横スカッとジャンパーズ

徒然なる侭に、主にマリノスと日常をくっちゃべります。毒にも薬にもなりません!

幸せなら手を叩こう

2004年11月25日 17時59分54秒 | 雑記
結構自分は気分屋である。
鉄アレイで両親を殺したり28歳の男が両親と姉を殺している事件を見て、朝から気分が落ち込む。
ここに共通するテーマに『NEET』がある。
詳しい説明はNEET【ニート】を見ていただければいいと思うが、青年期の無気力(とも一概に言えない)による無職状態だ。フリーターでも何でもない、まさに親の脛をかじっている状態である。

そして、自分も現在この状態に近い。

自分が会社を辞めた理由の一つに「病気」がある。だがこの病気とは長い間お付き合いをしないといけないので、ある程度体調を整えたら程度を見つつ社会復帰するぐらいの、いわゆる差し迫った手術を必要としない「病気」だ。
そしてなかなか社会復帰をしなかった理由の一つが、祖父の介護がある。
この問題であくっま家は東京―広島間を何度も往復し、母も介護者として体を壊すなど一大事だった。その間実家で自分は主婦業をしつつ、まさに引きこもっていた。
食事を作り、洗濯をし、掃除をし。
多分将来待っているであろう専業主婦の仕事をしていた。
だが祖父の問題も片付き、先週末に自分は東京に戻ってきた。これから、自分は家族のしがらみとオサラバして、自由に働ける権利を得た。
だが、現在は転職サイトに登録して、派遣会社にメールを送り、それぐらいしかしていない。

息が詰まりそうになりながら、圧倒的な劣等感を感じていると『NEET』だった彼らの気持ちがビシバシ良く分かる。
自分は一年間を棒に振った。この一年間は何を学んでいたのか、それを思うと短い人生の中であまりに空っぽな時間を過ごしてしまったように思えてくる。
そう思うとあの時、親に頼まれても体調が整った時点で働けばよかったのかとも思う。だがその反面、今まで散々世話になった親の頼み事を聞いてあげなくては、とも思う。
しかし、本当は実は自分は働くのが怖かったのではないか。
そんな考えがふと思い浮かぶ。

こんな瞬間を何度も体験して、世間とのギャップに息が詰まりそうになって彼らは暴走したのかもしれない。
そう思うと、何だか彼らが「引きこもりだから」の一言で片付けるのが、まるで自分の姿から目をそらして言うようで怖い。

そんなダークサイトに落ちつつも、今日は兄(立派な社会人で正社員)に頼まれた振込みやドラクエⅧの予約をした。その帰りに献血センターに寄り、服薬がダメで落ち込み、夕飯の買い物をしているとおばあさんとエスカレーターで少し話し込んだ。
その後に買い物カゴを彼女に渡すと、「どうもありがとう」と言われた。また、野菜売り場でそのおばあさんと再会して「中国産のねぎはとても安い」と喜び、綺麗なバナナが100円で売られて小躍りし、長寿豚が3割引きで買い溜めをした。

世の中って、やっぱりシーソーゲームだなと感じる。そして気分屋の自分は、こんなことでも幸せになる。

まだ就職活動をして実質二日、当たり前だがそんなに早く物事が決まる分けない。何せ相手は人間なんだから。
そう思うと、ちょっとだけのんびり事を構えられるようになる。

社会の目が怖い、自分はやっぱり『NEET』なのかもしれない。全然頑張っていないのかもしれない。
そんな考えがやっぱり頭をよぎる。そういう時は、元気なものに頼ろうと思う。

だから、頑張れよマリノス!←結局そういう事です(笑)

自分は肩の力を抜くのが下手なのか上手いのか分からないが、全く知らない他人のちょっとした一言って、ものすごく自分を救ってくれる。
だから、自分も人には親切にしたいな~と思うもんだ。 
※この文章を読んでダークサイトに落ちてしまった方、本当にごめんなさい