新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

奈良の春日大社を参拝する…本殿の「特別参拝」篇

2024-08-22 06:06:16 | 歴史史跡

約1300年の歴史を持つ世界遺産

奈良の春日大社を参拝

今回は、春日大社の拝殿、本殿の「特別参拝」(500円)のレポをばだらだらと…

 

春日大社の「南門」

その前に玉垣に囲われてあるのが「出現石」

若宮の神様をあらわす赤童子がこの石から出現したという言い伝えがあるとか…

20メートル先の「如意石」まで、目をつむって歩くなんて…この参拝客の多さ、実行すれば、間違いなく人にぶつかってご迷惑をおかけすると思われます…

ご祭神と由緒の案内看板…

ご祭神は
・第一殿 武甕槌命さま
・第二殿 経津主命さま
・第三殿 天児屋根命さま
・第四殿 比売神さま

では、この南門をくぐって

幣殿・舞殿と呼ばれる「参拝所」から

二礼二拍手一礼

 

おお、この奥、中門の手前にある、御神木、杉の木の圧倒的な大きさに驚かされる…

御神木の中の御神木って感じ…

だって、お賽銭を受ける奥、果てしなく本殿、神様のいる場所のめちゃ近くに、樹齢700年を越す巨木が立っているのよ!!

 

参拝所(幣殿・舞殿)向かって右側にみえる境内社は

青榊神社…写真左…と辛榊神社…写真右

青榊神社のご祭神は青和幣さま

辛榊神社のご祭神は白和幣さま

その奥に見えるは、中門、御廊

もう朱の社殿が青空に映えて、また、緑とのコントラストも素晴らしく…なんとも言えぬほどの美しさ

 

南門を入ってすぐ、近くにある青榊神社、辛榊神社とは参拝所(幣殿・舞殿)挟んで反対側にある

「砂ずりの藤」

「砂ずりの藤」は、樹齢800年に及ぶともされる「藤」

5月上旬ころにはさぞ、美しいのでしょうな…この「砂ずりの藤」は鎌倉時代後期に描かれた絵巻物である「春日権現記」にも記されているそうな

それをこえると「西回廊

 

かいろうをとおってかえろう!!

いや、まだかえりません!

「釣燈籠」が古の風を運びつつ…実に神秘的で…これは、西回廊の内側にあたる場所の光景…

 

西回廊沿いには3つの門が並んでおり

南側の「慶賀門」が、かつては春日大社への正式な参入門となっていたとのこと

西回廊の中央部にあるのが「清浄門」

西回廊の北側にある門が「内侍門」

 

西回廊

下の写真は「内侍門」

かつて宮中から春日大社に派遣され、神様にお仕えしていた「斎女」・「内侍」の通用門として用いられていたそうな

 

西回廊のそばには

「桂昌殿 」

将軍徳川綱吉の生母桂昌院が「天下泰平之御祈祷」のために寄進した祈祷所

四脚門

明治時代に桂昌殿の後方部分が増築され、社務所として使用されていたときの正門

 

酒殿

酒弥豆彦神さまと酒弥豆売神さまがお祀りされているお殿

ここは、神前にお供えする「お酒」を醸造する「酒造場」で、現在もここで醸造しているらしい…

再度、春日大社の「幣殿」「舞殿」の方に戻る…

その途中

「清浄門」から「移殿」「直会殿」そして奥の「中門」を覗く…

「幣殿」「舞殿」の方に戻った理由

それは、神様のいらっしゃる春日大社の本殿へ近づこうと…「特別参拝料金」500円を払ってでも、神様に少しでも近づきたいと思った訳

特別参拝は、した方がいい!「春日大社」にいくなら「特別参拝」を…神様にお近づきになれるし…「幣殿」「舞殿」からでは見れない、イロイロなものが拝観できるから

 

さて500円をお支払いして

まず目に留まるのは「奉神獻鹿」の石碑

その横には井栗神社

ご祭神は高御産霊大神さま…

安産の神様…アンザンならぬ「サンザン」な目に遭ってる私…

ここは手を合わせて二礼二拍手一礼

中門、御廊

この奥には、写真撮影禁止の本殿が

本堂のすぐ南側にある小さな広場のことを

「林檎の庭」と呼び

その名前の由来は端に植えられている平安時代に高倉天皇が献木したことにちなむ、この「林檎の木」(現在は2代目)に由来するものだとか

 

さて、もうめちゃ木になる…もとい…気になる「大杉」

御廊と比べても、いかに巨木かがよくわかるでしょう…

「社頭の大杉」と呼ばれるこの御神木は、春日大社本殿の南西側に建つ巨大な杉の木で、幹回りは8メートルほど、高さは約25メートルにも及び、樹齢は800年以上だとか…

青空と御神木と中門と…

 

さて御廊、中門の近くには

「手力雄・飛来天神社遥拝所」

ここには、本殿の近くにあり直接参拝できない勇気と力の神様である手力雄神社と「空の旅の安全を守る神様」飛来天神社

 

写真は、順路に沿って

東回廊

あまりの朱の美しさに思わず…撮りたくなっちゃう

回廊の途中で「二礼二拍手一礼」

 

さらに進むと

御蓋山浮雲峰遥拝所は、春日大社の本殿近くに伸びる「東回廊」の外側に設けられている遥拝所

この遥拝所は、春日大社の「裏山」でありかつ「神の山」である「御蓋山」へ向けて崇拝することのできる場所で、この「御蓋山」は「禁足地」であり原則一般参拝者は立ち入ることが出来ない…そんな御蓋山に「最も近づける」場所

「鹿島神宮」の神様である武甕槌命さまが白鹿の背に乗り奈良へと旅立たれ、「御蓋山」の頂上である「浮雲峰」に天から降り立たれたという話が春日大社の「創建神話」に残されているとのことで

 

 

向きを換えれば、回廊東北角の築地

春日大社の大宮は東・西・南・北回廊に囲まれているが、この東北角だけが、板葺の築地塀になっていて、古代春日大社の大宮は四囲を築地塀で囲まれていたが、平安時代の1179年に築地塀は現在のような回廊に改築されたとのこと…


ただ、御本殿からみて東北(丑寅)の方角にあるこの部分は鬼門にあたるため、回廊への改築を免れたと伝えられている…
尚、この築地塀は御本殿に属するもので、御蓋山浮雲峰遥拝所は、御本殿から東南東となり鬼門とは関連しない…との案内解説板

再度、東回廊をちょいと進んで

「桂昌院」奉納の灯籠

「桂昌院 」は徳川五代将軍綱吉の生母

いやあ、歴史を感じますなあ

御廊に、ぶ…奈良だけに「ならぶ」…「釣燈籠」

これは直江兼続奉納の釣燈籠

灯籠に書かれた「越後国直江山城守息女敬白」の文字などから、兼続は1588年、主君の上杉景勝らと春日大社を参拝し、1600年、娘の「於松」の名で釣り灯籠を奉納したらしい…

宇喜多秀家寄進釣燈籠

関ケ原の戦い(1600年)での負けちゃった西軍副大将

藤堂高虎奉納釣燈籠

藤堂高虎は、黒田孝高、加藤清正と並び、「築城三名人」の一人と称された伊勢津藩の初代藩主

徳川綱吉寄進灯籠

 

「館林宰相正三位 源綱吉御 室」と刻まれていて

将軍になる前は館林藩主だった徳川綱吉…最後の「室」は正室の信子のことを指しているそうな

さて、中門へと…中門奥に「本殿」…

この本殿は撮影禁止…

最初、この中門が、本殿だと私は、勘違いしてましたが…

ここにて、再度「二礼二拍手一礼」

先程、幣殿・舞殿と呼ばれる「参拝所」で「二礼二拍手一礼」したけれど…ここの方が、ウンと神様に近いので…

「クズ」とも「カス」とも思われていそうな私が神社で参拝…

これぞ「カスが神社」???…と参拝後、ついしょーもないオヤジギャグを思っちゃうところが、まさに「カス」そのものである私

でも、少しでも、心温まる日々が多く続きますようにと…たいしたことが何も起きない日々が続きますようにと…

「カス」である私が…そう…「イカす」私??が…そう願掛けをして…

 

その後は、触れてみたかった

御神木!御神木!!御神木!!!

「本社大杉

 

いやあ、心底、御神木からパワーをいただけた気がしたよ…

パワーが漲って、このいただいたパワー、おおすぎる!!…苦笑

この「本社大杉」には

岩本神社

ご祭神は、「住吉三神」の表筒男命さま、中筒男命さま、底筒男命さま

その後、移殿にても「二礼二拍手一礼」

移殿は春日大社本殿・若宮社の式年造替時には一時的に神様をお祀りする場所…今は若宮様が遷座された御仮殿である「移殿」

そう、参拝したときは若宮神社は20年に1回の修理、「式年造替」中なので、このお殿の中には、若宮神社の神様が

殿内は写真撮影禁止

御廊と移殿を挟む場所は「捻廊」と呼ばれていて

「捻廊」は、御廊を移殿を結ぶ渡り階段のこと

さて、「内侍門」の近くには

風宮神社

ご祭神は級長津彦命さま、級長津姫命さま

罪や穢れを「風」によって吹き流して下さるお祓いの神様

ぜひとも、新型コロナウイルス感染症も吹き流してほしいものだと手を合わせつつ

椿本神社

ご祭神は角振神さま…

全くもって、存じ上げていない神様だけど、魔物・天狗・災難などから春日大社をお守り下さってる攘災神(守護神)さまなんだって

この奥は、後殿になっていて

末社の近くまではいけないものの、後殿の前から拝むことができます

後殿は門に近い場所から「佐軍神社」・「杉本神社」・「海本神社」の3社が並び、高台には「栗柄神社」が、そしてそのそばには「八雷神社」がみえました…

左から順に「佐軍神社」「杉本神社」「海本神社」

「佐軍神社」のご祭神は布津之霊大神さま

「杉本神社」のご祭神は大山咋神さま

「海本神社」のご祭神は大物主神さま

左に「栗柄神社」と中央に大きく「八雷神社」

「栗柄神社」のご祭神は火酢芹命さま

「八雷神社」のご祭神は八雷大神さま

 

多賀神社

ご祭神は伊弉諾命さま

鎌倉時代に東大寺の復興に尽力した重源上人が近江多賀神社の御神託により長寿でありながらも復興を成し遂げることが出来たという伝承があり、「延命長寿」にご利益があるとのこと

宝庫

「内侍門」から賽銭箱越しに、外を撮影

その横、西回廊の内側には、釣燈籠がずらっと

 

 

さて、その後、参拝路に従って進むと

私のような「虎党」…阪神タイガースファンにとっては、テンションのあがる、まさに「ご神域」が…

それが、ここ

藤浪之屋」

いやあ!藤浪晋太郎くんを祝うようなお殿じゃないか!!

節分の日と8月14日・15日に行われる春日大社の一大行事である「万燈籠」の風景が常時再現されているといった、阪神タイガースの藤浪晋太郎くんとは、何の関係もなさそうな「藤浪之屋」ですが…

もう入ってみてびっくり…実に幻想的で…

もう…これだけでも「特別参拝」500円分の価値はあるといってもいいくらい!!

テンションがあがる!あがる!!

バンテリンドームナゴヤで、藤浪晋太郎くんが、勝利投手になったときくらいにテンションがあがる…

 

「春日大社」とはなんの関係もないけど

このブログも、お時間あればどうぞ!どうぞ!!

藤浪くんの復活が「生」で観れた幸せ…2022・8・27 …バンテリンドームナゴヤで中日・阪神戦!

万燈籠再現、藤浪之屋

この黒い幕の奥には

実に幻想的で…

 

しばらく…ここでボーと、立ちすくんでいました…

藤浪くんが優勝勝利投手になった、その瞬間を脳裏に浮かべながら??

その後は、直会殿に「本殿の大杉」の樹木が建物に突き刺さっているのに驚いたり…

御神木なので、痛めないように、屋根に穴をあけてまで木を生かしていることに、ちょっとした感動を覚えたりと

 

「本殿」一帯のエリアの「特別参拝料金」は、十分に価値あり…

見どころいっぱい!!

そして、これは中門、本殿ではありませんよ!!

私のように…勘違いしないでね…

あ、別に勘違いしてたからって、困るようなことは、なにも起きませんけどね…

以上、参拝を終え、回廊をとおって、かえろう!

それにしても、朱が眩しい春日神社は、めちゃめちゃ、いかすが!「かすが(春日)」!