もう今から思えば
2年位前のことになるかな…
打上げで呑んでるときに
小山卓治さんが
ふと私に言葉を漏らした…
「土性くん、名古屋で、どっか、いい場所(ライブがやれる場所)ないかな…」
私が…真っ先に思いついた場所は
私がよく出没する場所?(熊か!)
今池の…
その中でも
私がよく出没する場所?(熊か!)
である
TOKUZO
そう…TOKUZOで
小山卓治さんがみてみたい!!
…と強烈に思ったことを
今でも
はっきりと憶えている…
普段から
ちょくちょく私がライブで足を運ぶ場所…遊びに行く場所
TOKUZO
まず…
なんといっても料理も美味しいし
河野さんのPA、さらには林さんをはじめとしたスタッフも最高で
つい…ライブを聴きながらも
飲み過ぎちゃう
そんな居心地のいいTOKUZO
そんな
TOKUZOで
小山卓治さんがみてみたい!!
そう思って…
私が小山さんのブッキングをしたのが
2017年3月11日のこと…
サポートミュージシャンに
磯部舞子(べチコ)さんを迎えて…
このライブを企画し…
企画したからには…と…
金山、今池、栄のなじみのカフェや中古CDやさんにフライヤーをおかせてもらったりと
微々たる力では…ありますが
プロモートはしたけど
私の微々たる力以上に
みなさんが
得三に駆け付けてくれて
TOKUZOのハコがいっぱいに埋まるほどの満員御礼!!
そして
その夜のライブが凄かったんだ!!
小山卓治さんが凄かったんだ!!
集まってくれたお客さんに
応えるように
もう…それは…
今でも…あのTOKUZOの夜を思い出すと興奮するほどの
最高のパフォーマンスをみせてくれた
小山卓治さん!!磯部舞子(べチコ)さん!!
もう企画した私が…
満足感でいっぱいで…
いつまでも心に残るような感動に包まれたTOKUZOでのライブを魅せてくれた…
小山卓治さん!!磯部舞子(べチコ)さん!!
その瞬間…終わった…という成し遂げた感と安ど感に包まれながらも
心の中では
「小山さん、TOKUZOでAGAIN!!!」
「小山さん、TOKUZOでAGAIN!!!」
「小山さん、TOKUZOでAGAIN!!!」
と勝手に思い描いてた私…
はい…
それは
勝手に思い描いているだけじゃなくて…
またまた
TOKUZOの森田さんにブッキングのメールをしちゃってた私…
…だったんだな…
それが実現したのが…
2018年3月17日のこと
「小山卓治 35th Anniversary Live」
…とのツアータイトルで
2017年のTOKUZOでも
小山さんと一緒に
感動をもたらせてくれた
磯部舞子(べチコ)さん!!
さらには
2017年のお寺ライブで初めてお会いして
最高のプレイを魅せてくれた
信夫正彦さんを迎えての
トリオ編成で…
このライブを
企画したからには…と…
例年のごとく
金山、今池、栄のなじみのカフェや中古CDやさんにフライヤーをおかせてもらったりと
微々たる力では…ありますが
プロモート…
でも…そんな
私の微々たる力以上に
みなさんが
得三に駆け付けてくれて
正直に言うと
2017年よりもウンと多くて
お客さんもウンとアツくて…
2年連続の満員御礼!!
「TOKUZOでの小山卓治さんのライブは凄い!!
観ておかないともったいない!!」
そんな噂が広がっているんじゃないかと
思えるほど
満員御礼!!
それに応えるべく
小山卓治さんが
サポートする
べチコさんが…信夫正彦さんが
それが…
またまた…またまた…
凄かったのよ!!!
3月のことだったから
…すでに5か月経ってるのに
その感動がまったくもって
未だに色褪せないのよ!!
TOKUZOの中では
一番遠い…物販コーナーからみていても
鳥肌がたつほどだった…
小山卓治さんのトリオでの…TOKUZOでのライブ!!
私が…
歌っても
演奏してもいないのに…
2年連続…成し遂げた感で
いっぱいに包まれた
そんな…成就感を心底感じたTOKUZOの夜…
ではでは
そんな…2018年春の
小山卓治さんの今池TOKUZOでのライブレポを
思いつくままに…笑
SEが流れ
怒涛のような拍手に包まれて
小山卓治さん、べチコさんが…信夫正彦さんが登場!!
まずは
「ジオラマ」
からライブがスタート!!
信夫正彦さんの鍵盤の音が躍動感を醸し出し
さらに…重なるべチコさんのヴァイオリンが絡んで
それが…絶妙な間合いで…小山さんの歌声をひきたてる…
小山さんの歌も実に躍動的…
詞の心象風景が鮮やかに浮かび上がる…
鋭利な刃物のように…ギラギラ感を感じさせる
ハスキーボイスで…躍動感があるものの
どことなく影の雰囲気を感じさせる
小山さんの歌…
小山さんの歌が…TOKUZOの隅々まで響き渡り…
それは当然
お客さんの心にも響く!響く!!
歌い終わると大歓声~
「卓治~」の掛け声にかぶさるよーに
「べチコ~!」「しのぶ~!!」
の掛け声も飛び交う!飛び交う!!
小山さんは
集まってくれたお客さんに感謝の言葉を投げつつ
「名古屋はくるのは、去年の10月以来、得三は、去年の3月以来、またここに帰ってこれて嬉しい…1983年にデビューして、この3月で35周年を迎えました…今回のライブタイトルは
「小山卓治 35th Anniversary Live」たくさん、集まってくれて嬉しい!!」
さらには…
ここで、べチコさん、信夫正彦さんを紹介して…
「35周年、たっぷり歌います!!」
…と宣言し
次の曲は
「2人のはるか」
信夫さんの鍵盤の音色…旋律…
それに絡むべチコさんのヴァイオリンで奏でる音が
とことん優しい
優しさ溢れる…
今の小山さんの想いが…等身大で感じられる…
ホント素敵な曲
ベタですが
この曲と「天国のドアノブ」はめちゃよくて
癒されるというよりも
等身大の小山さんの想いがぐぐっとストレートに伝わってきて
感動の渦に包まれる感じで…たまらないのよ!!
「談合坂パーキングエリア」
イントロのべチコさんのヴァイオリンは
インパクト大!!
そして信夫さんの鍵盤が絡み
その中で…ひきたつ…小山さんの唄声!!
一瞬にして歌の世界に惹きこまれる!!!
歌は…ドラマティック
さらに後半は
信夫さんのサビをハモる歌声が響き
一種の良質の短編小説を読み終えたような
感動が…心に残る…
歌い終わってのMC
「1982年6月のこと、当時24歳い熊本でバンドをやってたんだけど、解散してソロでやろうと決心して、東京に上京したんだ…4曲入りのデモテープ(カセットテープ)をもって、10本くらい作って、まず福岡へ行って、レコード会社の人に聴いてもらったりとかしたんだよね…その時には、「きみ、おやまくん?こやまくん??全然ダメだね!こんなんじゃ!!」とか言われ、とにかくめちゃめちゃ言われて…それでも、熊本から出てきたから、引き返すこともできずに、福岡から新幹線に乗って、当時7時間、ずっと一人で不安でいっぱいで、外見てたら雨も降ってたし、不安を紛らそうと新幹線の中では、ずっと呑んでた…笑…東京駅に友達に迎えに来てもらったときには、もうべろんべろんで…苦笑…悲惨な旅立ちだった…熊本を出てから、一人暮らしをしながら、バンドをやってたんだけど、実家の家族は、そういう俺を黙って見守ってくれてて、そっと陰から応援してくれてた…そんな家族に感謝の気持ちを伝えることもなかなかできなくて…まあ、そんなことがあったからかも知れないけど、俺の歌には家族をテーマにした歌がたくさんあります…その中から一つ」
「パパの叙事詩」
心地よい…べチコさんの温かみのある鍵盤ハーモニカの音色がイントロで響き渡り
信夫さんの優しく添える鍵盤の響き…
小山さんの歌声が見事に調和して…
この歌
映画をみたような
情景が…心に言葉から浮かび上がって
郷愁観溢れ…
優しい…家族愛溢れる…等身大の小山さんが垣間見える…
父のことを唄い
♪物語の続きは僕が書いていくよ~
このサビの温かいフレーズが…めちゃめちゃ素敵で!
温かくて…
私の中では
小山さんの歌の中で…5指の中に入るほど
感動的な1曲…
自叙伝の映画を観るような
ストーリーが鮮明に浮かび上がり
感動の余韻に浸れる…そんな素敵な歌…
「ばあちゃんごめんね」
この歌を聴けば
どこで聴こうと
お寺ライブの風景が浮かび上がる…
この歌…
歌声はどこまでも優しく…
ここでべチコさん、いったん退場…
小山さんが語る…
「さっきの話の続き…上京するとき、上京資金をためようと思ってまとめてバイトをして、でも2か月くらい暮らせれば、くらいのそこそこのお金しか持ってなくて、本当に、何も決まらなければバイトを始めなきゃと思うくらい、俺ってなんてノープランな状態だったんだろうって、今になって思えばそう思うけど…上京して、1か月くらいのとき、RCサクセションのプロダクションの人が会いたがっていると…俺は「まじか!」と…当時、RCサクセションは大好きで、その頃、東京では、もう日本武道館でやってたんだけど、熊本では、600人くらいの会場でやってる頃で、それでもその600人が熱狂的で、もう熱狂のライブをやってて、当時、俺も観にいってて、お客さんは、暴れまくってて、ステージの上に勝手に上がったりもしてて、そのステージに上がってくるお客さんをステージの端にいるローディーが、ステージから引きずり下ろすのをみてて…すげえ!!と思ってて、その事務所かと思っていったんだよ!!応接室にいったら、凄いコワイ顔したオジサンが二人睨みつけるんだよ!怖いなーと思って、思わず、腕を組んでる二人の小指を確認したんだよ(笑)…あ、ある!あるって!!」
(客席大爆笑!)
「やくざではなさそうだ…笑…「君をマネージメントしようかと思うんだけど、どうかね??」…いや、どうかねって言われても…それは、もうよろしくお願いしますと…「君はどういう生活をしているのかね?」と聞かれたので、いや、友達の家に居候してますと…すると「お金がないだろうから、デビューするまで、ローディーのバイトでもすれば…」って…「はい、よろしくお願いします」といって、紹介されたローディーのチーフが、熊本でお客さんをステージから引きずり降ろしてた方で…「コワイ!コワイ!!この事務所コワイ!」と心の中で…笑…6月に上京し、7月にこの話があって、翌年の3月にデビューが決まった…」
それから35年、今もこうしてみんなが集まってきて応援してくれてることに心から感謝しながら
「こわれた自転車」
信夫さんと二人で…
キーボードの美しきイントロから始まり
小山さんの温かい…優しい歌声が引き立つ
歌詞に描かれるストーリーが…
鮮やかに浮かび上がる…
詞に描かれた世界は…
前向きで…けして…がむしゃらではないんだけど…
どこかでチャンスを窺いながらも
前向きに生きようとする姿が感じられて…
ミディアムテンポが心地よくて…
そして
二人の息がほんとぴったりで
その心地よさは…もう…最高!!
「美しい沈黙」
信夫さんのキーボードの音色が語るようで…圧巻!!
そしてドラマティックで
切なくて
美しくて
それに一体化するように
切ない小山さんの歌声…
もう心に沁みる!沁みる!!
♪~2人で見つめ合う
美しい沈黙
ほほえみはひとつ
哀しみはふたつ~
このサビのフレーズが心に沁みる!沁みる!!
ここで
信夫正彦さんも退場し
ステージには
小山卓治さん一人だけ残り
「今日の自慢話は、新しいギターを買ったこと!!(小山さん、めちゃ嬉しそう!!)
ギルド F47 、1972年生まれ、当年46歳、俺はギターを買うと大抵名前をつけます…このギターにも名前をつけました…「スカーレット」!!!(客席から、スカーレットに拍手が巻き起こる!!)このところ、ギプソンのJ45を使ってきたけど、明らかにサウンドが違う…ギプソンのJ45もじゃじゃ馬だったんだけど、この「スカーレット」は、もっとじゃじゃ馬で…今、調教中ということで…このギターが本当にいい音を奏でるには、あと1,2年はかかるかも…と思いながら…このギター、塗装しなおしたから、今はピカピカだけど、1、2年後には「傷だらけのいい女」になってますよ!!…笑…そこを見届けてほしい…笑」
「女かよ!!!」
お客さんからツッコミが!!…笑
「どーみても、女だろう??このくびれといい、華奢なネックといい…」…笑
その「スカーレット」で弾き語り
「もしもあの時」
歌は切なく…心象風景が自己の経験と入り混じる…
今までの人生の中で…さまざまな人生の分かれ道…分岐点が…
思い出される…
…もしもあの時…
♪~たくさんのたくさんのもしも
たくさんのたくさんの分かれ道~
…歌詞に痛く共感する…
あの娘に振られた日…
本命の大学に落ちたとき
教員採用試験合格
仕事が忙しくてバンド活動ができなくなったとき
職場のパワハラ…
父の他界…病院不信…
娘の手術中のドキドキ…
他にも…
いろんなことあったけど
なんといっても
今、こうして生きていることが幸せで素敵なことであると…
この得三の夜…
みんなと最高の夜を過ごしていることに感謝の気持ちを抱きつつ
歌に聴き入る…
「去年の8月10日、すべてのリリースした曲からベストアルバム、全28曲入りの「Well ~Songs Of 35 Years~2017」これは、1983年から1989年、1992年から1995年までのCBSソニーからのリリース、さらにこのベストアルバムは、ソニーとの契約が切れた後の自主レーベルでリリースした曲も収録されている…これは、なかなか画期的なことで…」
こういったCDを作ることを決断してくれたCBSソニーへ感謝の気持ちを添えて
「靖国通り、月曜の午後」
心象風景が鮮やかに浮かび上がり…
そこに描かれる…昔の彼女とばったり偶然に出会ったときの一コマ
そのときの主人公の心の揺れが…実に繊細に描かれていて…
そんなこと…
私にもあったな…と自己の経験と重ね合わせてもみたり
ここで磯部舞子さんをステージに招き入れたところで…
はい…ブログが長くなっているので
小休止…
次回…後半へと…続く!!
次回のブログアップまで
この信夫正彦さんの笑顔で…
和んでいて待っててくださいね…笑
2年位前のことになるかな…
打上げで呑んでるときに
小山卓治さんが
ふと私に言葉を漏らした…
「土性くん、名古屋で、どっか、いい場所(ライブがやれる場所)ないかな…」
私が…真っ先に思いついた場所は
私がよく出没する場所?(熊か!)
今池の…
その中でも
私がよく出没する場所?(熊か!)
である
TOKUZO
そう…TOKUZOで
小山卓治さんがみてみたい!!
…と強烈に思ったことを
今でも
はっきりと憶えている…
普段から
ちょくちょく私がライブで足を運ぶ場所…遊びに行く場所
TOKUZO
まず…
なんといっても料理も美味しいし
河野さんのPA、さらには林さんをはじめとしたスタッフも最高で
つい…ライブを聴きながらも
飲み過ぎちゃう
そんな居心地のいいTOKUZO
そんな
TOKUZOで
小山卓治さんがみてみたい!!
そう思って…
私が小山さんのブッキングをしたのが
2017年3月11日のこと…
サポートミュージシャンに
磯部舞子(べチコ)さんを迎えて…
このライブを企画し…
企画したからには…と…
金山、今池、栄のなじみのカフェや中古CDやさんにフライヤーをおかせてもらったりと
微々たる力では…ありますが
プロモートはしたけど
私の微々たる力以上に
みなさんが
得三に駆け付けてくれて
TOKUZOのハコがいっぱいに埋まるほどの満員御礼!!
そして
その夜のライブが凄かったんだ!!
小山卓治さんが凄かったんだ!!
集まってくれたお客さんに
応えるように
もう…それは…
今でも…あのTOKUZOの夜を思い出すと興奮するほどの
最高のパフォーマンスをみせてくれた
小山卓治さん!!磯部舞子(べチコ)さん!!
もう企画した私が…
満足感でいっぱいで…
いつまでも心に残るような感動に包まれたTOKUZOでのライブを魅せてくれた…
小山卓治さん!!磯部舞子(べチコ)さん!!
その瞬間…終わった…という成し遂げた感と安ど感に包まれながらも
心の中では
「小山さん、TOKUZOでAGAIN!!!」
「小山さん、TOKUZOでAGAIN!!!」
「小山さん、TOKUZOでAGAIN!!!」
と勝手に思い描いてた私…
はい…
それは
勝手に思い描いているだけじゃなくて…
またまた
TOKUZOの森田さんにブッキングのメールをしちゃってた私…
…だったんだな…
それが実現したのが…
2018年3月17日のこと
「小山卓治 35th Anniversary Live」
…とのツアータイトルで
2017年のTOKUZOでも
小山さんと一緒に
感動をもたらせてくれた
磯部舞子(べチコ)さん!!
さらには
2017年のお寺ライブで初めてお会いして
最高のプレイを魅せてくれた
信夫正彦さんを迎えての
トリオ編成で…
このライブを
企画したからには…と…
例年のごとく
金山、今池、栄のなじみのカフェや中古CDやさんにフライヤーをおかせてもらったりと
微々たる力では…ありますが
プロモート…
でも…そんな
私の微々たる力以上に
みなさんが
得三に駆け付けてくれて
正直に言うと
2017年よりもウンと多くて
お客さんもウンとアツくて…
2年連続の満員御礼!!
「TOKUZOでの小山卓治さんのライブは凄い!!
観ておかないともったいない!!」
そんな噂が広がっているんじゃないかと
思えるほど
満員御礼!!
それに応えるべく
小山卓治さんが
サポートする
べチコさんが…信夫正彦さんが
それが…
またまた…またまた…
凄かったのよ!!!
3月のことだったから
…すでに5か月経ってるのに
その感動がまったくもって
未だに色褪せないのよ!!
TOKUZOの中では
一番遠い…物販コーナーからみていても
鳥肌がたつほどだった…
小山卓治さんのトリオでの…TOKUZOでのライブ!!
私が…
歌っても
演奏してもいないのに…
2年連続…成し遂げた感で
いっぱいに包まれた
そんな…成就感を心底感じたTOKUZOの夜…
ではでは
そんな…2018年春の
小山卓治さんの今池TOKUZOでのライブレポを
思いつくままに…笑
SEが流れ
怒涛のような拍手に包まれて
小山卓治さん、べチコさんが…信夫正彦さんが登場!!
まずは
「ジオラマ」
からライブがスタート!!
信夫正彦さんの鍵盤の音が躍動感を醸し出し
さらに…重なるべチコさんのヴァイオリンが絡んで
それが…絶妙な間合いで…小山さんの歌声をひきたてる…
小山さんの歌も実に躍動的…
詞の心象風景が鮮やかに浮かび上がる…
鋭利な刃物のように…ギラギラ感を感じさせる
ハスキーボイスで…躍動感があるものの
どことなく影の雰囲気を感じさせる
小山さんの歌…
小山さんの歌が…TOKUZOの隅々まで響き渡り…
それは当然
お客さんの心にも響く!響く!!
歌い終わると大歓声~
「卓治~」の掛け声にかぶさるよーに
「べチコ~!」「しのぶ~!!」
の掛け声も飛び交う!飛び交う!!
小山さんは
集まってくれたお客さんに感謝の言葉を投げつつ
「名古屋はくるのは、去年の10月以来、得三は、去年の3月以来、またここに帰ってこれて嬉しい…1983年にデビューして、この3月で35周年を迎えました…今回のライブタイトルは
「小山卓治 35th Anniversary Live」たくさん、集まってくれて嬉しい!!」
さらには…
ここで、べチコさん、信夫正彦さんを紹介して…
「35周年、たっぷり歌います!!」
…と宣言し
次の曲は
「2人のはるか」
信夫さんの鍵盤の音色…旋律…
それに絡むべチコさんのヴァイオリンで奏でる音が
とことん優しい
優しさ溢れる…
今の小山さんの想いが…等身大で感じられる…
ホント素敵な曲
ベタですが
この曲と「天国のドアノブ」はめちゃよくて
癒されるというよりも
等身大の小山さんの想いがぐぐっとストレートに伝わってきて
感動の渦に包まれる感じで…たまらないのよ!!
「談合坂パーキングエリア」
イントロのべチコさんのヴァイオリンは
インパクト大!!
そして信夫さんの鍵盤が絡み
その中で…ひきたつ…小山さんの唄声!!
一瞬にして歌の世界に惹きこまれる!!!
歌は…ドラマティック
さらに後半は
信夫さんのサビをハモる歌声が響き
一種の良質の短編小説を読み終えたような
感動が…心に残る…
歌い終わってのMC
「1982年6月のこと、当時24歳い熊本でバンドをやってたんだけど、解散してソロでやろうと決心して、東京に上京したんだ…4曲入りのデモテープ(カセットテープ)をもって、10本くらい作って、まず福岡へ行って、レコード会社の人に聴いてもらったりとかしたんだよね…その時には、「きみ、おやまくん?こやまくん??全然ダメだね!こんなんじゃ!!」とか言われ、とにかくめちゃめちゃ言われて…それでも、熊本から出てきたから、引き返すこともできずに、福岡から新幹線に乗って、当時7時間、ずっと一人で不安でいっぱいで、外見てたら雨も降ってたし、不安を紛らそうと新幹線の中では、ずっと呑んでた…笑…東京駅に友達に迎えに来てもらったときには、もうべろんべろんで…苦笑…悲惨な旅立ちだった…熊本を出てから、一人暮らしをしながら、バンドをやってたんだけど、実家の家族は、そういう俺を黙って見守ってくれてて、そっと陰から応援してくれてた…そんな家族に感謝の気持ちを伝えることもなかなかできなくて…まあ、そんなことがあったからかも知れないけど、俺の歌には家族をテーマにした歌がたくさんあります…その中から一つ」
「パパの叙事詩」
心地よい…べチコさんの温かみのある鍵盤ハーモニカの音色がイントロで響き渡り
信夫さんの優しく添える鍵盤の響き…
小山さんの歌声が見事に調和して…
この歌
映画をみたような
情景が…心に言葉から浮かび上がって
郷愁観溢れ…
優しい…家族愛溢れる…等身大の小山さんが垣間見える…
父のことを唄い
♪物語の続きは僕が書いていくよ~
このサビの温かいフレーズが…めちゃめちゃ素敵で!
温かくて…
私の中では
小山さんの歌の中で…5指の中に入るほど
感動的な1曲…
自叙伝の映画を観るような
ストーリーが鮮明に浮かび上がり
感動の余韻に浸れる…そんな素敵な歌…
「ばあちゃんごめんね」
この歌を聴けば
どこで聴こうと
お寺ライブの風景が浮かび上がる…
この歌…
歌声はどこまでも優しく…
ここでべチコさん、いったん退場…
小山さんが語る…
「さっきの話の続き…上京するとき、上京資金をためようと思ってまとめてバイトをして、でも2か月くらい暮らせれば、くらいのそこそこのお金しか持ってなくて、本当に、何も決まらなければバイトを始めなきゃと思うくらい、俺ってなんてノープランな状態だったんだろうって、今になって思えばそう思うけど…上京して、1か月くらいのとき、RCサクセションのプロダクションの人が会いたがっていると…俺は「まじか!」と…当時、RCサクセションは大好きで、その頃、東京では、もう日本武道館でやってたんだけど、熊本では、600人くらいの会場でやってる頃で、それでもその600人が熱狂的で、もう熱狂のライブをやってて、当時、俺も観にいってて、お客さんは、暴れまくってて、ステージの上に勝手に上がったりもしてて、そのステージに上がってくるお客さんをステージの端にいるローディーが、ステージから引きずり下ろすのをみてて…すげえ!!と思ってて、その事務所かと思っていったんだよ!!応接室にいったら、凄いコワイ顔したオジサンが二人睨みつけるんだよ!怖いなーと思って、思わず、腕を組んでる二人の小指を確認したんだよ(笑)…あ、ある!あるって!!」
(客席大爆笑!)
「やくざではなさそうだ…笑…「君をマネージメントしようかと思うんだけど、どうかね??」…いや、どうかねって言われても…それは、もうよろしくお願いしますと…「君はどういう生活をしているのかね?」と聞かれたので、いや、友達の家に居候してますと…すると「お金がないだろうから、デビューするまで、ローディーのバイトでもすれば…」って…「はい、よろしくお願いします」といって、紹介されたローディーのチーフが、熊本でお客さんをステージから引きずり降ろしてた方で…「コワイ!コワイ!!この事務所コワイ!」と心の中で…笑…6月に上京し、7月にこの話があって、翌年の3月にデビューが決まった…」
それから35年、今もこうしてみんなが集まってきて応援してくれてることに心から感謝しながら
「こわれた自転車」
信夫さんと二人で…
キーボードの美しきイントロから始まり
小山さんの温かい…優しい歌声が引き立つ
歌詞に描かれるストーリーが…
鮮やかに浮かび上がる…
詞に描かれた世界は…
前向きで…けして…がむしゃらではないんだけど…
どこかでチャンスを窺いながらも
前向きに生きようとする姿が感じられて…
ミディアムテンポが心地よくて…
そして
二人の息がほんとぴったりで
その心地よさは…もう…最高!!
「美しい沈黙」
信夫さんのキーボードの音色が語るようで…圧巻!!
そしてドラマティックで
切なくて
美しくて
それに一体化するように
切ない小山さんの歌声…
もう心に沁みる!沁みる!!
♪~2人で見つめ合う
美しい沈黙
ほほえみはひとつ
哀しみはふたつ~
このサビのフレーズが心に沁みる!沁みる!!
ここで
信夫正彦さんも退場し
ステージには
小山卓治さん一人だけ残り
「今日の自慢話は、新しいギターを買ったこと!!(小山さん、めちゃ嬉しそう!!)
ギルド F47 、1972年生まれ、当年46歳、俺はギターを買うと大抵名前をつけます…このギターにも名前をつけました…「スカーレット」!!!(客席から、スカーレットに拍手が巻き起こる!!)このところ、ギプソンのJ45を使ってきたけど、明らかにサウンドが違う…ギプソンのJ45もじゃじゃ馬だったんだけど、この「スカーレット」は、もっとじゃじゃ馬で…今、調教中ということで…このギターが本当にいい音を奏でるには、あと1,2年はかかるかも…と思いながら…このギター、塗装しなおしたから、今はピカピカだけど、1、2年後には「傷だらけのいい女」になってますよ!!…笑…そこを見届けてほしい…笑」
「女かよ!!!」
お客さんからツッコミが!!…笑
「どーみても、女だろう??このくびれといい、華奢なネックといい…」…笑
その「スカーレット」で弾き語り
「もしもあの時」
歌は切なく…心象風景が自己の経験と入り混じる…
今までの人生の中で…さまざまな人生の分かれ道…分岐点が…
思い出される…
…もしもあの時…
♪~たくさんのたくさんのもしも
たくさんのたくさんの分かれ道~
…歌詞に痛く共感する…
あの娘に振られた日…
本命の大学に落ちたとき
教員採用試験合格
仕事が忙しくてバンド活動ができなくなったとき
職場のパワハラ…
父の他界…病院不信…
娘の手術中のドキドキ…
他にも…
いろんなことあったけど
なんといっても
今、こうして生きていることが幸せで素敵なことであると…
この得三の夜…
みんなと最高の夜を過ごしていることに感謝の気持ちを抱きつつ
歌に聴き入る…
「去年の8月10日、すべてのリリースした曲からベストアルバム、全28曲入りの「Well ~Songs Of 35 Years~2017」これは、1983年から1989年、1992年から1995年までのCBSソニーからのリリース、さらにこのベストアルバムは、ソニーとの契約が切れた後の自主レーベルでリリースした曲も収録されている…これは、なかなか画期的なことで…」
こういったCDを作ることを決断してくれたCBSソニーへ感謝の気持ちを添えて
「靖国通り、月曜の午後」
心象風景が鮮やかに浮かび上がり…
そこに描かれる…昔の彼女とばったり偶然に出会ったときの一コマ
そのときの主人公の心の揺れが…実に繊細に描かれていて…
そんなこと…
私にもあったな…と自己の経験と重ね合わせてもみたり
ここで磯部舞子さんをステージに招き入れたところで…
はい…ブログが長くなっているので
小休止…
次回…後半へと…続く!!
次回のブログアップまで
この信夫正彦さんの笑顔で…
和んでいて待っててくださいね…笑