骨髄異形成症候群(MDS)と向き合う

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2023年12月臍帯血移植

3.11 「花は咲く」に寄せて

2018年03月12日 | 日記
東北の大震災から早や7年。
あの日、津波の一報を聞き私たちは職場のTVを凝視した。
上空から広範囲に撮ったものだったが、それは現実とは思えない風景。

黒い大きな波が、田畑も家も道路も全てを満遍なく飲み込みながら陸地を這うように遡っていた。
さっきまで走っていた白い車が見えなくなる!
車が小さな粒に見えるくらい波は幅広く大地を覆っていった。
上空からの画像ではゆっくりとした動きに見えた波も、実際には想定外の勢いで全てを破壊していたのだった。

後日、ブログで震災に触れたところ、1日だけで1万件以上のアクセスがあった。行方不明の家族や知人の安否を求めて、藁をもすがる思いでSNSで情報を集めている人たちだったのだろう。

しばらくの間TV番組は編成が変わり、明るい話題が敬遠されていたが、
その頃からだったか、もっと後だったか・・・・・もう記憶が定かではないけれど、

「花は咲く」の歌が、ガーベラを手にした人たちの映像と共に1日に何度も流れるようになった。

亡くなった人、残された人、いろんな人の思いが込められたような歌詞。
それ以来、ガーベラの花を見る度そのメロディーが浮かぶほど頻繁に見聞きしていたが、
気が付けば最近はめっきりと放映が減っている。

が、昨日TVから久しぶりに「花は咲く」の歌が耳に入ってきた。


今までそれは震災の被災者を思いながら聞く歌であったが、

昨日は突然、自分のことに置き換わっていた。

「命には限りがある」ことを改めて目の前に突きつけられると、
この歌詞は全てが自分への問いかけになってきたのだった。


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