総選挙が近づくにつれ、そろそろ議席の当落予想なんぞも出て来そうな時期になって参りました。
昨日書いたように自民の総裁選が終わり、新たな首相が決まっても
この間、大きな問題が山積していますので、国会開幕 即解散とはいかない状況になって来ましたね。
それにしてもそんなに遅くない時期に、総選挙は行なわれるのは
衆目の一致するところです。若いとき共産党のシンパだった友人が居まして、時々
政治の話をします。共産党は以前は自民党も民主党も同じだと、常々言っており、
その事で私と口論とまでは行かないまでも、論議する事があります。
昔、衆議院が中選挙区だった頃、そして小選挙区になった今までも、
勝てっこない選挙区に候補者を擁立し、供託金を没収されるくらいの泡沫候補でも、
党勢拡大のため、懲りないで、いわゆる「独自の戦い」を進めて来ました。
これだけ腐敗が続いている自公政権が、未だ政権の座に居座っている最大の原因は
民主党がしっかりしていないからだとは思いますが、もう一つの原因は
自民と民主が拮抗している選挙区に共産党が候補を立て続けて来たからだと思います。
つまり共産党が候補者を立てなかったら、民主党 (中選挙区時代の社会党も含む)
が自民党に競り勝って保革 (与野党) 逆転していたのではないか?
つまり瀕死の自民党の延命を図っていたのは、結果として日本共産党ではなかったか!。
この疑問・疑惑はまだ私の中で燻っています。
そんな中、来るべき総選挙には候補者を前回の半分にするとの事。その分比例区に
力を傾注すると思いますが、やっと現実的になったと言うか、大人になったと言うか、
自民と民主が競っている選挙区で共産党が候補
を出さないなら、共産票は (普通に考えて) 民主に流れます。
口に出してこそ言いませんが、自分の党だけ伸びれば良いと言う考えから、
明らかに与野党逆転を意識し、民主党にエールを送ったと私は思います。
その独善的な論調と不明瞭な代表の選び方、この時代になってもマルクスレーニン
主義を標榜する党に、私はいささか疑問を呈しておりましたが、
その反面、政党助成金を受け取らない姿勢、弱者に対するきめ細かい政策など、
共感する点もいくつかあります。自民・民主の二大政党に埋没せず、党が生き残れるかどうか、もっと
言えば、国会で共産党の存在を無視出来ない状況を作り出せば、国会は面白くなりますぞ。