社会福祉協議会に、ペットボトルのキャップ寄贈（ささやかな社会貢献）

毎年恒例ですが、今年も社会福祉協議会にペットボトルのキャップを寄贈しました。



夏の間に事務職員や草刈・草取りなどに従事した利用会員が飲んだペットボトルのキャップが結構溜まりました。

キャップは発展途上国の「ポリオワクチン」の購入費に充てられるそうです。

ほんのささやかな社会貢献です。

福祉有償運送について その②

福祉有償運送について　その②

移送回数は昨年と比べて微増です。
売上高推移（月平均）
平成3年度：322,510円　　　平成4年度：339,065円　　平成5年度：352,288円

車に乗る事ができる方は、要支援・要介護の認定を受けている方、身体障がい者手帳・療育手帳などを持っている方などですが、運転手も3名、陸運局に届けている車も３台しかないので、利用の要請があっても、利用者が空きが出た時に（お亡くなりになる、施設入所、長期入院など）、改めてご利用いただくことにしています。（一時的に新規利用をお断りして、「仮申し込み」という形をとっている。）

釣銭寄付について
タクシーなどに乗って、降りる時に料金が900円だった時に、1,000円札1枚出して「お釣りはいらないよ」という時がありますが、福祉有償運送にも同じことがあります。
釣銭寄付が、3人の運転手で結構差があります。お客様に接する態度（進んで荷物を運んであげる、なるべく玄関のすぐ近くに車を止める、途中急に寄りたい所を追加されても嫌な顔をしない）など各自注意が必要だと感じます。
ちなみにこのブログは副理事長の私が書いておりますが、理事長は「釣銭寄付」の額は私の4倍です。
何が違うのか？私は大学で福祉を学び、役場でも福祉部門に配属された事があります。お客様に言われた事は懸命にやって来ましたが、制度（法令・従前の慣行）を基本に考える習慣があり、理事長は役場時代に福祉や介護の行政経験はありませんが、徹底した現場主義の考えで、町民の困っていることは何か？どう解決するかを考えています。この差が「釣銭寄付」の差につながっていると思います。又お客様からの運転手指名も極端に多く、ケアマネジャー・保健師・町内会長・民生委員の信頼も厚いです。見習わなければなりませんね。

福祉有償運送について その①

福祉有償運送は、草刈り・草取り、引越・片付けなどと並んで、NPO法人御用聞きわらびの大きな柱（収入源）ですが、ガソリン価格の上昇（月平均 令和2年度42,229円、令和5年度68,085円）で、年々経営が厳しくなっています。

最低賃金も上がっていますしね。（平成24年度719円/h→令和5年度960円/h）

福祉有償運送の料金は地元タクシーの１/３くらいですが、利用会員さんは低年金生活者・生活保護受給者が多く、安易な値上げは利用控えに繋がり、（私たちの本意ではありませんが）3名の運転手で何とかやりくりし、これから益々増えるであろう「交通弱者」への少しでも手助けをしたいと考えています。「移動支援」は介護予防に必要であり、いざ外出となれば、女性は薄化粧をしたり、男性は髭を剃ったりします。そう言う身づくろいが、介護予防に効果があると言われています。

町内には地域巡回バスやデマンドバスも運行していますが、停留所まで行けない利用者や予約の問題など課題も多いようです。それとの比較も必要かと思います。

今年も雪かきの季節がやって来ました。

当地は北海道でも雪の少ない地域ではありますが、それでも雪かきが必要な日がひと冬に３～4回はあります。これもやはり介護保険では出来ない作業です。
「御用聞きわらび」では主に高齢者の方のために雪かき（除雪）も行っています。30分700円ですが、協力会員に支払う賃金と除雪道具の購入などで、今まで黒字になった事はありません。

除雪の依頼件数は平成29年度には34件だったのに対し、令和5年度には18件と減少しています。もちろん除雪の需要が減ったのではなく、作業をする協力会員が高齢化して出来なくなったのが原因です。　人手不足のため、現在は新規の除雪のご依頼はお断りしています。

昔は近所の方や町内会の方が除雪をやってくれましたが、やはり高齢化で困難になっています。

利用者の方は平屋の町営住宅にお住まいの方が多く、屋根から落ちた雪が固まって氷になる事もあり、雪かきに氷割がプラスされる事もあります。（かなり体力が要ります）

雪を捨てる場所も玄関のすぐ近くなら良いのですが、裏側に捨てて欲しいと言う要望もあり、事前に雪捨ての場所を確認する事も肝要です。

深夜～早朝に積もった雪は、町の除雪車が早い時間に除雪を行う時がありますが、その雪が道路の端に大量に置かれている場合もあり、その雪が固まると、もうスコップでは歯が立ちません。（ツルハシが必要です。）

なるべく早い時間に除雪をしてあげたいのですが、1人の協力会員が何人もの利用会員の雪かきを担当しているため、直ぐには駆けつけられません。デイサービスなどで朝早く出かける予定がある方は、バスが来る前に作業を行うよう努めています。
雪国での除雪問題は、全国的な課題となっており、益々高齢化が進むにあたって、抜本的な解決策を模索しているところです。

町営住宅退去者のシール・テープ剥がし

ある老夫婦が町営住宅を退去され、片付けや不用品処分の依頼を受けました。町営住宅退去者の片付けなどの依頼は良くあるのですが、今回は少し厄介な残りものがありました。

床や窓ガラスに大量のシールやテープが貼り付けてあったのです。

・車椅子の転倒防止のためのテープ
・地震などによる家具の倒壊防止のテープ
・窓にX字状にテープが貼ってある↓（おそらく暴風雨や高波などでの破損防止やガラスの飛散防止のためだと思われます。）

　　

床のテープ剥がしも市販されている「シール剥がし」よりも台所洗剤の方が良く落ちました。

　　　　

床は傷が付かないようにプラスチック（画びょう入れの箱）を使用しました。上記写真左端↑
窓ガラスのテープを剥がした後に跡が残るので、それを綺麗にするのにかなりの時間を費やしました。

　

退去されたのが冬だったので、夕方になると暖房が無く寒かったです！

留守宅管理サービス事業

当法人は高齢者や身体障がい者の方の生活支援を行うNPO法人ですが、「福祉有償運送」では介護保険事業では出来ない買い物や理容室・美容室などの送迎も行っています。少し聞きなれない言葉ですが、今回は「留守宅管理サービス」についてお話します。

あまり多くの事例はありませんが、高齢者方が急に入院する事があります。着の身着のままで入院する事が多く、後から入院生活に必要な物を届ける時もあります。（下着・歯ブラシ・入れ歯など）又高齢者でも携帯電話を使用してる方もおり、充電器のお届けも必要です。近くにお子さんや親せきが居る方ばかりではありませんので・・・

又、ペットを飼っている方の餌やり、水やり、糞尿の始末などもあります。室内で植物を育てている方もおり、枯れないようにしなければなりません。　いずれもご自宅の鍵をお預かりするわけですので、普段からの信頼関係が無ければできない事です。

日本には「介護保険事業」がありますが、高齢者や身体障がい者の困っている事を全て解決することはできません。「御用聞きわらび」は介護保険サービスの『隙間』を埋める事を大きな目標としています。

ポロト湖畔のインフォメーションセンター営業終了

白老町ポロト湖畔にある、「インフォメーションセンター」の営業が10月4日で
終了しました。センターではカヌーや自転車、双眼鏡などの貸し出しを行っているほか
周辺のごみ拾いや草刈も行っています。今年はコロナ禍や熊出没などによるセンターの閉鎖もなく、売り上げも好調でした。
特に北海道には珍しく猛暑の日が続いた8月は夏休み中でもあり、かなり賑わったようです。　　カヌー貸し出し件数350艇　自転車貸し出し回数189台
人件費の高騰、最低賃金の上昇、ガソリン代の値上げなど、経営が厳しくなって来たので、カヌー（2人乗り）の料金を1時間1500円から2000円に値上げさせていただきました。

以前にも書きましたが、インフォメーションセンターのすぐ近くに高級リゾートホテルが建設され、外国人（特に中国系の方）のお客さんが多くなり、それなりの苦労もありました。
今年のご利用ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

大空町議会が視察にいらっしゃいました。

8月30日（水）にオホーツク管内、大空町議会御一行様が当法人の視察にいらっしゃいました。大空町は旧女満別町と旧東藻琴村が合併して出来た町で、人口は約6,600人。訪れたのは大空町議会（総務・厚生常任委員会）の議員さんと町のスタッフの方々です。

視察内容は、当法人の設立目的、サービス内容、会員の獲得方法、公的な支援、他の交通機関との連携・調整（福祉有償運送）などでした。

白老町の高齢者介護課長の挨拶のあと、当法人から「御用聞きわらび」の概略説明し、そのあと質疑応答と言う形式で行いました。

　

特に福祉有償運送は、各地で行われている、いわゆる地域循環バスやデマンドなどでは、バス停まで歩いていけない高齢者や障がい者が多い状態です。「ドアtoドア」のサービスが必要になっている事を強調しました。

又「福祉有償運送」に限らず、引越や片付け、草刈り・草取りなども他の業者さんより割安になっています。それで経営出来るのか？と言うご質問もありましたが、利用会員は生活保護世帯や所得が年金のみの方が多数いらっしゃるので、簡単に値上げはできない旨ご説明しました。



視察は16時～17時の予定でしたが、予定時間を30分もオーバーするほど、活発な懇談会でした。
大空町議会の皆様、お疲れ様でした。この視察が大空町の福祉の発展に少しでもお役に立てれば幸いです。ありがとうございました。。

今年は例年にない猛暑で、屋外の作業は大変でした！

当地は北海道でも、夏は比較的涼しいのですが、今年は北海道全体が猛暑に見舞われ、8月の平均気温が30℃を超えました。例年は24℃くらいです。
草刈や草取りなど外の作業は、熱中症などにならないよう、普段は50分作業して10分休憩をとるのですが、今年は30分作業して10分休むことにしました。協力会員は高齢者が多く、身体を休めるため、晴れの日でも作業をしない日もありました。

事務局からの差し入れも、冷蔵庫で冷やしたペットボトルやアイスを例年より頻繁に差し入れするよう努めました。9月になり厚さは少し和らいでは来ましたが、それでも例年の9月よりは暑い気がします。

まだまだ草刈・草取りのご依頼があるので、無理をしないように作業をします。

お盆の前にお墓掃除の依頼がありました。

少し古い話で恐縮です。お盆を前にした8月11日（山の日）にお墓の掃除3件依頼されました。3件とも同じ墓地内にあります。
古い墓地で、水道施設がなく、近くの川から運んでいます。

利用会員さんは高齢者が多く、自家用車が無い方が多いので、年間10件くらいはお墓の掃除のご依頼があります。お盆休みで子供さんたちが
帰省されて、子供にやってもらう方もいらっしゃいますが、せっかく帰省した子供にそんな事はやらせたくないと言う方もいます。

この墓地はあまり日が当たらず、お墓のまわりには木の枝がかかり、枝切をしたりツタ切りもします。苔が発生してお墓にこびりついている時もあります。緑色の苔が見えますか？

　　　

そんな時は、「へら」や「歯ブラシ」などで苔を削り落とします。結構な重労働です。

　



これから益々需要が増えるかも知れませんね。

エボタの剪定（背丈が高い）

今日はエボタの剪定のお話です。毎年依頼されるのですが、普通のエボタと異なり
背丈が2m20くらいあるエボタの剪定で、軽トラ含めて３人掛かりで行います。

軽トラの脇にビール箱と板を張り付け、上の部分は長いバリカンを使い、下の部分はもう1人が切ります。下の担当者は切ると同時に上から落ちてくるエボタの片付けも担当します。
その他に軽トラを少しづつ動かす運転手？も必要です。


プロではありませんが、やや熟練者となると上の部分は豆腐の角のように「直角」になるように刈らなければいけないとか・・・。

今回はエボタの幅が広いので、表側と裏側両方からやらなければならず、時間が掛かりました。庭木の剪定などは年間10件くらいの依頼があります。

ここは毎年のようにやらせて頂いていますので、昨年の写真（2022年9月2日）が分かりやすいと思います。

ガソリン価格急騰！

毎日暑い日が続いています。北海道の中でも涼しい当地ですが、最高気温が30℃を超える日が珍しくなくなりました。

さて、全国的に石油製品価格が急激に高騰しています。

　

　　https://e-nenpi.com/gs/price_graph/2/1/0

ガソリン価格の上昇は、「福祉有償運送」事業者には死活問題です。　当法人の平成２年度の月平均のガソリン代は、約42000円でしたが、２年後の平成４年度は約56000円に跳ね上がっています。平成５年度はまだ年度途中ではありますが、月平均60000円を超えました。

「福祉有償運送」を利用なさるお客様は年金生活者や生活保護受給者が多く、安易な料金値上げはできない状態です。

今は草刈のご依頼が多い時期ですが、草刈りに使用する燃料（混合油）も同じ状況です。
又、草刈りや引っ越し・片付けには軽トラックを使用しますが、草刈りなどの現場の行き帰りにもガソリンが必要です。当法人には「福祉有償運送」用の軽自動車が３台、軽トラック２台ありますが、５台分のガソリンは馬鹿にできない額となります。

草取り 佳境！

１年中で一番忙しい季節を迎えています。草取りのシーズン真っ最中です。今年は春先に暖かかったので、雑草の成長が早く、草取りの依頼も例年より早い時期からあります。
６月は天候不順で雨が多く、作業が延期になったりして、やりくりも大変です。今日は曇りだったので晴れの日よりは身体は少し楽ですが、人手不足もあり、雨の日以外はほぼ毎日作業しています。

畑起こしの季節がやって来ました。

北海道にも遅い春がやって来ましたが、当地では5月に入っても肌寒い日々が続いています。
畑起こしのご依頼が多くなって来ました。今回の依頼者さんも、昨年まではご自分で畑起こしをやっていたそうですが、自分でやるのが
しんどくなって、今年から「わらび」に頼むことにしたそうです。

最初の写真にあるように「タンポポ」などは根が太いため機械が効かないので、スコップでやります。
畑が広い（50坪以上くらい）ところは耕運機を用います。



後は耕運機の出番です。畑が広いお家はかなりの重労働にもなります。

ポロト湖畔で、カヌーと自転車の貸し出しが始まりました。

今年も4月２９日から、ポロト湖畔の「インフォメーションセンター」でカヌー・自転車等の貸し出し業務を行っています。
４月中は周辺の草刈りや、木々の枝払い、ごみ拾いなどを行い、オープンに備えてきました。



出番を待つ　カヌーと自転車



料金表（少し値上げしました）



白老町に民族共生象徴空間「ウポポイ」が誕生し、まもなく高級ホテルが完成しました。そこには外国人の富裕層が宿泊し、カヌーなどの利用もあります。言葉が通じない場合もあり、時間内にカヌーから戻らないお客さんもたまにはいると言うことで、少し苦労しています。皆さん英語が通じるかたばかりとは限りませんから・・。

とにかく今年も事故の無い様に、シーズンを終えたいと思います。
営業時間は9：００～17：00まで（カヌーは15時半ころに終了）　定休日は火曜日です。（夏休みは火曜日も営業）

お問い合わせは、「ポロト湖インフォメーションセンター」　０１４４ー８２－６７５５