「レスター・レヴェンソンのリリーシング」- I'm trying to show you the entire way.

Lester:「私は、あなたに全ての道を案内しようとしています。」 2015-10-04-09:45JST

先に進むために-03~静かに在りなさい

2022-09-12 18:15:45 | 目次付きの記事(1~10)
先に進むために-03~静かに在りなさい 

 今回のテーマは、「静かに在りなさい」についてです。 
 瞑想・祈り・マントラを斉唱、そして、自己についての真実を学び続ける。 
 1日に、1回だけでも「今に生きる」習慣を続けてください。 

 後悔も、罪の意識も、瞑想・祈り・斉唱、によって記憶が浄化できます。

1. なぜ後悔するのか? 

 無意識 (潜在意識) の中では、過去の記憶 (失敗や後悔など) が、自動で働いています。 

注記:習慣になっている思考 (想念) を、愛で上書きします。愛で溶解します。 
 ヴァーサナー (心の傾向・心理的傾向) と、サンスカーラ (サンカーラ・行為・形成力)  
 ヴァーサナー (潜在的な印象) は、サンスカーラ (印象・反応) が積み重なってできる、心の傾向 (潜在的な傾向:潜在意識で、実行されている傾向) です。 
 例えば、好き嫌いや、その対象に対して、どのような反応をするか等。また、物事の理解の仕方の傾向や、その人がとる行動や、話し方や文章の書き方の傾向等。  

Talks with Sri Ramana Maharshi 22nd March, 1937 
 1937年3月22日の対話より 

Talk 377. 

A middle-aged Andhra visitor: A man is said to be divine. Why then does he have regrets? 
 中年のアンドラ (Andhra) の訪問者:人は、神であると言われています。なぜ彼は、後悔するのですか? 

M.: Divinity refers to the essential nature. The regrets are of Prakriti. 
M:神性とは、本質的な性質を指します。後悔は、プラクリティ (Prakriti:根元物資、自然、本質) のものです。 

注記:プルシャは、純粋意識、魂。変化しないものです。プラクリティは、根元物資、物質、物質原理。変化し続けるものです。 
 プラクリティは、プラダーナ (pradhāna:根本原質) ともいう。純質 (sattva:サットヴァ) 激質 (rajas:ラジャス) 翳質 (tamas:タマス) という、3つの構成要素から成っている。 

D.: How is one to overcome regrets? 
D:後悔を克服する方法はどうですか? 

M.: By realising the Divinity in him. 
M:彼の神性を認識 (実現) することによって。
 

D.: How? 
D:どうやって? 

M.: By practice. 
M:練習によって。 

D.: What kind of practice? 
D:どのような練習ですか? 

M.: Meditation. 
M:瞑想。
 

D.: Mind is not steady while meditating. 
D:瞑想中は、心が安定していません。 

M.: It will be all right by practice. 
M:それは練習によって大丈夫です。 

D.: How is the mind to be steadied? 
D:心はどのように安定しているのですか?(心はどのように安定していますか?) 

M.: By strengthening it. 
M:それを強化することによって。 

D.: How to strengthen it? 
D:どのように強化するのですか? 

M.: It grows strong by satsanga (the company of the wise). 
M:サットサンガ (Satsanga:純粋な集まり、真実の語り合い、真我の集い、真の実在「賢者」の集い) によって、強く成長します。
 

注記:サットサンガ:サット (サンスクリット語) は「真の実在」という意味で、サンガ (サンスクリット語) は「集い」という意味です。 
 真の実在と場を共有することで、真我が目覚めていきます。 

D.: Shall we add prayers, etc.? 
D:祈りなどを追加しましょうか? 

M.: Yes. 
M:はい。 

D.: What of the one who has no regrets? 
D:後悔のない人はどうですか? 

M.: He is an accomplished Yogi. There is no question about him. 
M:彼は、熟練したヨギです。彼については、疑いの余地がありません。  

2. バガヴァッドギータより引用 

 バガヴァッド・ギータ (Bhagavad-gītā:インドの聖典)。「主神 (Bhagavad:バガバット) の詩 (gītā:ギーター)」の意味。インドのサンスクリット語、叙事詩「マハーバーラタ」第6巻に含まれる、18章から成る詩篇です。 
 パーンダヴァ軍の王子アルジュナと、彼の導き手であり御者を務めている、クリシュナとの間に織り成される、二人の対話という形をとっている。 
 バガヴァッド・ギーターには、「プルシャ (精神原理)」と「プラクリティ (物質原理)」という言葉がでてきます。  

Talks with Sri Ramana Maharshi 27th March, 1937 
 1937年3月27日の対話より 

Talk 378. 

In a conversation with an Andhra visitor, Sri Bhagavan quoted: 
 アンドラ (Andhra) の訪問者との会話では、シュリ・バガヴァーンが (注:バガヴァッドギータから) 引用されています: 

Asamsayam mahabaho mano durnigraham chalam 
Abhyasena tu kaunteya vairagyena cha grhyate 
 — Bh. Gita, Ch. VI, 35 (注:バガヴァッドギータ第6章35節) 

Without doubt, O mighty-armed Hero, the mind is restless, hard to curb. 
Yet by constant effort, Partha, matched with detachment - curbed it is. 
 心は、落ち着きがなく、制御しがたいものであることは、疑いない。だが、勇敢なる英雄よ、絶え間ない努力 (絶え間ない修練) と、無執着によって、それは、制御できるのだ。
 

注記:Translation— Bh. Gita, Ch. VI, 35 (バガヴァッドギータ第6章35節) 
 BG 6.35: Lord Krishna said: O mighty-armed son of Kunti, what you say is correct; the mind is indeed very difficult to restrain. But by practice and detachment, it can be controlled. 
 翻訳 BG 6.35:クリシュナ (Krishna) は言った:あなたが言うことは、正しいです。心は確かに抑制するのは、非常に困難です。しかし、実践と無執着 (剥離) によって、それは制御することができます。 

To explain vairagya Sri Bhagavan again quoted: 
 離欲 (vairagya:ヴァイラーギャ) を説明するために、シュリ・バガヴァーンは、再び引用しました: 

Sankalpaprabhavan kamams tyaktva sarvan aseshatah 
Manasaivendriyagramam viniyamya samantatah 
— (Ch. VI, 24) (注:バガヴァッドギータ第6章24節) 

Having cast out without remains all longing born of thought for self, Having drawn in by mind alone his team of senses from all sides - 
 思考から生まれた、すべての欲望を捨て去り、心によって、すべての感覚の群れ (チーム) を制御しなさい -
 

注記:Translation— Bh. Gita, Ch. VI, 24 (バガヴァッドギータ第6章24節) 
 BG 6.24: Completely renouncing all desires arising from thoughts of the world, one should restrain the senses from all sides with the mind. 
 翻訳 BG 6.24:世界の思考から生じる、すべての欲求を完全に放棄し、心ですべての側面から、感覚を抑える必要があります。 

As for practice (abhyasa): 
 修練 (Abhyasa:アヴャーシャ) について: 

Sanaissanairuparamet buddhya dhritigrhitaya 
Atmasamstham manah krtva na kinchidapi chintayet 
 — (VI - 25) (注:バガヴァッドギータ第6章25節) 

By slow approaches let him come to rest, with patient, rock-poised Will; 
His mind at home in Selfhood pure, Let him create no thought at all. 
 堅固に保たれた知性によって、徐々に心を内面に引き入れ、真我の内に確立させなさい。彼の心は純粋で、彼は全く考えを作成していないようにしてみましょう (他に何も考えてはいけない)。
 

注記:Translation— Bh. Gita, Ch. VI, 25 (バガヴァッドギータ第6章25節) 
 BG 6.25: Slowly and steadily, with conviction in the intellect, the mind will become fixed in God alone, and will think of nothing else. 
 翻訳 BG 6.25:ゆっくりと着実に、知性に確信を持って (知性では確信して)、心は、神だけに固定されるようになると、他に何も考えられません。 

Again for jnana: 
 再び、ジニャーナ (Jnana:叡智) について: 

Yato yato nischarati manas chanchalam asthiram 
Tatastato niyamyaitad atmanyeva vasam nayet 
 — (VI - 26) (注:バガヴァッドギータ第6章26節) 

Though over and over the fickle mind, all restlessness, a-wandering goes, Still over and over let his regain control, and poise it back in Self. 
 いつであれ、心が揺れ動くとき、そこから、心を引き戻し、それを制御して、そしてそれを、自己の支配下に戻すことをしましょう。
 

注記:Translation— Bh. Gita, Ch. VI, 26 (バガヴァッドギータ第6章26節) 
 BG 6.26: Whenever and wherever the restless and unsteady mind wanders, one should bring it back and continually focus it on God. 
 翻訳 BG 6.26:落ち着きのない、不安定な心がさまようたびに、それを取り戻し、継続的に神に集中する必要があります。  

3. 参考サイト:沈黙とは? 

 私の内面に、「真我実現」をしていない、という思い (考え・想念) を見ているものがいます。それを、探します。「それは、誰か?」 

 すでに、「真我実現」している事実を受け入れます。 
 受け入れられないのは、信じていないからです。 

ラマナ・マハルシの話では、 
 「私は、身体です」を信じていると、「真我実現」は無理です。 
 「私は、スピリット (魂) です」を信じていると、「真我実現」はできます。 

 「ヴィヴェーカーナンダ (Swami Vivekananda) の中 (内面) に、ラーマクリシュナ (Ramakrishna Paramahamsa) がいたから、『真我実現』できた」と話しています。  

Make your behavior that which a Master would do. 
 「マスター [グル] のようにあなたの行動 (振る舞い) をしなさい」
 
       レスター・レヴェンソンの言葉 

注記:真のグル・サットグルとは? 
 佐保田博士による定義になります。 
 「立派に悟りを開いたひと、つまり、万有の自我である大霊との合一を実現したひと。これが、真の意味でのグルであって、これを、サットグルという。」  

サットグルの例です。 

「サイ」はイスラム教でいう「聖者」にあたり、 
「ババ」はヒンドゥ教の「父親」という意味です。 

 シルディ・サイババは、 
イスラム教とヒンズー教の聖者として崇められています。 


  シルディ・サイ・ババ

Shirdi Sai Baba, 生年不詳 - 1918年 10月15日 
 シルディのサイババの言葉。 

 「私がここにいて、あなたが、七つの海の向こうにいても、あなたが、なにをしていようと、私には、たちどころにわかる。 
 あなたが、どこへ行こうと、私はいつも、あなたといっしょにいる。 
 私は、あなたの真情 (ハート) のなかに住んでいる。私は、あなたのなかにいる。 

 いつも私に、あいさつしなさい。あなたの真情 (ハート) のなかにいる私に。 (注:マントラ:Om Sai Ram:オーム サイ ラーム) 

 私は、どんな生き物の真情 (ハート) のなかにも、住んでいることを知りなさい 
 ―あなたの自宅や、玄関や、途中の道であっても。虫、蟻、魚や鳥、動物、犬や豚であっても。このすべてのもののなかに、私はつねに住んでいる。そして私は、あらゆるもののなかに満ちている。 

 自分自身を、私から分離したものと、みなさないことだ。私たちは、ひとつだ。この真理を会得する人は、祝福される。」 

注記:私は、全体から分離・分断された個人だ。という、信念をなくします。 
 分離の欲求をなくします。私という個人は、ミクロである素粒子の段階まで戻ると、宇宙を構成している一部です。粒子であり、波動であり、光であり、情報です。  

オーム・ナマ・シヴァーヤについて 
 ムクターナンダは、こう述べています。 

 「このマントラに潜在する力は、偉大な神秘です。わたしたちが、ナマ・シヴァーヤの5音節を唱えるとき、肉体を構成する五元素が浄化されます。 

 それぞれの音節は、それぞれの要素に対応します。 
 ナの音節は、地の要素に、マの音節は、水の要素に、シの音節は、火の要素に、ヴァの音節は、風の要素に、そして、ヤの音節は、空 (エーテル) の要素に対応します。 
 それぞれの音節は、対応した要素を浄めます。 

 肉体や心が、完全に清らかでないとき、わたしたちが、霊的修行から得る恩恵は、限られたものになります。それゆえ、心身を浄めるために、オーム・ナマ・シヴァーヤを唱えます。」 

 マントラを唱える方法について、パラマハンサ・ムクターナンダは、「静かに (マーナシカ-:心の中で唱える)、話すのと同じ速さで唱えるのが理想である。」と言っています。 

 パラマハンサ・ムクターナンダは、「このマントラは、規則、規制にしばられない。」と言っています。 
 「オーム・ナマ・シヴァーヤには、いかなる制限もなく、老いも若きも富める者も、貧しき者も唱えることができる。 
 たとえその人が、どのような状況にあろうと、オーム・ナマ・シヴァーヤは、それを唱える者を清める。」 

注記:マントラは、取り巻く環境の全てに、浸透します。  

注記:Om Sai Ram (オーム サイ ラーム) について 

 Om (オーム・アウム) 通常は、オームと発音されますが、正しくは、アウムです。ありのまま、過去・現在・未来を意味します。ヨガや瞑想でも使用されることが多く、一般的に知られているマントラと言えます。 
 A (ア) U (ウ) M (ン) 「ア」は、起きている状態。「ウ」は、夢を見ている状態。「ン」は、深く眠っている状態を、表しているとされています。 
 これらの音は、宇宙の始まりや、宇宙全体を象徴する聖音です。 
 オーム (Om):AUM の意味は、「A:創造」、「U:維持」、「M:破壊」を意味する、サンスクリット語です。3文字で「無常」を意味する。 
 サイラム:SAIRAM の意味は、「SA:神聖」、「AI:創造主・母」、「RAM:歓喜・祝福・愛・神」を意味する。 

シルディーのサイババが、弟子に教えたマントラ。 
 オーム・サイ、スリ・サイ、ジェヤ・ジェヤ・サイ 
 (Om Sai Sri Sai Jai Jai Sai) 

Om Sai Ram Mantra Summary 

OM SAI RAM is an ideal mantra for all Sai devotees because it contains these three 
a) Universal Bijakshar (OM) 
b) The Name of the Diety (SAI) 
c) The Tarak Mantra of RAM well known for its efficacy (RAM) 
The Mantra also equates SAI to RAM that is to say the Sai of Shirdi is none but Shri Rama of Ayodhya come again. 

OM Sai Ram Mantra の要約 

 Om Sai Ram (オーム サイ ラーム) は、これらの3つが含まれているため、すべてのサイの信者にとって、理想的なマントラです。 
 a) (OM) 普遍的胞子 (Bijakshar:バイジャクシャール、香料) 
 b) (SAI) 神 (Deity:Diety:ディエイティ) の名前 
 c) (RAM) その有効性でよく知られているラムの Tarak Mantra (タラックマントラ) 
 マントラは、また、サイ (SAI) をラム (RAM) と同一視しています。つまり、シルディのサイは、アヨディヤのシュリ・ラマ (Shri Rama of Ayodhya) が、再び来ると言っています。 

 アヨーディヤーの名は「難攻不落の都城」を意味し、古代コーサラ国の初期の首都とされ、叙事詩『ラーマーヤナ』の主人公ラーマ王子の故郷としても知られる。 

Shri Ram was born to King Dashrath and Kaushalya on the Navami Tithi, Shukla Paksha in Chaitra month in Ayodhya. 
His birth anniversary is celebrated as Ram Navami. He was the eighth incarnation of Lord Vishnu. 

 シュリ・ラムは、アヨディヤのチャイトラ月に、シュクラ・パクシャであるナバミ・ティティで、ダシュラート王とカウシャリヤに生まれました。 
 彼の誕生記念日は、ラム・ナバミとして祝われます。彼は、ヴィシュヌ神の、8番目の化身でした。 

RAMA MEETS SITA Rama’s first adventure occurred when the sage Visvamitra asked for help in fighting a demon or raksasa. 
Rama and Laksmana, leaving their childhood home at Ayodhya capital of the northern kingdom of Koshala, followed Visvamitra to his home and there killed Taraka, a terrible female demon. 
 ラーマは、賢者のヴィスヴァミトラが、悪魔やラクササとの戦いに助けを求めたときに、シータ・ラーマの最初の冒険に出会った。 
 ラーマとラクサマナは、コシャラ北部の王国のアヨダヤの首都に、幼少期の家を出て、ヴィスヴァミトラの後に彼の家に続き、そこで、恐ろしい女性の悪魔であるタラカを殺しました。 
In gratitude Rama was given divine weapons, and he set off for more adventures, ending up in Mithila. 
There Janaka the king of Videha hosted our hero, and he met the king’s beautiful daughter Sita (also called Janaki or Maithili). 
 感謝の気持ちで、ラーマは、神の武器を与えられ、彼は、より多くの冒険のために出発し、ミチラに行き着きました。 
 そこで、Videhaの王であるJanakaが、私たちのヒーローをホストし、彼は、王の美しい娘のシタ(JanakiまたはMaithiliとも呼ばれます)に会いました。 
The king had promised the princess in marriage to anyone who could manage to bend a huge bow which had once been the weapon of the great god Shiva. 
Rama, with his divine strength, did more than just bend the bow but broke it in half and so won the hand of Sita, his first and most revered wife. 
 王は、かつて偉大な神シヴァの武器であった、巨大な弓を曲げることができた人と結婚するとして王女に約束していました。 
 ラーマは、彼の神の力で、弓を曲げるだけではありませんでしたが、半分にそれを壊し、彼の最初で最も尊敬された妻である、シータの手を獲得しました。  

note 
2022-09-11 22:51:54〜2022-09-12 18:05:50 記述しました。
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