あまねのにっきずぶろぐ

1981年生42歳引き篭り独身女物書き
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

A Living Thing

2017-09-11 15:16:16 | 自画像











この通りに、クワガタが逃げた。で書きましたクワガタたんが、瓶のなかにいるのを見つけまして(全然逃げてなかったのであった)、まだ逃がさず飼っている次第でございます。
え、なんですって?どうせ、逃がすのが面倒になって、飼ってるんでっしゃりますやろですって?いやーぱはは、そんなこと、そんなこと、そんなことぉ、言ってぇ、もうー、余をいじめるおつもりでございますかな。ぱはは。
そんなはず、ずは、ずは、ずはっ、あるはずはずずはずは、あるはず無いはず、あるはずもないはずも、あるわけもないわけもあると、仰りますかな。
そんなこと、このオレが、否定できるはず、あるはず、ないと想っていても、いいわけも良いはずも、ないに越したことはあるって前ゆうてたわけないと想いたくないって寝言でこないだ、ゆうたことなかったじゃないですかぁ。

ぇ?なんか、関係のなさそうな男の写真が混じってる?
誰て?
そこは、すんまへんですが、ノーコメントのノーコメンタリティでお願い申し上げ奉り上げ纏る。
え?もしや旦那なのかって?いやーそこは極秘密通でお願いしても、宜しいですか、なカナカナカナカナカナと蜩が、頭の、脳髄のなかに湧いております。

まぁ、なんか、いっぱい色んなカラーと効果のものを詰め込みづぎて、なんか気持ち悪いかもしれへんね。
うじゃうじゃしてる感じがするよね。生き物たちがね。
写真も、難しいよね。

まあぼくたち、実は生き物たちらしい。
いやぁ、死んでも、実は生き物たちらしい。
なぁんてねぇー。

君のほんとうに大事なものたちが、静止画面のなかで君を待ってるぜ。



最後にセピアモードで御鑑賞ください。



















Christian Löffler - Alpine Sketch













氷山(血管)

2017-09-11 03:33:43 | 
雲の切れ間から射し込む黄色く白い光が、おれの眼んなかに挿し込んで、その切れ目から、おまえが生まれたんやんか。
そしておまえの男性器は樹になり、おれという実をつけた。
おれが地に落ちて種になり、おまえの樹をいつも見上げていた。
でもおまえの樹は雲を突き抜けて、そこにあったおれの眼を突き刺してきたんだよ。
憶えてるか。Remember Me(リメンバーミー)
あのときも、ほんま痛かったよ。
痛くて、嬉しくて、おれは驟雨を降らせたよね。
おまえにね。おまえはずぶずぶになって、泥となった。
白くて、哀しげで、儚い泥だったので、人はそれを雪と呼んだんですやんか。
おまえがあんまり美しかったんで、おれは血の涙を降らせたよね。
おまえが蜜蝋みたいに生きていたから、おれは可笑しくていつも泣きながら笑っていたよ。
そしておまえは、赤ばんでいったんだ。
朦朧と、無機質なLavatoryのなかで蜜蝋のようなセックスをしたあと、おれがおまえを殺してやったんだ。
おまえの脳みそが蜜蝋でできていたから、びっくりしたけど、おれはそれを紅茶に入れて飲んだら、結構いけた。
そしておまえは、赤ばんでいったんだ。
そしておまえの女性器はウミウシになり、おれのパイプを求めた。
おれのパイプを突き上げると、おまえはおれのパイプのなかを泳いで、
愛おしいおれに会いに来た。
白い蜜蝋みたいな、無機質なLavatoryのなかで朦朧とセックスをしたあと、おまえはおれを抱いたんだ。
おれはおまえを憶えているよ。いつもおれの、海のなかにいたおまえを。
おれの海のなかにいた氷山のおまえがほんとうに邪魔で、ほんとうに美しくて、
赤潮はとまることなくおまえを染めあげていった。
そしておまえは、月のように赤ばんでいったんだ。













Christian Löffler - Eisberg (Official Video by Maximilian Bartsch and Chris Kuss)