翌日は快晴!

お滝に打たれた翌朝がこんないい天気だと、気分はアゲアゲです!
春木川に掛かっているのは羽衣橋

鉄の橋ですが、赤く塗られていて雰囲気あります!

敬慎院の宿泊予定者に限り、登りだけは索道を使った荷物運搬をしてくれます。
リュック程度が1つ500円!助かります!!
山田屋さん近くにある動かない軽自動車が受付小屋になっています。
荷札に名前を書いて朝荷物を置いておくと、午後には頂上の敬慎院に届いてます。
500円はあとで敬慎院で支払います。

参詣道がざっくりと描かれています。
敬慎院に至るまでに、4カ所の休憩所(坊)があるようです。

ここがスタート地点ですね!
山の神様、一生懸命登ります。お護り下さい!

七面山を開山した日朗上人の供養塔があります。
信仰の拠点を作って下さってありがとうございます。

初夏の日差しですが、豊かな緑が涼しげな参詣道にしてくれています。

ほどなく2丁の神力坊に着きました。

こちらには伽藍坊大善神がお祀りされているそうです。
伽藍坊は山の中で修行する行者のような風貌をしていると聞きます。
七面山は宗門的には鎌倉時代に日朗上人と波木井公が初めて登詣し、開山されたとなっていますが、もっとずっーと昔から修験道の行場であったそうです。

山を歩き回るための大小の下駄が置かれています。

そういえば神力坊に掲げられている紋、時々目にします。

昨年訪問した岩本実相寺の頂上にあったお堂の紋・・・
確か「八所権現」って書いてありました。

最近では前日訪問した十萬部寺。
ここは身延山に棲んでいた二神の荒神、改め妙法両大善神をお祀りしてるんですよね!

↑画像は以前、訪れた八王子城(急峻な山城)の頂上付近にあった、天狗の行者の石像です。
手に持っている団扇・・・あの紋に似てませんか?
いろいろつながってきて、ワクワクします!
そういえばまだ2丁目だった・・・急ごう!

勢いだけで10丁!

13丁に肝心坊があります。

ここのお堂は、増田屋旅館の横にあったお堂と大きさや幕の感じがとても似ています。
七面山の七曜紋ですね!

肝心坊では冷たい飲み物も売っており、助かります。
草だんごが有名なんですよね!

休憩所には赤沢宿にあったマネギ板のような札が沢山掲示されています。
職人さんなどの庶民の札に混じって・・・

お~!超大御所女優!!

美輪さんのお名前まで!
意外なビッグネームが見つかりますよ!

だんだん気合いが萎えてきた20丁!

23丁に中適坊があります。
休憩所がないかな~?って思った頃にあるので、「中適坊」って名前がグー。

カゴに年配の信徒さんを乗せて登ってくる方々がいました!
強力(ごうりき)さんというプロのグループです。この21世紀に・・・こういう方々も信仰を支えているんですね!

だんだん道が急峻になってきました。

生えている木々も、樹皮が白くなってきました!

見晴らしいいとこ発見!

わ~!赤沢宿あんなにちっちゃ~い!

急に呼吸が荒くなってきたぞ!30丁っ!

36丁に休憩所!!

晴雲坊です。

結構クタクタで、お賽銭投げたら箱に入らなかった~!

水っ、水~!!!
冷たくてめちゃくちゃ美味いぞ。
休憩所にあった札・・・目を疑いました。

参詣200回!?
は、はははは・・・笑うしかない~

ま、いいや。僕たちは1回目を必死で登ろう!

これは39丁目にある古い石碑です。

多分江戸の職人さんたちなんだろうな。
索道も何もない時代に、こんなにでかい石、麓から背負って来たんだろうな・・・。
江戸時代、いかに法華信仰が庶民に浸透していたのか、そしてその信仰がいかに深かったのかを感じざるを得ません。

坂道自体に辟易し始めた40丁っ!
画像はありませんが、40丁を過ぎたあたりにひっそりと、無縁仏を供養する小さいお堂がありました。
途中まで登ってきたものの、行き倒れてしまった名もなき信徒さん方の霊を供養しているようです。

今回の七面山登詣にあたり、アドバイスしてくれた方の多くが、40丁前後での体調変化に気を付けるように言ってくれました。
気圧や気温の変化だけでなく、見えない力が拒むこともあるそうです。
思い半ばで生涯を終えなければならなかった先輩方を偲んで、合掌しました。
登詣する方は、ぜひ手を合わせて頂きたいと思います。
よ~し、あと10丁!
言葉数も少なくなり、一歩一歩がかなりキツくなってきた頃・・・

あ~~~~!!!もしかして~~~!!!