ベリーダンスジャパンさんが、「ベリーダンサーのためのフォークロアブック」を送ってくださいました。
以前私が書き下ろした「アワーレムとガワージ」に関する記事が掲載されているからです。
冒頭のインタビューで、エジプト人ダンサーのアイーダヌールは
「ベリーダンスを美しく踊るためにフォークロアを学ぶことは欠かせない」
と言ってます。
私がオリエンタルダンス(ベリーダンス)を始めたころはまだ、フォークロアなんてダサいつまらないという風に考える人が多くて、実は私もその一人でした。
でも、オリエンタルダンスを踊り続けるうちに、今現在オリエンタルダンスに使われているステップの多くがフォークロアから来てること、フォークロアを学ぶことがオリエンタルダンスを上達させる近道の一つであること、に気付き積極的にフォークロアを学ぶようになりました。
フォークロアって、単純でつまらないって感じる人もいるかもしれないですが、踊ってみるとほんと難しいですよ。
さらに、フォークロアの動きだけでなく、サハラサイーダのJtE(Journy through Egypt)を主宰してその文化的背景も学ぶと、ますますフォークロアを学ぶ楽しさが倍増していきました。
数年前からフォークロアブームがおきて、たくさんの人がその大切さや面白さに気付き始めました。
ここ名古屋でもフォークロア好きな人たちがだいぶ増えていてうれしいです。
うちのスタジオでもフォークロア好きな人がちょっとずつ増えていますが、残念ながらまだ少数です。
でも実は発表会でのお客さんの感想は
「フォークロアが楽しかった!」
ていうのが最も多いです。
どうしても華やかな衣装を着ておどるオリエンタルばかりに人気が集まりますが、もっともっとたくさんのスタジオ生がフォークロアの大切さに気付いて、積極的に学んだりステージで踊ったりしてくれるといいなあと切に願います。
あと、この本にはルブナとオサマのインタビューもたっぷり載っていますよ
そして、アイーダヌールはアラブの音楽旋法「マカーム」を学ぶ大切さについても言及しています。
ちょうど8月に、アラブヴァイオリニストの及川景子さんを招いて「マカーム」に関するWSをしていただきます。
「マカーム」について学べるまたとない機会です。残席2名となっています。
どうぞお早めにお申し込みくださいね。