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芝居小屋 by aldis

劇団の画像は座長さんの許可を得て掲載しています。無断転載、加工はお断りいたします。

劇団美鳳・20090719

2009-07-25 20:09:36 | 劇団美鳳
 7月の3連休の真ん中の日、昼の部です。特選狂言の日は終演時間も遅くなり家に着くと11時近くになってしまいます。連休の最初の日はさすがにダウンしてこの日に行きました。イヤ、ダウンなんて言ってられません。役者さんたちは休みなで昼夜公演なのですから。。。

 昼の部お外題は「喧嘩屋五郎兵衛」でした。今回はサギョウのイノスケは扇さとし副座長でした。可愛い弟の刀を切れなくする進悟座長、それをじっとこらえて控えている悟さん、何回見てもジィーンとします。自分の刀が切れないのを知った時の友也総座長の表情、なんともいえません。。。

 画像は、一城進悟座長、曲名は???です。ダンス系です。進悟座長が表情豊かに歯も見せたりして踊るのにはめったに遭遇しません。ワタシ的に超レア写真です。
 

劇団美鳳・20090717

2009-07-20 19:27:34 | 劇団美鳳
 まだまだ劇団美鳳続きます。この日は、特選狂言第5弾「夏祭浪花鑑団七九郎兵衛」です。自分ながら、忙しいのによく行くよと思うけれど、このお芝居はやっぱり見たい。。。

 この日も舞踊ショーとお芝居という二部構成。そして舞踊ショーのラストは「梅川忠兵衛」、しかも早変わりで友也総座長と進悟座長が梅川と忠兵衛を入れ替わるとのことでした。

 夏祭浪花鑑、配役は、友也総座長が団七とお辰の二役。磯之丞が笑也さんに琴浦が悟さん、お二人とも頑張っていました。お梶が静香サンで市松にきらりちゃん、きらりちゃんもはっきりと科白を言っていました。徳兵衛がさとし副座長、三婦が秀人さん。そして義平次が進悟座長です。最後、泥場では本泥を使っての進悟座長熱演です。友也総座長曰く「お客さんの反応がよかったので稽古のときより1回多く進悟座長を泥の中に沈めた」とのこと。団七と義兵次の争い、迫力ありました。さすが友也総座長と進悟座長。

 画像は「梅川忠兵衛」のラスト。梅川の進悟座長に忠兵衛の友也総座長です。これも始まりから凝った演出でした。
 

劇団美鳳・20090713

2009-07-20 16:18:24 | 劇団美鳳
 さてさて、十条篠原演芸場劇団美鳳、特選狂言第4弾「進悟版座頭市」の日です。

 この日は、予約開始の時から桟敷席がつぶされていました。係りの方が「この日は特選狂言でここまで舞台をつくるんだって」と説明してくれました。そのときはお外題は何かわからなかったけど、口上で「進悟座長が構成したオリジナルな座頭市です」という挨拶もあり、楽しみにしていました。二部構成で、舞踊ショーからお芝居と続きます。

 殺陣師の方もゲストにいらして、幕開けは真っ暗な中、杖をコンコンしながら花道から座頭さんたちの登場。
 舞台が広くなっているので暗転で場面展開が早くハラハラドキドキの連続です。そうかと思うと進悟座長らしくちょっと楽しませる場面も。セットもすごかった。最後の仕掛けにもびっくりです。。。。

 画像は、フィナーレの後の舞台挨拶のとき。皆さんやりきったといういいお顔でした。いつもはクールな進悟座長も「感無量です」と。
イヤイヤお疲れ様でした。
 
 

劇団美鳳・20090710

2009-07-15 19:08:37 | 劇団美鳳
 劇団美鳳特選狂言第3弾「義士外伝 与作の腹切り」の日です。

 猟師の与作が友也総座長、その弟で武士になっているのが進悟座長。このお芝居ではいつもと違って、友也総座長が兄役、進悟座長が弟です。弟はお代官様のお嬢さん(静香サン)の婿にと望まれていましたが、赤穂浪士の討ち入りのメンバーだった。縁談を断って弟を旅立たせた与作、反対するお代官さま(秀人さん)を撃ってしまいます。そして、与作は百姓なりの流儀で腹切りを。。。
 歌舞伎調のお芝居でした。お代官さまの屋敷から逃げようとするときの友也総座長の足の運び、お上手でした。

 大作の後なのにラストショーでは「花魁」でした。奴に導かれて花道からの登場です。
 画像はそのうちの1シーン。実はカメラの交換レンズを変えたので前の方の席からでも舞台全体に近い写真が撮れるようになりました。
 進悟座長、友也総座長、扇さとし副座長です。

劇団美鳳・20090707

2009-07-15 18:42:21 | 劇団美鳳
 劇団美鳳特選狂言第2弾の日です。

 お外題「ふりむけば夕日が」。このお芝居は昨年12月木馬館で初演でしたが都合が悪くて見逃したものです。
 友也総座長が舞台に登場すると、フラッシュバックで明日香ちゃんときらりちゃんが子供の頃の姿を写し出します。凝ってる。。
 子供の頃から月日は流れて、紅花問屋のお嬢さんだった明日香ちゃんは、不幸な出来事が重なって今ではすさんだ身の上です(静香サン)。お嬢さんのことが忘れられなかった友也総座長、お嬢さんと再会することができたのですが。
 進悟座長は、女衒でありながら実は静香サンのことを密かに想っている。。。
 舞台装置も素晴らしかったです。最後は夕日も沈んで行きました。無理して時間を作った甲斐がありました。
 でも、せっかくのお芝居なのにどこかで一眼レフのシャッター音カシャカシャと、ちょっと気になりました。

 ラストショーは美鳳の皆さん肉襦袢で男らしく「ゴロゴロ」(私の勝手な命名です)。
 画像は両座長の相舞踊「おしどり」です。
 

劇団美鳳・20090704

2009-07-12 14:05:38 | 劇団美鳳
 お待たせしました。篠原演芸場7月公演は紫鳳友也総座長、改名された一城進悟座長率いる「劇団美鳳」です。今回は、桑田劇団の桂木昇座長がゲストでいらしてます。お芝居に力を入れている劇団美鳳、今月公演でも新作狂言がいっぱいとか。楽しみです。

 この日のお外題は「峠の夢」。小さい頃親とはぐれた笑也さん、親がわかったので一生懸命貯めた給金を持って在所へ急ぐ途中、ヤクザ者に襲われて命を落とすはめに。通りかかった進悟座長、お金を取り返して親元へ届けることになります。ところが親元へ着くと弟や目の見えない母親に息子と間違われてしまいます。そして、実は進悟座長も追われる身だった。最後は進悟座長を追ってきた十手を預かる親分(友也総座長)の温情ある計らいで、めでたくハッピーエンド。。。

 舞踊ショー幕開けの総舞踊では紫童クンも扇を上手に使ってセンターをとっていました。うん、半年間でも小さい子の成長は早い。。。

 ラストショーは、森の石松ををテーマにしたもの。
 画像は、両座長の相舞踊「哀歌(エレジー)」です。うーん、綺麗。。。

劇団美鳳・20081223

2008-12-30 13:51:10 | 劇団美鳳
 そしていよいよ千秋楽、本年の大トリ、夜の部に行きました。千秋楽の劇場は飾りなども外されてナンカ寂しいものがあるのですが、劇団員の皆さんそんな気分を吹き飛ばしてくれる熱のこもった舞台でした。

 お芝居は「恋かんざし」。気の強い女(静香サン)と意地のある男(友也総座長)。お互いの思いを口に出せず、静香サンは簪を友也総座長の頭に残して去って行きます。その後かたぎの女房になった静香サン、そこに昔のヤクザの者が現われ・・・。
 このお芝居でも静香サンと友也総座長のやりとりが笑えます。静香サンの伝法な台詞に美鳳のメンズはタジタジ。

 画像はラストの「漁歌ショー」です。両座長の後ろに写っているのが頭、城秀人さん、そしてチラッと写っているのが、一城春香さん、紫城笑也さん、一城静香サンです。最後に一人ひとりから挨拶がありました。

劇団美鳳・20081222

2008-12-27 20:43:53 | 劇団美鳳
 劇団美鳳、まだまだ続きます。

 この日は、最後の特選狂言「ひとり狼」。劇団松の松川小祐司クン、松川翔也クンがゲストでした。そしてきらりちゃんも2回目のお芝居出演。明日香ちゃんも大人っぽくなっていました。
 悲しい生い立ちの伊三蔵(友也総座長)、主家の由乃お嬢様(静香サン)と恋仲になるが、身分違いのため由乃の兄、上田家の当主(京助座長)に反対されます。仲を引き裂かれた二人はそれぞれ別の運命をたどりますが、伊三蔵は兇状持ちのヤクザに。年取った伊三蔵が気になっていたのは由乃のお腹の中にいた自分の子供でした。。。。
 長いお芝居でしたが、ハラハラ、ドキドキ、グスグス、最後まで引き込まれます。ゲストの小祐司クンと翔也クン、これからが楽しみです。

 ラストショーは極楽ルンバでした。
 画像は、一城静香サン、オープニングショー「女の浪花節」の一シーンです。


 

劇団美鳳・20081220

2008-12-27 14:41:53 | 劇団美鳳
 この日も行きました。劇団美鳳。イヤイヤこの日は前から予約してあったのです。前日が「昭和残侠伝」と聞いて、高倉健さんのヤクザ映画の美学にも惹かれる身としてはこれは是非とも見なくてはと浅草に駆け付けたわけでした。

 で、20日ですが昼の部に行きました。昨日燃焼したので今日は軽いお芝居かなとちょっと気が進まなかったのですが。。。(いや、軽いお芝居好きでないというのではありません。友也総座長の3枚目キャラも嫌いじゃない。面白いし、可愛らしい。)。。。なんのなんの「泣虫兄弟鴉」を見ることができました!
 ただ、少しリラックスされのでしょうか。ちょっと遊びが入ってるところがあって、でもそれはそれで楽しめました。

 画像は京助座長「男と女のバラード」です。
 ラストショーは「傾き者恋歌」でした。


劇団美鳳・20081219

2008-12-26 18:04:40 | 劇団美鳳
 今月は通っています。浅草木馬館、劇団美鳳。

 この日は特選狂言「昭和残侠伝」でした。お芝居からの二部構成。舞台も広くして殺陣師の方もゲストによんでの力作でした。
 ご存じ、花田秀次郎が友也総座長、風間重吉が京助座長、幾江ちゃんが静香サンでした。セットもすごい。料亭喜楽が2階建で、上に座敷が下に板場、あるいは座敷がセットされ、場面転回が飽きさせませんでした。篠原さんの若、友也総座長と打ち合わせながら毎日のように朝方まで工夫を凝らされたそうです。
 立ち廻りでは、熱演のあまり実際に頭を打たれてしまったり、ふりあげた花瓶の水をかぶってしまったり、ハプニングもいろいろありました。そして、紫城優也さんの駒井の親分、憎々しさがあふれていましたね。

 こんな重いお芝居をしたというのに、舞踊ショーでは友也総座長はリクエストによるベスト3、すべて女形を踊り、ホントお疲れ様でした。
 画像はリクエスト第1位の「お梶」です。

 この日は浅草寺の羽子板市の最終日。役者さんや踊りの美しい押絵羽子板、特大から可愛いものまでしばし目の保養をしました。