「ひとモノガタリ」に出ていた京大生の山口さんは
京大病院で移植後、再発して兵庫医科大学病院でハプロ移植を受けました。
HLAの型が稀有でドナーが見つかるかどうかわからないと言われている私は
ハプロ移植(HLA半合致)が気になっていたので
昨年、神戸で行われた「つばさフォーラム」に出向き、
兵庫医大方式のハプロ移植についての講演を聞きました。
現在は大阪の病院にいらっしゃる小川先生のお話でしたが、
他の病院で移植を断られた人でも、
あきらめず兵庫医大で相談してと言うことで、
兵庫医大の連絡先と合わせて
ご自分の勤務先やメールアドレスを公開されました。
すぐにでも訪ねたい気持ちはありましたが、
会場にいた他の医療機関の先生は
「職人技ですよね」とつぶやいていました。
どう難しいのかは判らなかったけど。
骨髄バンク登録を決めたとき、
兵庫医大のハプロ移植の講演を聞いて少し興味を持ったと
移植コーディネーターさんに話したら、
もしこの病院でうまくいかなかったり、ドナーが見つからなければ、
そういった病院への転院も考えていますか? と聞かれました。
(現在の病院はハプロに積極的ではない)
その技術がとても難しそうなこと、
兵庫医大は家から遠いので入院となれば家族が困るであろうこと、
現在かかっている病院のスタッフがみんな優しくて話しやすいこと、
等々の理由で
もしここで上手くいかなくても
転院するかどうかは即答できないと答えました。
「ひとモノガタリ」で
山口さんが兵庫医大でハプロ移植を受け、既に退院されている姿を見て、
また少し心が動いています。
私は年齢や抗体でマイナス事案が彼よりも多いかもしれないけど。
(ただでさえ移植は苦しむのに、兵庫医大方式は普通の移植以上に辛いらしい!?)
「つばさフォーラム」や他市の「市民講座」に参加すると、
どの講演でも、
「現在は臍帯血やハプロなど移植方法が広がり、
ドナーが見つからないから移植できないということがほとんど無くなった。
GVHDなどに対応する薬剤もどんどん良くなっている。」
という言葉が聞かれます。
でも、
それでも、
移植後の生存率は高いとは言えません。
早く移植以外の治療法が見つかるといいのですが・・・・・。