日蓮聖人のご霊跡巡り、今回が75カ所目のアップになります!
池上への道も、途切れ途切れですが何とか辿っています。
還暦を過ぎた日蓮聖人は体調がすぐれず、周囲の勧めもあって、常陸の湯で湯治をするために身延山を下りました。
弘安5(1282)年9月8日に身延山をあとにし、
5日目に河口湖畔の本庄家に宿泊されました。
今回は、その翌日にご一泊された「遠山家」を訪問しました!
通称「富士みち」(現在の国道139号線)を上暮地で山側に折れます。富士急行が通過!!
富士急行の線路をくぐると、のどかな山村風景~
左側に流れる小川の向かいが遠山家かな?
お?掲示板と法塔がある!
目指していた遠山家のようです。
現在の住所表示は「暮地」ですが、昔は「呉地」と言っていたのかな?
日蓮聖人は9月13日にご一泊されました。
ここは現在、「御越山遠妙院」になっており、法華宗の宗門史跡になっています。
前日お泊まりになった河口湖の本庄家からここまでは意外に近く、車で30分てところでしょうか?
僕はてっきり、日蓮聖人はこの起伏の少ない富士みちを通ってきたと思ってましたが、
・・・画像左奥に見える霜山を越えて行ったという記録が残っているそうです。あわわわ・・・頭が下がります。
日蓮聖人がお越えになったから、地元の方は霜山周辺の峠を「お越し」と呼んでいるそうです。
山号の「御越山」の由来はそのあたりにあるようです。
ここ暮地にご一泊されたあと、
向こうに見える鳥居地峠を越え、山中湖、三国峠を経由して・・・
足柄・竹ノ下(現在の常唱院)へと至ります。
毎度思いますが、日蓮聖人の辿った道って、結構ハードです。
ちょっと遠回りして平坦な道を通ればいいのに、と思いますが、ショートカットしてむしろ険しい道を選んでいる事も多いようです。
今、徒歩で、同じ行程で辿れ!!と言われたら、僕は即答するでしょう。
「無理です!」