、東西80m×南北100mの敷地のなかに洲浜敷の池が設けられ、その周囲に建物が配されていたことが判明したそうな…
復原整備が進み、2010年特別名勝に指定されたとのこと
この東院庭園の手前の建物は、受付とちょっとした資料館となってまして…
受付があるといっても、検温及び手指消毒…
あ、そうそう、平城宮のこういったハコモノに入るごとに、何度も検温及び手指消毒はお願いされちゃいますよ!!
でも、この庭園も入園無料!!私の大好きなタダ!タダ!!なんですよ!!コスパ最高!!の平城宮であります…
さて、この資料館の展示物を紹介
東院庭園には、我が国最古の築山石組がみられたそうで
その遺構模型
遺構の模型なので、さっぱり凡人には伝わらない展示品
「東院」の説明解説パネル
称徳天皇はこの地に「東院玉殿」を建て、よく宴会や儀式を催していたとの記述はもちろん、光仁天皇の「楊梅宮」はもとより、聖武天皇の「南苑(南樹苑)」もこの場所を中心に営まれていたと考えられるとか…
「東院庭園の発掘調査」の解説パネル
「庭園内の建物跡」の解説パネル
いやあ、このセピア色の写真が古めかしさを感じていいですなあ…って、観る視点が違うって
「東院庭園の池」
「庭の池はこうだったんじゃないか」…いろんないけん(意見)がでたのでしょう!!…発掘時「勝手にいじってはいけません」と叱られる発掘調査員もいたかも??
鳳凰文鬼瓦…でかっ!こんな鬼瓦、初めて観たかも…
そもそもこの瓦の図が鳳凰で「鬼」じゃないやん!
獣面文鬼瓦…
こちらは鬼瓦っぽいですなあ…
平城宮東院庭園の遺構(いこう)のジオラマ…
このような遺構(いこう)の平城宮東院庭園が昭和42年に庭園の遺跡が発見された以降(いこう)…どのように復元されているのかをみに行こう(いこう)!!
正直…無料では申し訳ないくらいの…まるで奈良時代にタイムスリップしたかのような美しさでした…
おお、妄想の中で、私を待っている???女帝称徳天皇がみえるかのよう…
まるで、貴族になったような気分…
池の奥が、この東院庭園のメインとなる中央建物
まるで舞台のような構造の建物
中央の建物には、池泉東岸から架かる平橋が繋がっています
私は貴族じゃないから…渡ることはできません!いや、私に限らず…一般観光客は渡ることができません!!…あの建物の中にいるかも知れない女帝称徳天皇に会うことはきません???
背景に一枚、記念写真をば…まあ、妄想の中では、称徳天皇とのツーショット???
隅楼…2階建てであったと推測され、復原されたとか
この隅楼(この日はクソ暑い夏)…日陰がありがたい…笑
そこから、中央建物を池越しに眺める…
反橋から…眺める…
あの建物の中に称徳天皇がいらっしゃるのでは、と妄想しちゃうので、ついつい、何度も眺めてしまう…
中央建物前、反橋の右が、先ほどジオラマで眺めた我が国最古の
築山石組
東院(とういん)庭園は、平城宮東張出し部の南東隅にあるため、「第一次大極殿南門」「第一次大極殿院正殿」からも「朱雀門」からも「とおいん(遠いん)」ですが、絶対足を運び価値あり…
貴族になった気分で「奈良時代」を心底体感できちゃうから…
え??貴族…というよりも「き(気)」が、すっかり「ぞく(俗)世間」に揉まれちゃってる…「貴族」とは程遠い存在だということに
「きぞく(貴族)」…もとい…「きづく(気づく)」
私なのです…