自宅近くで oct2018
新宿 oct2018
特筆すべきことのあまりない日常にあって最近気が付いたことといえば、カラスが柿をくわえて飛んで行っているのを見たことぐらいか・・・。昨日、外出した際に偶然見かけた。直径4,5センチくらいの柿をくわえてその柿の木からどこかへ飛んで行くところだった。カラスというのは柿を取って食べるものなんだ、と思った。そんなことは思いもしなかった・・・。ならば、カラスにとっては今、収穫満開の時季と言っていい。家の近くは柿が今、いたるところで成っている。何か取られるのを防ぐ策でもしているのかと思って見てみるけれど、その家の人は特には気にしてはいないようだ。豊富に成っているからカラスが取る分くらいはそういうものという感覚なのかもしれない。あるいは竹の棒などで追っ払っているのかもしれない・・・。柿は自宅庭には珍しくも今年は数個が成った。小さな鳥につつかれるので、早くも取り込んで今、食べているところだ。何とのんびりした時間か・・・。
先週末に新宿へ行った。昼間である。久々に歓楽街の歌舞伎町から北の辺りを歩いた。以前噴水のあった広場は今は平坦な広場となり上からはゴジラが見下ろしている。多くの建物が変わった中、昔行ったことのあるライブハウスのある建物は今、リニューアル中の様子だった。あまりにも変わり過ぎるので、そういう形で残そうということなのかもしれない。いろいろな選択肢の中でそうなったのだろう。
夕暮れ迫る頃、近くのパブに入った。街路に対してオープンなスタイルの店で、歩いていて何となく入ってしまった。好きなタイプの店だった。場所が場所なだけに夜はお客は多いとのことだった。頼んだオンザロックのバーボンが来て、さて飲もうとコップに手をかけたときに、その手の甲に虫がとまったのだ。ハエだった。ハエだ!へえ~!と思った。最近ほとんど見たことがなかったからだ。以前はもっといたと思う。あんまり多くいてもらっても困るのだが、全く見られないというのも変な感じだ。街の浄化が進み、ハエの居場所が少なくなっているのかもしれない。ハエか、と思いつつコップを持ち上げるとヤツはどこかへ飛んで行ってしまった。
思いついたところで言うと、スズメも気付かぬうちに、見かけなくなった。田んぼに稲が成って首をもたげている時季なのに、いないのだ。何か変だなと思っていたら、隣の駅の駅前の一本の木にわんさかと群がっているのを見て仰天したこともある。その木にだけ、なのである。だから他は静かで、その木だけから無数の鳴き声が魔弾なく、下を通り過ぎて行く人々に降り注ぎ、まるで木がわやわやと道行く人々に喋りまくっているように聴こえるのだった。
伊勢丹府中店 来年の9月末の閉店が予定されているそうだ。
10月の初めに友人が府中のjazzフェスで演奏するというので聴きに行った。その時のフォト。
府中駅近く、伊勢丹前のペデストリアンデッキで。朝の11時。10月にしては暑い。
演奏のブース。まだ人はあまりいなくて、リハーサル中。
リハーサル風景 軽く音を出していた。
こちらは邪魔せぬよう遠目から。デッキの向かいにスターバックス・カフェがあるのを見つけ、
そこでコーヒーをテイクアウトし、その辺のベンチに腰かけて飲んでいた。穏やかな日曜日の朝の空気。
駅前界隈の何か所かに分かれて、ブースが配置されていた。
ブースごとにまた違った色合いの曲が演奏されていた。
友人のグループは11時からのトップバッターで、40分ほどの演奏で終わった。
聴き終えて少し話をし、分かれて伊勢丹の地下へ行った。
地下の食品売り場で、じゃこ天その他、少しだけ食料を仕入れ、電車に乗って帰った。
左手、ピンクの人が主人公だと思った。やはり他とは少しだけ違って見えた。
7月のことだから、もうかれこれ3か月も前の話になる。南アルプスの山旅から帰って来て、若干の体の疲労を取るためと、
調整のために、散策を兼ねてウォーキングをしていた。日課のようなものだ。
都心から少し外れた郊外とはいえ、自宅近くの辺りは住宅が密集して立ち並んでいることが多い。
その中でここは、緑が多く残り、小さなせせらぎもあり、季節には蛍も見られる。
いわゆる里山ブームを具現化したような場所で、一般の多くの人々にも知られている。
この日、いつもと人の動きや雰囲気が少し違うので何かな?と思ったら、ドラマの撮影とのことだった。
詳しくは訊かなかったのだが、TBSの「中学聖日記」の撮影だということが分かった。
遠くから記念に写真などを撮った。
リハーサルなどしているようだった。
暑く、少し歩くと汗が流れるような気温だった。
リハーサルか本番かの撮影が終わり、一休みということになって田んぼの中にいた俳優たちが休憩場所へ戻って来た。
こちらに近づいて来るので顔がよく見えた。どうやらピンク色の服を着た人が主人公のようだった。
あまり目立たない普通の感じの女優だった。
後で、新聞、テレビなどを見ていて、それが女優の有村架純だということを知った。
それでもそれが名の知られた人だとは知らず、新しく抜擢された新人くらいに思っていた。見たことがなかったからだ。
撮影は思ったより短時間で終わった。専門家は手際良く撮るものなのかもしれない。
翌日もまた、ウォーク&ランに出た。田んぼの撮影に使った場所は少しだけ、稲が刈られていた。
けれどその他はまたいつもと変わらぬそこの風景が広がっていた。
コーヒーを買って来た。近くの新百合ヶ丘という駅まで歩く。往復で1時間くらいで運動には丁度良い。疲れているときは電車か車で。
コーヒーはいつもの店でいろいろな種類のものを必要な分だけ買うことにしている。主に南米系の酸味のあるものを買うことが多いのだが、タンザニアというのも何回か飲んでみて気に入っている。クラシカルな落ち着いた味がとてもいいと思っていたのだが、今日飲んでみてその感じがないことに気付いた。味が落ちている。少々ガッカリした。何度か飲み直したけれどやはりそのようだ。自然の産物なので、その年の豆の出来不出来もあるかもしれない。あるいは需要が意外と出て、豆の厳選の適用の範囲を少し広げたのかもしれない。昔は美味しい店だということで雑誌などで紹介されると途端に味が落ちたなどという話をよく耳にしたものだが、今の時代、そんなことを言ったらネットでそれこそほとんどの店が紹介されまくりで、いちいち気にしているわけにもいかない。でもとにかく以前の味は出ていないのだった。懲りずにまた別のものやら、別の店やらを探し歩いてみたいと思う。
スミノフ・・・、ロシアのウォッカ。これのことを思い出した。ずっと昔、ウォッカを飲みたいと思って店でスミノフを見つけ買って来て飲んだことがある。この時は目を見開いた。原料のジャガイモが感じられたのだ。美味しいお酒なのだな、とその時、思った。ウォッカはそれまで何度も飲んだことはあった。ただ、そういう感じに遭遇したのは初めてだった。ジャガイモをサラダにする時、すり潰すことはよくあることだ。そのすり潰したジャガイモの細かな粒粒の感じが、その時、スミノフを口に含んだ舌の上で感じられて、旨いなと思ったのだ。ジャガイモのまろみのようなものが微かにあって、何か自分にとって新しいものを発見した気分だった。
実は、これも最近スミノフを買って来て飲んだ時に感じられなくなった。何かきれいなすっきりし過ぎた感じなのだった。変だなと思った。気のせいかもしれないとも・・・。その微かなザラッとした舌の感じは微妙なものだし、舌も老化などで感覚が鈍るのかもしれない、と。不思議に思ってボトルに書いてある製造国を見たら、なんと韓国となっていた。ウォッカってロシアのものじゃなかったっけ、と思った。これも詳しいことは分からないが、少し調べてみると製造国が近年、韓国に移ったそうだ。もしかするとそういったことで、作り方が少し変わったのかもしれない。自分にとっては、あまり好ましくない方向に・・・。
そうは言っても、酒は好きな方だから、そんなことに思いを馳せつつ、グラスを傾けたことを覚えている。スミノフは僕にとっては美味い酒という特別さは無くなってしまった。
浅草びーどろ・・・
高校の友人たち数人と集まり、浅草を歩いた時のフォト。自分にとっては暫くぶりの浅草。
考えてみると、山手線の東のエリアにはあまり縁が無く、銀座などもたまにしか行かない。行く気で行かないとなかなか・・・。
この日、地方では雨模様のところが多かったのに、東京は晴れて、スカイツリーが青空に映えていた。
晴れてはいたが、上空は風が意外に強いのか、雲が塊となって流れていて、ずいぶんと動きの速い空だった。
提灯下の木彫りを覗く。立派なものだと思ったが首が痛くなるので、適当なところで写真に収めた。
ガイドブック、TVなどでこれは紹介されていたように思う。
浅草駅、雷門、境内などの至る所で外国人が見物に来て歩いている。
今や国際感覚あふれる街となった。以前は日本人がほとんどだったと思うが、
自分にとっては今の雰囲気の方が好みだ。
仏さんをないがしろには出来ないので、一応、皆で真面目にお参りし、賽銭を投げ、手を合わせた。
東京以外の地方都市ではこの日、雨のところが多かったのだが、
浅草は対象的に、不思議なくらい陰影のはっきりとした一日だった。