drawing may2009
旅先から、時々ではあるけれどハガキを出す。おそらくは旅に出てはいないであろう知人か、あるいは旅で知り合った人などに。旅の途上で、その旅で訪れた土産物屋に出すこともある。概して、怠けがちなのだが、そもそも強制されない気ままさが良いのだ。私は建築の設計が本業だが、上のdrawingは建築とは直接は関係がない。建築のためのdrawingとは違うのだが、描きたいから描いている。私が描いたものだ。単純に絵、である。気が向くと知人に送ったりするのだが、今回、旅先から送ったら宛先に行き当たらない、とのことで送り返されてきた。送った先は以前、事務所で働いてくれていた伊勢原市に住む若者である、というより以前は若者であった、私ともども。歳月はいつの間にか流れているのである。引っ越したのか、はたまた、何処かで倒れて病院にでもいるのか・・・。あるいは、たぶん、元気一杯なのだろう。よくあることだ。
このdrawingは旅先で描いたものではなく、あらかじめ描いて用意して行ったものである。このような絵は旅先ではなかなか描けないもので、用意して持って行って、言ってみれば、旅先で絵ハガキでも買ってその場で送る、といった感覚に近いものだった。7月の初め、丁度梅雨の頃の旅で、青森の下北半島、恐山への旅の時の話である。他、数名に送った。
旅先からの絵ハガキやメールなど、貰うと嬉しいものだ。特に、その地のリアルタイムの画像や文が、送り手と重なって書かれてあったりすると感激もひとしおである。
ハガキやメールなど、送ったり受け取ったりするシチュエーションは様々である。