明智光秀、本能寺の変の黒幕はいたのか?いたとすれば誰なのか?は謎の部分が多いのです。
秀吉・家康・足利義昭・朝廷などが黒幕ではないかと様々な説があります。私は秀吉説です。事前に光秀が信長を討つである事を知っており(又はそう仕向けた)から事前に準備したとおりの中国大返しが可能だったと思うのです。
今回の「麒麟がくる」は松永久秀が裏切り、そして敗れるのですが、久秀は当時茶道具の一級品である「平蜘蛛」を所持しており、茶道具の収集に執心していた信長が「平蜘蛛」を是非手中にしたいと思っていた。歴史家の間では久秀は「平蜘蛛」と一緒に焼け死んだとの説が主流ですが、脚本の池端俊策は、光秀に「平蜘蛛」を託したと言う設定にしました。
信長に「平蜘蛛」の行方を尋ねられながら、知らぬと答えた光秀の嘘は信長にばれていました。信長の命を受けて光秀の動きを探らせていたのは秀吉でした。本能寺の変の直接の原因や光秀の単独犯か否かは、諸説ありますが、この「平蜘蛛」騒動が遠因の1つになったとする説は面白いと思いますね。
信長は帰蝶に去られ、久秀に寝返られ、帝にも感謝されず、しだいに孤独感に苛まされているようです。
この孤独感が狂気に変わり、佐久間や林などの追放に繋がり、秀吉にも自分もいつか静粛されると言う恐怖感が、光秀に信長を討たせると言う結論に至ったのではないかと、中途半端に歴史好きなオイラは思ったりしちゃうのであります。