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Lester:「私は、あなたに全ての道を案内しようとしています。」 2015-10-04-09:45JST

あなた自身へ戻り続ける-アドラー心理学-2

2020-03-14 21:47:40 | 目次付きの記事(1~10)
あなた自身へ戻り続ける-アドラー心理学-2 

 今回のテーマは、「アドラー心理学」についてです。

1. アドラー心理学から学ぶ 

 アルフレッド・アドラー (1870年2月7日 - 1937年5月28日:オーストリア出身の精神科医) は、「人は、主観的な世界に住んでいる。」と言っています。 

 「人は、主観的な世界に住んでいる。」という、この、主観的な世界を変えるには、「原因から考えずに、目的から考える。」ようにします。 
 「意味付けを変えれば、未来は変えられる。」とアドラーは、言います。

 目的論「原因ではなく、目的に目を向けよ。」 
 「人間は、目的を変えて、過去の意味づけを直すことで、人生を変えることができる。」というのが「目的論」です。 

 アドラーは、「どう意味付けるかを、ライフスタイル」と呼びました。 

 この「ライフスタイル論」では、変えることが困難だとされる「性格」を、柔軟なものと捉えて、いつでも選び直せると考えます。 

 「変わらない人は、変わらない決心をしている。」と言えます。

 「あなたが、人生を困難なものにしている。人生は、きわめてシンプルである。」アドラーの言葉です。

 このライフスタイルを意識化する、修練をします。 
 「3日あれば、人間は変われる。」とアドラーは、言います。

 「ライフスタイルを意識化する」には、ありのままの自分を見るようにします。今起きていることは、自分が過去に意味付けをしたことが、起きている。ことを自覚します。 
 「変わらない人は、変わらない決心をしている。」という、この「変わらない決心」を探して見るようにします。 

  • アドラー「人生の意味の心理学」 
    名著51 アドラー「人生の意味の心理学」:100分 de 名著
  •    「100分 de 名著」の番組公式サイトです。   

    2. 劣等感は、思い込みである 

     劣等感と対峙するのが、優越性の追求です。 
     劣等感は、思い込みです。ありのままの自分ではじめる。ことが大事です。

     劣等感は、思い込みであり、実体はありません。「理想の自分と、現実の自分とのギャップが劣等感」です。

     劣等感に似たものには、「劣等コンプレックス」と「優越コンプレックス」があります。

     劣等コンプレックスとは、「Aであるから、Bができない。」や「Aでないから、Bができない。という、意味付けが、根底に在ります。この意味付けを、「見せかけの因果律」と呼びます。「見せかけの因果律」は、実体のないものです。 

     これをやめるには、現実を受け入れるしかない。と、アドラーは、言います。 

     優越コンプレックスとは、「自分を実際より、優れているように見せようとする。」や「価値低感傾向:価値をおとしめて、自分の価値を上げる。」や「不幸持論:自分の不幸な話を語り続ける。」などの行為です。この行為には、「自分は、変わらない。」という意味付けが、根底に在ります。

     この意味付けを、やめるには「普通であることの勇気を持つ。」ことです。そして、ライバルと競争する必要はない。ことを、自覚します。  

    3. 全ての行動には相手がいる 

     対人関係:他人との付き合い方。

     人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。
     全ての行動には、相手がいる。

     私たちは、他者に認められたいという「承認欲求」を常にもっています。この「承認欲求」から解放されるには、アドラーが提唱する「課題の分離」を実践します。

     「人間は、自分自身の絵を描く画家である。」アドラーの言葉です。

     生きること全般が、ギブ&ギブである。と割り切ります。

     多くの人が、「課題の分離」ができていないので、この「課題の分離」をします。
     「自分の人生の責任は、自分で取る。」他人の課題を切り捨てる。ことが、「課題の分離」です。

     「親の課題を、子供が解決する必要はない。」親 (他者) の課題に、土足で踏み込むことを止める。
     「これは誰の課題か?」と自問します。
     この視点で、自分と他者の課題を線引きします。
     「他者の課題に踏みこまない。自分の課題に踏みこませない。」ことを徹底します。

     幸せになる勇気。が必要です。

     「人間は、自分の運命の支配者である。」アドラーの言葉です。

     対人関係のガードは、自分が持っている。と自覚します。  

    4. 幸福になる方法 

     「共同体感覚」は、対人関係のゴールです。 
     「課題の分離」は、対人関係の入り口です。 

     「共同体感覚」は、他者を、仲間と見られるようになります。 
     自己への執着を、他者への貢献に変える。 
    「共同体感覚」は、他者を仲間と見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることです。そのためには、「自己への執着」を「他者への関心」に切り替える必要があります。 

     ありのままの自分を受容し、無条件で他者を信頼する中で、「私は誰かの役に立っている」という、貢献している感覚を実感すること。が、大事です。 

     人生の意味は、他者への貢献です。 
     1. 自己受容。ありのままの自分を、受け入れる。 
      短所だと思えるところを、長所に置き換える。 
     2. 他者貢献。自分が何らかの形で、貢献できていると思える。 
     3. 他者信頼。無条件で他者を信頼する。 

     勇気くじきとは、勇気をくじくこと。ダメ出しをする。行為です。 
     「嫌われる勇気を持つ。」嫌われる勇気は、「幸せになる勇気」と一緒です。 

     勇気づけとは、幸福に向かって、自力で課題に立ち向かっていけるよう、働きかけることを言います。 

     勇気づけのためには、 
     共同体への貢献感が得られる。「ありがとう」と言う。 
     あらゆる対人関係は、対等な関係である。 
     褒めるのも、叱るのも、上下関係である。 

     悩んだときは、より大きな共同体に聞く。 

     「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ。」アドラーの言葉です。 

     ちよっとした勇気を持つことが、大きな変化につながります。  

    5. 参考サイト:私は誰か?とリリーステクニック - 3 

     サンスカーラ (潜在的な精神的傾向) を捨てます。 

     潜在的に在る欲求が、自分の主観的な世界を生み出しました。心という空間に投影された世界です。心は、記憶 (想念・観念・概念) の集合体です。実態は、ありません。空間を理解する心が、体験しているという夢を見ています。 

     真我 (至高なる存在) が、唯一の実在です。始めに、私が想像され、私から世界が想像されました。世界が、私の想像であると認めます。私は、真我から立ち現れました。 

     世界を見るとき、真我は、見られていません。 
     真我を觀るとき、世界は見られていません。真我が実現された状態で、想像はありません。真我は、常に幸福で平和です。 

     想念が起きたら、すぐその場で、それを消します。想念から自由になります。想念から自由になりなさい。瞑想は、真我を実現 (獲得) するためではなく、障害を取り除く (実現していないという想念を消す) ためにしています。真我と相容れない想念を取り払います。 

    Could you let it go?「手放せるかな?」「はい。または、いいえ」で答えます。 
     (あなたは、それを手放すだろうか?) 

    Whould you let it go?「手放しますか」「はい。または、いいえ」で答えます。 
     (あなたは、それを手放す必要がありますか?) 

    When?「いつ?」「いま。」で答えます。 
     「はい。または、いいえ」を決断できるのは、「今」だけです。「はい。または、いいえ」のどちらを選択しても、「今」決断することで、手放します。 

     潜在的に在る欲求は、意識の表面に一度上げて認識することで、効力 (無意識での活動) が、なくなります。 

    1. 承認欲求…愛されたい、認められたいという欲求と、嫌われたいという欲求。 
    2. 制御欲求…コントロールしたいという欲求と、コントロールされたいという欲求。 
    3. 安全欲求…安心していたい、安全でいたいという欲求と、死への欲求。 
    4. 分離欲求…離れたい、独立したいという欲求と、一体化への欲求。 

     この四つの基本的な欲求には、対になっている、対極の欲求があります。 

     承認欲求には、承認の対局の、承認されたくない欲望や、嫌われていることを確認したい欲望。「認められたくない、嫌われたいという欲求」非承認の欲求です。 

     制御欲求には、「何でも自分のやり方でやりたい」制御 (支配) したい欲求の対局の、制御されたい欲求もあります。「指示して欲しい、責任を取って欲しい」制御 (支配) されたいという欲求と非制御 (制御できないという) の欲求です。 

     安全欲求には、安全の対局の、「常に死への願望を抱く」死への欲求も含まれます。非安全 (危険に飛び込む) の欲求です。 

     分離欲求には、分離の対局の、「共同体感覚」一体化への強い希望もある。非分離 (一体化) の欲求です。 

    When we reach the realm behind the mind we operate without thoughts, intuitively, and are in harmony with the whole universe. - By Lester Levenson  

     私たちは、心の背後にある領域に到達すると、我々は直感的に、考えなしで (思考することなく) 動作し、全宇宙 (宇宙全体) と調和しています。- レスター・レヴェンソン   

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    2020-03-01 18:31:43 記述しました。
    注記:HTML を記載したテンプレートを、使用して書いた記事です。 
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